大阪公立大学 授業カタログのロゴ

Project TryAngleは学生スタッフによる大学公認のシステム開発チームです。 利用者の観点からより便利になるよう、学生自身の手で新システムの開発などを行っています。

ios_share

2023年度/1AJD022001 (公大) / (市大)

【水2】建築計画総論 <後期>

建築の基本であり,アドバンスでもある住まいを対象に,近代から現代,農山漁村から都市までの時間的・社会的・地理的に多様な住居タイプの系譜と変遷,形態の特性とそれを成り立たたせている諸要素,並びに,住まいと住まい方の関係について紹介する。

担当教員氏名
徳尾野 徹
科目ナンバリング
AJDABE22001-J1 (公大) / TQPLN1201 (市大)
授業管轄部署
工学部
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
2年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
住居には様々なタイプ(型)とカタチ(形態)があることを認識し,各々の住居のカタチの成り立ち,並びに,空間と生活の対応関係を客観的に説明できるようにする。幅広い視野から住居を見る眼と,社会の変化に対応する今後の住居計画のあり方について考える力を養う。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回建築計画の概要:建築計画学の成立と歴史
第2回住居の型・分類軸:住宅のタイプ(型)分類による実態把握身近な住宅地・住宅市街地でフィールドワークする。
第3回民家に学ぶ:気候・風土・生業と住宅のカタチとの関係(中庭型・外庭型)大阪市立住まいのミュージアムや日本民家集落博物館を見学する。
第4回集落に学ぶ:集落の特性と成り立ち(集村・散村),個と全体参考文献の該当箇所を確認する。
第5回現代住宅の地域性:地域性を生かした現代住宅の考え方と計画技術参考文献の該当箇所を確認する。
第6回町家と長屋:都市型住宅の特性,町家と町並み,長屋の空間構成町家・長屋が集積する大阪・京都・奈良でフィールドワ ークする。
第7回住宅の近代化:戦前の住宅(続き間型・中廊下型・居間中心型)と住まい方参考文献の該当箇所を確認する。
第8回戦後の住宅計画:モダンリビングから現代住宅まで,生活の洋風化・家族中心化参考文献の該当箇所を確認する。
第9回家族と住まい:家族の変容(イエ制度・近代家族・現代家族)と住宅計画参考文献の該当箇所を確認する。
第10回建築家による住宅:住様式の変容や都市化のなかでの新たな住宅の提案雑誌「新建築」のバックナンバーから事例を収集・整理する。
第11回住宅地の計画:田園都市、近隣住区論、郊外住宅地の再生計画的住宅地でフィールドワークする。
第12回集合住宅の計画(1):日本における集合住宅計画の系譜(1)授業で取り上げた住宅団地等でフィールドワークする。
第13回集合住宅の計画(2):日本における集合住宅計画の系譜(2)授業で取り上げた計画的住宅団地でフィールドワークする。
第14回集合住宅の計画(3):住棟計画・配置計画・領域構成参考文献の該当箇所を確認する。
第15回空き家問題と住宅ストックの活用身近な空き家問題を探る。
成績評価方法
幅広い視野から住居を見る眼と,社会の変化に対応する今後の住居計画のあり方について考える力の修得を目指してその達成度を評価する。 授業ごとの課題レポート60%,最終レポート40%の割合で評価する。 成績評価方法は到 達目標の達成度について評価を行い、 60 点以上を合格と する
履修上の注意
事前にMoodleにアップする講義資料に関して不明点を解明するとともに,内容を理解すること。また,講義に関連して紹介する図書の熟読や出題するレポート課題に誠実に取り組むこと。講義で取り上げた住宅や住環境の典型事例や発展系について,現地の見学や関連資料の参照により,幅広く理解すること。
教科書
講義資料はMoodleにアップする。各自確認の上、受講すること。

Loading...

参考文献
「住まいを読む 現代日本住居論」(鈴木成文、建築資料研究社) 「住まい論」(本間博文他、放送大学教育振興会) 「五一C白書 私の建築計画学戦後史」(鈴木成文、住まいの図書館出版局) 「中廊下の住宅 明治大正昭和の暮らしを間取りに読む」(青木正夫他、住まいの図書館出版局) 「すまい考今学 現代日本住宅史」(西山夘三、彰国社) 「日本のすまいⅠⅡⅢ」(西山夘三、勁草書房) 「建築計画 改訂版」(長澤泰他、市谷出版社) 「日本人の住まい 生きる場のかたちとその変遷」(宮本常一、農文協) 「復刻デザイン・サーヴェイ 『建築文化』誌再録」(彰国社) 「まちに住まう 大阪都市住宅史」(平凡社) 「日本住居史」(小沢朝江他、吉川弘文館) 「個室の計画学」(黒沢隆、鹿島出版会) 「戦後モダニズム建築の極北 池辺陽試論」(難波和彦、彰国社) 「異文化の葛藤と同化 韓国における『日式住宅』」(朴勇煥、建築思潮研究所) 「消えゆくアジアの水上居住文化」(畔柳昭雄、鹿島出版会) 「集落が育てる設計図 アフリカ・インドネシアの住まい」(藤井昭、LIXIL出版) 「事例で読む現代集合住宅のデザイン」(日本建築学会住宅小委員会、彰国社) 「普通の生活 2002年ソウルスタイルその後―李さん一家の3200点」(佐藤浩司・山下里加、INAX BOOKLET)「新建築」「新建築 住宅特集」(いずれも新建築社)、「住宅建築」(建築資料研究社)などの建築専門雑誌
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2024/2/27 6:32:03

ページ上部へ戻る