2023年度/1BAA173001 (公大) / (府大)
【木2】投影法特論 <前期>
阪大法によるロールシャッハ・テストのスコアリングと解釈について講義を行う。また参考として片口法のスコアリングについても補足する。実際にロールシャッハ・テストの被検者になることで、投影法における侵襲性について考え、倫理的配慮の重要性を学ぶ。授業の中で、学生同士のスコアリングおよび解釈のディスカッションを行うことで、相互学習を促進する。ロールシャッハ・テストの解釈を通して、心理臨床領域におけるアセスメントについての理解を深める。
- 担当教員氏名
- 片畑 真由美
- 科目ナンバリング
- BAASPE69016-J1 (公大) / HSSPE6716-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学研究科
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 科目分類
- 臨床心理学分野専門科目
- 配当年次
- 1年 (公大) / 1年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1. ロールシャッハ・テストを実際に体験した上で、実施法とスコアリングの基本を身に付ける。 2. スコアリングの結果から解釈を行い、病態水準のアセスメントができるようになることを目標とする。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 第1回:これまでの心理検査について学んだことをまとめておくこと。 第2回~第15回:各回に取り上げる内容について、事前に教科書や参考書等を読み、内容を整理しておくこと。また指定する練習問題については、スコアリングを予め各自で行い、授業内でディスカッションできるように準備しておくこと。
- 成績評価方法
- 1. ロールシャッハ・テストの実施法とスコアリングの基本を身に付けているか、2. スコアリングの結果から解釈を行い病態水準のアセスメントができるか、の2点の修得度から評価を行う。成績評価は、授業への出席および積極的参加度(50%)、レポート等の課題(50%)から行う。
- 履修上の注意
- (関連科目)臨床心理査定演習A(心理的アセスメントに関する理論と実践)、臨床心理査定演習B (備考)臨床心理分野以外の者は受講不可。
- 教科書
- 辻悟・福永知子(1999)『ロールシャッハ・スコアリング―阪大法マニュアル』金子書房
- 参考文献
- ・辻悟(1997)『ロールシャッハ検査法―形式・構造解析に基づく解釈の理論と実際』金子書房 ・加藤志ほ子・吉村聡(2016)『ロールシャッハテストの所見の書き方―臨床の要請にこたえるために』 岩崎学術出版社
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業目的の説明とロールシャッハ・テストの概説 |
第2回 | ロールシャッハ・テストの被検者体験 |
第3回 | 反応領域のスコアリング |
第4回 | 反応決定因のスコアリング① |
第5回 | 反応決定因のスコアリング② |
第6回 | 反応内容のスコアリング |
第7回 | 形態水準のスコアリング |
第8回 | ロールシャッハ・テストの検査者体験 |
第9回 | 反応領域の意味づけ① |
第10回 | 反応領域の意味づけ② |
第11回 | 反応決定因の意味づけ① |
第12回 | 反応決定因の意味づけ② |
第13回 | 形態水準・反応内容の解釈 |
第14回 | 解釈の統合① |
第15回 | 解釈の統合② |
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Updated on 2024/2/27 6:35:22