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2023年度/1BJB032001 (公大) / (府大)

【金1】数値応用力学特論 (中百舌鳥) <後期>

機械構造物の強度設計においては、固体力学に基づいて実験解析・理論解析・数値シミュレーションによるアプローチがなされる。数値シミュレーションは、効率的な強度設計を行うために、あるいは、理論解析が成功しない複雑な問題に対して、また、実験解析が不可能なシステムに対してそれぞれ有効である。この授業では、数値シミュレーションの学問的基礎である計算力学を学習し、代表的な近似解法の(1) 変分法、(2) 重みつき残差法、(3) 差分法、(4) 有限要素法、それぞれの習得と応用力の養成を目標とする。

担当教員氏名
石原 正行
科目ナンバリング
BJBMEE62028-J1 (公大) / TMMEE6213-J1 (府大)
授業管轄部署
工学研究科
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
科目分類
専攻専門科目
配当年次
1年 (公大) / 1年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
数値シミュレーションの学問的基礎である計算力学を学習し、代表的な近似解法の(1) 変分法、(2) 重みつき残差法、(3) 差分法、(4) 有限要素法、それぞれを受講生が習得し、応用力を身に付ける目標とする。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回変分法(1)(汎関数/第一変分)教科書1・1節/1・3節
第2回変分法(2)(第二変分/汎関数の極大・極小/オイラーの方程式)教科書1・1節~1・3節
第3回変分法(3)(境界条件・付帯条件・固体力学の基礎方程式) 小テスト(変分法)教科書1・4節/1・6節
第4回変分法(4)(固体力学の基礎方程式)教科書1・6節
第5回変分法(5)(仮想仕事の原理/最小ポテンシャルエネルギの原理)教科書1・7節~1・8節
第6回変分法(6)(ポテンシャルエネルギと変分問題/弾性問題の近似解法)教科書1・5節/1・8節~1・9節
第7回小テスト(弾性解析) 重みつき残差法(1)(重みつき残差法の基礎/簡単な解析例)教科書2・1節/2・2節
第8回重みつき残差法(2)(簡単な解析例/固有値問題)教科書2・1節/2・2節/2・4節
第9回小テスト(重みつき残差法) 差分法(1)(差分法の基礎)教科書3・1節
第10回差分法(2)(微分演算子の差分表示)教科書3・2節~3・3節
第11回差分法(3)(一次元問題の解析例・実習)教科書3・4節
第12回小テスト(差分法) 有限要素法(1)(有限要素法と変位関数)教科書9・2節
第13回有限要素法(2)(剛性マトリクス・実習)教科書9・2節
第14回有限要素法(3)(剛性マトリクスの組立と解法・解析例・実習)教科書9・2節
第15回小テスト(有限要素法)
事前・事後学習の内容
予習: 授業での取り扱い内容が多いため、事前にテキストを読んで概略を把握しておくこと。 復習: ノートを見直し、次回授業までに疑問点を解決しておくこと。 宿題: 予習・復習の助けとなるように毎回宿題を課す。宿題は配布資料に記載されている。 (提出場所:授業支援システム 締切:次回講義前の木曜日の18:00)
成績評価方法
授業目標(1)を40%、(2)~(4)を各20%として重み付けし、宿題(20%)・小テスト(80%)で評価する。合計点60点以上(満点100点)を合格とする。
履修上の注意
(1) 受講申請しない人には受講を許可しません。 (2) 臨時休講により第16週あるいは大学指定の授業調整日に授業を行うことがあり得ます。それにともない小テストの実施日が変更されることもありますが、実施日変更を理由にした追試験の要求には応じません。 (3) 就職活動を理由にした小テスト追試験の要求には応じません。 (4) 教科書の著作権を侵害する形での受講者には単位を出しません。
教科書
(1) 『基礎計算力学』(谷川義信 他著、日新出版):第1回~第11回 (2) 『基礎弾性力学』(野田直剛 他著、日新出版):第12回~第15回

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参考文献
(1) 『科学者・技術者のための変分法』(L. E. エルスゴルツ 著・瀬川富士 訳、ブレイン図書出版) ⇒ 変分法に関する参考書 (2) 『重みつき残差法と変分原理』(B. A. フィンレイソン 著・鷲津久一郎 他訳、培風館) (3) 『偏微分方程式の数値解法』(神谷紀生・北栄輔 著、共立出版) ⇒ 重みつき残差法に関する参考書 (4) 『差分法』(高橋亮一・棚町芳弘 著、培風館) ⇒ 差分法に関する参考書 (5) 『有限要素法』(矢川元基・吉村忍 著、培風館) ⇒ 変分法・重みつき残差法・有限要素法に関する参考書
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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その他
(関連科目)材料力学特論、弾性力学特論

Updated on 2024/2/27 6:41:34

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