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2023年度/1ACA153010 (公大) / (市大)

【月1】経済法 <前期>

企業間の活発な競争は、価格の低下、品質・サービスの向上、顧客のニーズにあった商品の開発など、様々な利益を消費者にもたらす。独占禁止法はこのような競争を維持し促進するための法律であって、カルテル、入札談合や企業結合などを規制している。本講義では、経済憲法ともいわれる独占禁止法の主要規定(3条、19条、第4章(企業結合規制))に加えて、グローバル経済に伴う国際取引における独占禁止法上の諸問題を講義形式により学ぶ。独占禁止法ないし競争政策の基本的な考え方を学ぶとともに,これらを具体的事例に応用する力を習得することがこの講義の目的である。

担当教員氏名
渕川 和彦
科目ナンバリング
ACALAW21031-J1 (公大) / JASOC2203 (市大)
授業管轄部署
法学部
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
2年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
以下の能力を身に付けることを到達目標とする。 1. 経済法が社会における企業活動において、どのように自由競争経済秩序を守っているのかという視点を持ちながら、経済法の役割及び課題について説明できること。 2. 独占禁止法の3本柱である私的独占、不当な取引制限、不公正な取引方法及び企業結合規制を中心とした基本的な経済法の知識と経済法の抱える諸問題について説明することができること。 3. 身近な経済法の問題だけでなく、グローバル経済における経済法の役割と経済法の抱えている課題について説明できること。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回経済法の基礎理論経済法の基本概念、独禁法の三本柱、企業結合規制に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第2回企業結合規制(1)企業結合規制の基本的な考え方、市場画定に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第3回企業結合規制(2)競争圧力、参入分析、事業支配力過度集中規制、銀行・保険会社の持株制限規制、独占的状態に対する規制に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第4回不当な取引制限(1)共同行為の意義、意思の連絡、相互拘束、共同遂行に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第5回不当な取引制限(2)競争の実質的制限、公共の利益、課徴金納付命令、課徴金減免制度、刑事罰に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第6回事業者団体規制事業者団体の意義、事業者団体と不当な取引制限に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第7回私的独占(1)独占規制の理論的基礎、排除型私的独占、支配型私的独占、排除措置命令に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第8回私的独占(2)独占規制の理論的基礎、排除型私的独占、支配型私的独占、排除措置命令に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第9回独占禁止法違反事件の処理手続・民事的救済制度独占禁止法違反事件の処理手続、排除措置命令・課徴金納付命令、差止請求、損害賠償に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第10回不公正な取引方法(1)取引拒絶・差別的取扱いに関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第11回不公正な取引方法(2)不当対価・不当な顧客誘引・取引の強制に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第12回不公正な取引方法(3)事業活動の不当拘束に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第13回不公正な取引方法(4)取引上の地位の不当利用・競争者の事業活動の不当妨害に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第14回不公正な取引方法(5)不公正な取引方法に対する課徴金に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第15回国際取引独禁法の域外適用・国際カルテル・並行輸入に関する教科書・百選を事前に読んだ上で諸論点について学習した上で授業に臨む。授業後に講義スライドを見て授業内容を復習し、理解度チェック課題に取り組む。
第16回期末試験
成績評価方法
到達目標の1~4の達成度で評価を行う。 単位を取得するためには、 1. 講義で取り上げた私的独占の基礎知識及び法的論点について、半分以上を説明できる。 2. 講義で取り上げた不当な取引制限の基礎知識及び法的論点について、半分以上を説明できる。 3. 講義で取り上げた不公正な取引方法の基礎知識及び法的論点について、半分以上を説明できる。 4. 講義で取り上げた企業結合規制の基礎知識及び法的論点について、半分以上を説明できる。 上記の4点を達成することが求められる。 成績評価については、毎授業行う課題(理解度チェック課題及び記述式課題)〔20%〕及び期末試験(キーワード形式+事例問題形式)〔80%〕の合計点によって評価する。
履修上の注意
なし
教科書
川濵昇、瀬領真悟、泉水文雄、和久井理子著『ベーシック経済法』(有斐閣、第5版、2020年) 金井貴嗣ほか編著『経済法判例・審決百選』(有斐閣、第2版、2017年)

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参考文献
泉水文雄『経済法入門』(有斐閣、2018)
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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Updated on 2024/2/27 6:19:11

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