2023年度/1AJK014001
【水2】拡散分離工学1 <後期>
(公大) / 拡散分離工学I (府大)
物質の分離・精製は、原料から製品に至る生産プロセスにおいて極めて重要な操作であり、製品の品質および機能に直接関連する。分離操作は、化学工業だけでなく、環境分野、資源・エネルギー分野など、様々な分野で利用されている。 本講義では、物質の異相間拡散現象に基づく分離操作として蒸留、吸収、抽出をとりあげ、物質分離の原理、拡散分離操作の解析法および分離装置の設計法について修得させる。
- 担当教員氏名
- 岩崎 智宏
- 科目ナンバリング
- AJKPRE32011-J1 (公大) / BCPRE3710-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 物質の異相間拡散現象に基づく分離操作として蒸留、吸収、抽出をとりあげ、各操作における物質分離の原理、分離操作の解析法および分離装置(階段接触装置、微分接触装置)の設計法を身につけることを目標とする。
- 授業内容
- 第1回 講義の概要、分離の原理 第2回 気液平衡、単蒸留と分縮 第3回 精留、連続精留塔の理論段数(物質収支) 第4回 連続精留塔の理論段数(マッケーブ・シールの図解法) 第5回 段塔(階段接触装置)の設計 第6回 液々抽出平衡、抽出装置 第7回 液々抽出操作の計算 第8回 固液抽出操作の計算 第9回 中間テスト(蒸留、抽出)と復習 第10回 気液平衡(ガスの溶解度)、吸収速度(分子拡散) 第11回 吸収速度(物質移動係数) 第12回 二重境膜説と吸収速度 第13回 吸収装置 第14回 充填塔(微分接触装置)の設計 第15回 充填塔(微分接触装置)の設計 第16回 定期試験
- 事前・事後学習の内容
- 教科書ならびにハンドアウトの熟読、例題を中心とした復習、化学工学演習1の履修
- 成績評価方法
- 授業目標(達成目標)の達成度で成績評価を行う。成績を評価する手段として定期試験を用いる。成績に占める割合は、中間試験および定期試験(合計100%)とする。合格となるためには、60%以上の評価が必要である。
- 履修上の注意
- 化学工学演習1の履修
- 教科書
- 『改訂新版 化学工学通論I』疋田晴夫著,朝倉書店
- 参考文献
- 『化学工学』古崎新太郎他著,朝倉書店(2005) 『新体系化学工学 分離工学』加藤滋雄・谷垣昌敬・新田友茂共著,オーム社(1992) 『化学機械の理論と計算』亀井三郎編,産業図書(1975) 『分離精製工学入門』古崎新太郎著,学会出版センター(1989) 『分離のしくみ』武田邦彦著,共立出版(1988) 『分離 物質の分け方・分かれ方』相良鉱・渋谷博光・海野洋共著,培風館(1995)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)化学工学量論,移動速度論1・2・3,拡散分離工学2,反応工学1・2,化学工学演習1,物理化学序論,化工物理化学,化学工学熱力学
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Updated on 2024/2/27 6:29:38