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2023年度/1BBDB03010 (公大) / (市大)

【火2】表象文化構造論研究 <前期>

今年度も昨年度に引き続き「動画」としてのアニメーション研究の方法論を議論していきます。 日本のアニメーション(アニメ)を研究するトーマス・ラマールは、2009年の著書『アニメマシーン』の序論において、現在のアニメ研究はアニメーションが「動画」からなることを看過していると指摘しました。物語の解釈や主題をめぐる哲学的思弁、日本社会論・日本文化論的な議論に傾倒するあまり、アニメーション表現のもっとも基本的な特徴とそれに由来する表現上の諸問題への原理的考察が抜け落ちているという指摘でした。 その指摘から10年以上の時間がたち、いまではアニメーション表現論の試みが盛んになされるようになってきています。またこれまでアニメーションを周縁的な表現として扱ってきた「実写」映画の研究者たちも、アニメーションと実写表現を統一的に捉え分析し得る視点や方法論を盛んに探究し始めています。 今年度の授業では、動画としてのアニメーション表現の方法論を探究する手がかりになる基本文献を読んでいきますが、映像表現のデジタル化の進行によって実写とアニメーションの境界が不分明なものとなっていることをふまえ、(1)アニメーション表現についての文献、(2)デジタル化以後の「実写」映画についての文献、(3)動画表現一般についての文献という3種類の文献を交互に読み進めます。また研究論文だけでなく、実作者のインタビューやエッセイ・対談なども扱う予定です。 さらに実写表現とアニメーション表現を統一的な視点から考察することと目指すアプローチが不用意に実写表現あるいはアニメーション表現の分析が立脚する概念的カテゴリーを一般化する傾向があることをふまえ、アニメーション表現を分析するさいに用いられてきた概念装置と実写表現を考察する際に用いられてきた概念装置の違いにも注意を向けていきます。 他専攻・他専修の院生の受講を歓迎します。

担当教員氏名
海老根 剛
科目ナンバリング
BBDREP62003-J1 (公大) / LEART2507 (市大)
授業管轄部署
文学研究科
授業形態
演習
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
1年 (公大) / 1年 (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
動画としてのアニメーションを研究する方法論と基礎概念を学び、作品の考察に活用できるようになることを目指す。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回イントロダクション
第2回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第3回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第4回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第5回作品鑑賞
第6回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第7回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第8回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第9回作品鑑賞
第10回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第11回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第12回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第13回作品鑑賞
第14回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
第15回文献購読課題テクストを読んで内容をまとめる。
成績評価方法
到達目標の達成度について評価を行う。 発表(30%)とレポート(70%)で評価する。ただし割合は変化することがある。 授業内容をふまえて映像表現の考察を行えることが単位取得の条件である。
履修上の注意
各自の研究関心に引きつけて文献を読み、みずからの研究に役立ててください。
教科書
適宜、文献を配布する。

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参考文献
適宜、文献を配布する。
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2024/2/27 6:26:37

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