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2023年度/1BEAA44100 (公大)

【水2】証券分析論研究演習1 <前期、後期>

コーポレートファイナンス理論に関する実証的研究を専門分野とする。中心となるテーマはCAPMでは説明できない企業価値に与えるファクターに関する課題となる。具体的な例として、企業の利益配分と企業価値、ガバナンスと企業価値、資本構成と企業価値、企業の株主構成と企業価値、株主と経営者とのコンフリクト、エイジェンシー理論、所有権理論、取引コスト理論など組織の経済学理論群と企業価値との関係等が考えられる。これらの分野を大きく逸脱しない限り受講生各自が持ち込む問題意識によって研究テーマには融通を利かせる予定であるが、コーポレート・ファイナンス理論に依拠した仮説を構築し、実証的に検証するという研究スタイルを原則として採用している。

担当教員氏名
宮川 壽夫
科目ナンバリング
BEAACC65013-J2 (公大)
授業管轄部署
経営学研究科
授業形態
演習
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
科目分類
分野専門演習科目
配当年次
1年 (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
4単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
学会発表を行う水準に達することを目標とする。すなわちコーポレート・ファイナンス理論に依拠した仮説を構築し、実証的に検証するという研究スタイルを確立するとともに、研究をデリバリーするためのプレゼンテーション能力を養成することが可能になる。
授業内容
(1)本講義を進める上でのガイダンスと役割分担(第1回) (2)各自の研究概要発表(人数に応じて3回分) (3)コーポレートファイナンス理論の全容について(3回分) (4)指定参考文献の輪読(12回分) ・レポーター、コメンテーター共に受講生が行う。 ・レポーターは自らの報告文献のうち、特に議論したい箇所について事前に他の受講生に伝え、自らが持ちえた問題意識に従った論点を中心にレジュメを作成して発表する。 ・コメンテーターはレポーターからの発表を踏まえつつ、自らの問題意識に従って討論を運営する。 (5)各自の研究に関する個別指導(12回分) ・各自の研究を進める上での個別指導が主体となる。 ・ただし、論文構成の手法および仮説設定の手法、仮説検証の手法については指示した文献から全員で討議する。
事前・事後学習の内容
・参考文献の輪読については、レポーターがレジュメの準備を行い、コメンテーター含めて他のメンバーは事前に参考文献を予習して、問題意識を持っておく。 ・事後に全員が参考文献メモを作成する。参考文献メモの内容と作成方法については講義内で指示する。 ・後半12回については個別に指示を行う。
成績評価方法
(1)到達目標の達成度について評価を行う。 (2)具体的な評価方法として、レポーター、コメンテーターとしての貢献度30%、期末レポート70%を原則とするが、進捗状況によって判断する。 (3)合格のための最低基準は、自らの専門研究に関する発表内容が指示した通り一定の流れになっていること。また到達目標に達した期末レポートを提出すること。
履修上の注意
受講生各自が持ち込む問題意識はファイナンス理論のフレームワークから実証的に解明されるよう具体的な研究テーマとして昇華させることが求められる。したがって、基本的なファイナンス理論の知識と計量経済学の知識が必須となる(参考文献の事前読み込みなど)。履修希望者は必ず担当教員に事前に相談すること。
教科書
特になし。各自が選んだ、もしくは教員が指示した先行研究の論文が教材となる。

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参考文献
各自が選んだ、もしくは教員が指示した先行研究の論文が教材となるが、以下の文献は読み込みが必須となる。 『コーポレートファイナンス』ブリリー・マイヤーズ・アレン(日経BP) 『企業価値の神秘~コーポレートファイナンス理論の思考回路』宮川壽夫(中央経済社) 『新解釈コーポレートファイナンス理論~「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?』宮川壽夫(ダイヤモンド社)
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
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Updated on 2024/2/27 6:32:18

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