2023年度/1AJH012001

【月3】電気回路1 <前期>

３年次以降の専門科目を履修する上で必須となる交流回路理論について取り扱う。主に定常状態における線形・集中定数回路の取り扱いについて講義を行う。具体的には以下の項目である。 ・複素表示法およびフェーザを用いた交流回路の解析法 ・振幅と位相，平均電力などの基礎概念 ・相互誘導を含む回路の取り扱い法 ・回路方程式の定式化 ・電気回路の重要諸定理 ・多相交流回路の取り扱い法

担当教員氏名

真田 雅之

科目ナンバリング

AJHELE22004-J1 (公大) / BEELE2409-J1 (府大)

授業管轄部署

工学部

授業形態

講義

開講キャンパス

中百舌鳥

開講区分

週間授業

配当年次

2年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数

2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標

本講義は，３年次以降の専門科目を履修する上で必須となる交流回路理論を身につけることを目的とする。 具体的には以下の各項目の達成を目標とする。 (1) 複素表示法およびフェーザを用いた交流回路の解析法の理解 (2) 振幅と位相，平均電力などの基礎概念の理解 (3) 相互誘導を含む回路の取り扱い法の理解 (4) 回路方程式の定式化の理解 (5) 電気回路の重要諸定理の理解 (6) 多相交流回路の取り扱い法の理解

各授業回の説明

授業	授業内容	事前・事後の学習内容
第1回	正弦波交流	教科書　第２章を予習
第2回	回路素子と簡単な交流回路	教科書　第３章を予習
第3回	複素表示法	教科書　第４章を予習
第4回	複素インピーダンス(1)	教科書　第５章（5.1～5.2）を予習
第5回	複素インピーダンス(2)	教科書　第５章（5.3）を予習
第6回	交流回路の電力諸量	教科書　第６章を予習
第7回	相互誘導と変成器	教科書　第７章（7.1～7.2）を予習
第8回	理想変成器	教科書　第７章（7.3）を予習
第9回	交流回路における閉路方程式と節点方程式	教科書　第８章を予習
第10回	回路の諸定理(1)	教科書　第９章（9.1～9.4）を予習
第11回	回路の諸定理(2)	教科書　第９章（9.5～9.9）を予習
第12回	多相交流(1)	教科書　第11章（11.1）を予習
第13回	多相交流(2)	教科書　第11章（11.2）を予習
第14回	多相交流(3)	教科書　第11章（11.3, 11.4）を予習
第15回	多相交流(4)	教科書　第11章（11.7, 11.8）を予習
第16回	期末試験

事前・事後学習の内容

各単元で指定された教科書の範囲について授業までに精読しておくこと。授業後は学習した内容について必ず復習すること。その他授業中に指定する課題を実施し、提出すること。

成績評価方法

授業目標（達成目標）の(1)～(6)の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには(1)～(6)のすべての項目で基本的な問題（教科書の例題レベル）が解けることが必要である（ただし，軽微な計算ミスは除く）。成績は，期末試験の成績(75%)，演習・レポート等の評価(25%)により判定する。 なお，出席回数が10回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない。ただし，「特別な事情で欠席する旨を担当教員へ届け出て，許可を得た場合」を除く。また，交通事故などの特別の理由なく遅刻した場合，および授業中に居眠り，スマートフォンの使用（通話・メール・写真撮影），指示外のレポート作成，その他授業に集中しない行為を継続して行った場合には欠席扱いにすることがある。欠席した授業については別途レポート提出を求めることがある。

履修上の注意

特になし

教科書

『基礎からの交流理論』，小郷寛（原著）・小亀英己・石亀篤司共著，電気学会（オーム社）

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参考文献

『電気回路』，木戸正夫・山田壽夫共著，朝倉書店 『電気回路（１）』，大野・西，オーム社 『電気回路を理解する』，小澤，昭晃堂

オフィスアワー

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教員への連絡方法（メールアドレス等）

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その他

(関連科目)電気数学，電気回路2