2023年度/1AKC007001
【火2】気象学 <前期>
(公大) / 気象環境学 (府大)
大気圏の特徴や大気組成のあらまし,放射・熱輸送過程の気象条件形成への役割,高気圧・低気圧の特徴,大気大循環と,前半の気象学的領域では空間スケール別の気象現象を講義する。後半の気候学的領域では気候と植生,気候変動,都市気候等の実例を挙げながら説明し,人間生活や植物の生育に対する影響について講義する。
- 担当教員氏名
- 山田 宏之
- 科目ナンバリング
- AKCOES21008-J1 (公大) / CEOES2102-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 農学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 2年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 大気の中で起きるさまざまな気象現象を理解しながら大気環境の実態を把握し,大気圏と水圏・地圏・生物圏との相互影響も理解し、説明できるようになることを目標とし,大気の組成や構造,放射過程・熱輸送過程,高・低気圧や前線とその動き,異常気象,大気大循環,地球温暖化や都市温暖化など気候変化とその影響など,さまざまな時間的・空間的スケールで起きる気象現象や気候システムについて,そのメカニズムを習得する。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標の達成度で成績評価を行う。C(合格)となるためには、専門用語を理解し、その意味を正確に使えるようになっていることが最低限必要である。 複数回のレポートの合計点を100点満点に換算した点数で成績を評価する。
- 履修上の注意
- 前回の授業内容の復習の他,各授業で指示する文献,配布するプリントを事前に読んでおくこと。 本授業の内容は、授業担当者の実務経験を活用したものである。
- 教科書
- プリントを配付する。
- 参考文献
- やさしい気候学,仁科淳司著,古今書院,2003年,2592円 作物の生育と環境,西尾道徳他、著,農山漁村文化協会,2000年,1714円 一般気象学 第2版補訂版,小倉義光著,東京大学出版会,2016年、2800円
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 1.地球大気の構造と特徴 | 対流圏、成層圏について調べておくこと。 |
第2回 | 2.放射収支と熱収支(1) | 日射、長波放射、熱収支という言葉の意味を調べておくこと。 |
第3回 | 3.放射収支と熱収支(2)・大気の水平の動き(1) | 地表面の熱収支式について調べておくこと。 |
第4回 | 4.大気の水平の動き(2) | 風向風速の表示方法について調べておくこと。 |
第5回 | 5.大気の動きの特徴(1):大気大循環 | 偏西風、貿易風について調べておくこと。 |
第6回 | 6.大気の動きの特徴(2):温帯低気圧と高気圧 | 温帯低気圧と熱帯低気圧の違いについて調べておくこと。 |
第7回 | 7.大気の鉛直方向の動き(1):温位と乾燥断熱減率 | 空気の物理性および断熱膨張の特性について調べておくこと。 |
第8回 | 8.大気の鉛直方向の動き(2):大気の安定度 | 第7回授業の内容を復習しておくこと。 |
第9回 | 9.気候と植物(1):気候区分 | ケッペンの気候区分について調べておくこと。 |
第10回 | 10.気候と植物(2):植物分布 | 熱帯雨林の植物の特徴について調べておくこと。 |
第11回 | 11.気候と植物(3):植物の生育と気候環境 | 植物の耐寒性について調べておくこと。 |
第12回 | 12.気候変動論(1):太陽放射と地表面熱収支 | 地表面熱収支式について復習しておくこと。 |
第13回 | 13.気候変動論(2):氷期と間氷期 | 氷河期についての基礎的な情報を取集しておくこと。 |
第14回 | 14.都市気候 | ヒートアイランド現象についての基礎的事項を調べておくこと。 |
第15回 | 15.まとめ | 1~14回までの配布資料を復習しておくこと。 |
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Updated on 2024/2/27 6:23:32