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2023年度/1BJB022001 (公大) / (市大)

【火1】結晶強度塑性論 (杉本) <前期>

金属材料の塑性変形は,転位に代表される格子欠陥の運動が関与している.金属材料の強化法のひとつであるひずみ硬化を考えていくためには,塑性変形と格子欠陥の運動との関係,格子欠陥の分布の発達,格子欠陥どうしの相互作用などをまず理解する必要がある.本講義では,主にfcc金属を対象として,すべり変形の基礎,単結晶材料の応力-ひずみ曲線,転位組織の発達,ひずみ硬化と転位組織との関係を学習する.

担当教員氏名
兼子 佳久
科目ナンバリング
BJBMAE62018-J1 (公大) / TAMDL5535 (市大)
授業管轄部署
工学研究科
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
科目分類
専門科目
配当年次
1年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
(1)金属結晶の塑性変形の原因を説明できる. (2)金属結晶の応力-ひずみ線図を説明できる. (3)塑性変形により形成される組織とその分類を説明できる. (4)ひずみ硬化が発現する微視的機構を説明できる. (5)英文をスライドにまとめて,分かりやすいプレゼンテーションができるようになる.
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回概説学部で学習した金属材料に関する知識を復習しておく.
第2回fcc金属のすべり系グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第3回単結晶の応力-ひずみ線図グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第4回塑性変形の分布グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第5回低ひずみ領域での転位構造グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第6回高ひずみ領域での転位構造グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第7回転位間の短範囲相互作用グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第8回転位間の長範囲相互作用グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第9回StageⅠひずみ硬化の特徴グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第10回StageⅠひずみ硬化のモデルグループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第11回StageⅡひずみ硬化グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第12回StageⅢひずみ硬化グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第13回セル壁およびセル内部のひずみ硬化グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第14回bcc金属のすべり系グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
第15回bcc金属のひずみ硬化グループごとに発表内容を検討し,スライドを作成する.
成績評価方法
到達目標の達成度について評価を行います。プレゼンテーション内容50%と提出されたスライド50%の割合で評価し,60点以上の評価点を得た者に単位を認定します。
履修上の注意
英文をスライドにまとめたものを授業で発表してもらうので,Power Pointが利用可能なパソコンが必要となる.ただし,授業におけるプレゼンテーション用には教員がノートパソコンを準備するので,スライドをUSBメモリーに入れて持参してもらう。
教科書
資料を配付する.

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参考文献
金属物理学序論(幸田成康,コロナ社),基礎から学ぶ構造金属材料(丸山公一ら,内田老鶴圃),材料の科学と工学[1]材料の微細構造(W.D.キャリスター,倍風館)
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2024/2/27 6:27:01

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