2022年度/3H01187001

【集中講義】臨床栄養アセスメント実習 <前期、後期>

臨床栄養アセスメント実習は、管理栄養士として必要な知識、技能全般および専門職としての意識を体得することを目的としている。病院管理栄養士・医療人としての職務内容を総合的に理解するため、病院において臨床栄養学の実習を行う。栄養アセスメント、評価・判定に基づいた栄養ケアプランの作成、実施・モニタリング・評価の総合的なマネジメントの考え方を理解し、チーム医療における連携・役割について理解する。また、栄養管理に関する診療報酬を理解し、各疾患患者の栄養教育、食品と医薬品の相互作用について習得し、献立作成、衛生管理、医療・介護制度についても理解することを目的とする。

担当教員氏名

安井 洋子

科目ナンバリング

授業形態

混合

開講キャンパス

杉本

開講区分

集中講義

配当年次

4年

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数

1

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標

臨床現場における管理栄養士として、①栄養管理に関する診療報酬について実践を通して理解できる②入院患者の栄養管理計画書（入院管理計画書）の作成ができる③糖尿病、腎臓病、脂質異常症、高血圧など様々な疾患におけるアセスメント、適切な栄養管理ができる④各疾患の献立の特徴を理解することができる⑤食品と医薬品の相互作用について理解し説明できる。

各授業回の説明

授業	授業内容	事前・事後の学習内容
第1回	管理栄養士に関する診療報酬について	事前学習：管理栄養士に関する診療報酬について予習しておく 事後学習：習得した内容、知識を整理し復習しておく。
第2回	医療施設の概要と栄養部門の役割：栄養部門の位置付け・活動内容	事前学習：実習先の概要・栄養部門の役割、活動内容について予習しておく 事後学習：実習で知り得た情報、知識について復習しておく
第3回	医療施設の概要と管理栄養士の役割：管理栄養士の位置付け・活動内容	事前学習：実習先の概要・栄養部門の役割、活動内容について予習しておく 事後学習：実習で知り得た情報、知識について復習しておく
第4回	栄養管理計画書の作成①	事前学習：栄養管理計画書作成について予習しておく 事後学習：実習で知り得た情報、知識について復習しておく
第5回	栄養管理計画書の作成②	事前学習：栄養管理計画書作成について予習しておく 事後学習：実習で知り得た情報、知識について復習しておく
第6回	栄養アセスメント（症例１）：栄養アセスメントと栄養治療法について学ぶ。	事前学習：臨床栄養学、アセスメントに関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第7回	栄養指導（症例１）：栄養食事指導（外来集団指導、個人指導）のテクニックを習得	事前学習：臨床栄養学、アセスメントに関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第8回	栄養管理記録（症例１）：栄養管理記録の作成（SOAP）	事前学習：臨床栄養学・栄養管理記録の作成（SOAP）について予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第9回	栄養アセスメント（症例２）：栄養アセスメントと栄養治療法について習得	事前学習：臨床栄養学、アセスメントに関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第10回	栄養指導（症例２）：栄養食事指導（外来集団指導、個人指導）のテクニックを習得	事前学習：臨床栄養学、アセスメントに関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第11回	栄養管理記録（症例２）：栄養管理記録の作成（SOAP）	事前学習：臨床栄養学・栄養管理記録の作成（SOAP）予習し、前回の症例１について復習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第12回	献立表の作成	事前学習：特別食の献立作成に関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第13回	献立に関係する資料作成	事前学習：特別食の献立作成に関して予習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第14回	栄養部門業務：実習施設の取り組みまとめ	事前学習：施設での取り組みをまとめておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第15回	総括、講評	事前学習：今まで習得した内容を復習しておく 事後学習：習得したことを復習しておく
第16回	発表	事前学習：第1回～14回までに習得した内容・知識についてスライドを作成し発表する。 事後学習：習得したことを復習しておく

授業内容

この授業は対面により実施する ■実際に人間ドック受診者を対象に介入する。 １回目：ガイダンス ２回目：食事聞き取り、栄養価計算、アセスメント ３回目：評価方法（疾病・投薬・食事療法・サプリメント ） ４回目：医療機器の取扱い・測定結果について ５回目：食事聞き取り・測定 ６回目：栄養価計算・アセスメント ７回目：評価表作成 ８回目：食事聞き取り・測定 ９回目：栄養価計算・アセスメント 10回目：評価表作成 11回目：食事聞き取り・測定 12回目：栄養価計算・アセスメント 13回目：評価表作成 14回目：まとめ

事前・事後学習の内容

毎回の実習で指示する

成績評価方法

実習中の取り組み・態度（90%）・実習後の報告等（10%）を評価する ・適切な挨拶、ことば使い、指示事項について、実習生として対応できる ・与えられた課題に対し期限内に提出し、形式に従って作成できる ・積極的に質問できる ・その時の状況に応じて臨機応変に対応できる ・合格のための最低基準：病院管理栄養士の業務を学ぶ実習生としての「心構え」ができ、 適切な挨拶、ことば使い、指示事項について、実習生として対応でき、与えられた課題に対し期限内に提出し、形式に従って作成できる

履修上の注意

まず、個人情報保護法のため患者情報の取り扱いには十分注意すること。施設の医療従事者、事務、業者および対象者（患者）との接遇やコミュニケーションが必要とされる。 自分の考えを述べることができ実習内容を理解するため、今まで習んだ授業内容等を復習・理解し、知識力をつけておくこと。

教科書

今まで学んだ病態栄養学・臨床栄養学の受講内容、教科書。 糖尿病食事療法のための食品交換表：日本糖尿病学会編・著 腎臓病食品交換表　第９版（最新版）　治療食の基準：医歯薬出版株式会社 日本人食事摂取基準（2020年版）（最新版）：第一出版 日本食品成分表（最新版）：医歯薬出版 追記する関係資料があればプリントし配布する。

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参考文献

各疾患のガイドライン

オフィスアワー

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教員への連絡方法（メールアドレス等）

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その他

新型コロナウイルス感染症の影響により病院実習が予定通りできない場合、日程の変更、施設先の変更、学内実習に切り替える場合もある。 実習内容は各施設により多少異なる場合もある。