2023年度/1AKC011001 (公大) / (府大)
【月1】動物形態分類学 <後期>
緑地生態系を構成する生物について理解し、絶滅危惧種や外来種問題について知るためには、そこに生息する生物を正確に同定する能力が必要である。本講義では、昆虫などの無脊椎動物から、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほ乳類といった脊椎動物に至る各動物群について主な種の形態的特徴について説明し、同定法を学ぶ。
- 担当教員氏名
- 平井 規央
- 科目ナンバリング
- AKCBIO21012-J1 (公大) / CEBIO2106-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 農学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 都市圏や自然地域における緑地環境にはさまざまな生物が多様な生態系を形成しており、人間が健全な生活をする上でもそのような生物多様性を保全することは重要である。この講義では、生物多様性とは何か、どのようにして成立したかを理解するとともに、多面的なものの見方を学ぶ。また、緑地で見られる一般的な動物、昆虫を同定する能力を身に付けるために以下の1~15に従って学ぶ。これらにより、脊椎動物、無脊椎動物の広い範囲の動物について、基本的な調査法について理解し、緑地で見られる動物種の分類・同定ができる知識を身に付けることを達成目標とする。 1.授業概要の説明。動物形態分類学の概要。生物多様性についての概説 2.ほ乳類の調査法 3.ほ乳類の形態と分類 4.鳥類の調査法 5.鳥類の形態と分類 6.両生・爬虫類の調査法 7.両生・爬虫類の形態・分類 8.魚類の調査法 9.魚類の形態と分類 10.昆虫の調査法 11.昆虫の形態と分類(1) 12.昆虫の形態と分類(2) 13.その他無脊椎動物の調査法 14.その他無脊椎動物の形態と分類 15.動物の生物多様性と保全生物学
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標(達成)度で成績評価を行う。 C(合格)となるためには1~15の全て項目で基本的な問題が解けることが必要。授業の各回に課題提出がある。課題合計50点、期末試験50点、合計100点満点で成績評価を行う。
- 履修上の注意
- ・注意事項 授業中に提示する重要項目の確認、復習して理解を深めること。また、形態や種の多様性について、図鑑等を用いて調べることを心掛けること。 ・関連する科目(予め履修すべき科目を含む。) 動物昆虫管理学、里地里山管理学実習
- 教科書
- プリントを配付
- 参考文献
- 脊椎動物の多様性と系統、岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2006年、5,500円 節足動物の多様性と系統、岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2008年、6,300円 無脊椎動物の多様性と系統、岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2000年、5,100円 教養のための昆虫学.平嶋義宏・広渡俊哉編著、2017年
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 授業概要の説明。動物形態分類学の概要。生物多様性についての概説 | 動物全般の分類や種数について、予習しておくこと。 |
第2回 | ほ乳類の調査法 | 哺乳類の足跡、フン、鳴き声などについて、例を調べておくこと。 |
第3回 | ほ乳類の形態と分類 | 世界と日本の哺乳類の種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第4回 | 鳥類の調査法 | 鳥類の鳴き声、飛翔中の猛禽類の形態などについて、例を調べておくこと。 |
第5回 | 鳥類の形態と分類 | 世界と日本の鳥類の種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第6回 | 両生・爬虫類の調査法 | カエル類の鳴き声、オタマジャクシの形態などについて、例を調べておくこと。 |
第7回 | 両生・爬虫類の形態・分類 | 世界と日本の両生・爬虫類の種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第8回 | 魚類の調査法 | 環境DNAを用いた魚類調査について、利用例を調べておくこと。 |
第9回 | 魚類の形態と分類 | 世界と日本の魚類の種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第10回 | 昆虫の調査法 | チョウ類、トンボ類、ホタル類、水生昆虫について、どのような調査法があるか調べておくこと。 |
第11回 | 昆虫の形態と分類(1) | 世界と日本の昆虫類の種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第12回 | 昆虫の形態と分類(2) | 世界の昆虫の「目(もく)」について、それぞれの形態と含まれる種の例を調べておくこと。 |
第13回 | その他無脊椎動物の調査法 | 土壌動物、プランクトンなどの調査法の例を調べておくこと。 |
第14回 | その他無脊椎動物の形態と分類 | 無脊椎動物の各グループの種数、主な科や種について、例を調べておくこと。 |
第15回 | 動物の生物多様性と保全生物学 | レッドデータブックや、侵略的外来生物について調べておくこと。 |
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Updated on 2024/2/27 6:16:23