2023年度/1BJC008001 (公大) / (市大)
【水3】交通計画特論 <前期>
交通施設・運用計画の基盤である交通需要予測・インパクト予測に用いられる非集計行動モデルについて、基礎理論から応用までを学ぶ。特に情報提供などのソフト施策の効果を取り扱うための考え方・方法論に重点を置く。非集計行動モデルの主要概念が理解できることを目的とする。 英語で作成した資料を配布して、日本語で板書・講義する。確実な理解を図るため、適宜、練習問題を宿題として課す。総合的な理解力を涵養するために研究論文を題材とするレポート課題も2回程度課す。
- 担当教員氏名
- 内田 敬
- 科目ナンバリング
- BJCCEE51008-J1 (公大) / TDPLL6508 (市大)
- 授業管轄部署
- 工学研究科
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 科目分類
- 講義科目(計画系科目)
- 配当年次
- 1年 (公大) / 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 非集計行動モデル推定をテーマとする最新の研究成果を独力で読み解くことができる。 論理的な文章を再構成し、図表を適切に用いた解説レポートが作成できる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 【事前学習】教材(英文)の指定範囲を予習する。(1.5時間) 【事後学習】授業内容を、自身のまとめ方で再整理し、日本語で記述する。さらに、Exercise(宿題)を解く。(2.5時間)
- 成績評価方法
- 到達目標の達成度について評価を行う。特に、交通計画にかかる非集計行動モデル推定結果が適切に解釈できる程度を評価する。 期末試験60%, 授業時に提示するExercise(宿題)およびレポート40%の割合で評価する。 100点満点中60点以上を合格とする。
- 履修上の注意
- 人間の意思決定のモデル化を取り扱うために抽象的な概念が多く戸惑うかもしれないが、具体例を多く用いて体感できるように努める。特段の予備知識は必要としないので、積極的に受講してもらいたい。
- 教科書
- 毎回、必要な資料、レジュメを配布する。
- 参考文献
- 土木学会『非集計行動モデルの理論と実際』
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
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第1回 | 概説(1):効用ベースの行動選択モデル(導入) |
第2回 | 概説(2):交通行動に対する情報の影響(応用例) |
第3回 | 非集計行動モデル(1):ランダム効用モデル |
第4回 | 非集計行動モデル(2):非集計・離散選択モデル,Logitモデル |
第5回 | 非集計行動モデル(3):Logitモデルの対数尤度関数 |
第6回 | 非集計行動モデル(4):パラメータ推定法,変数選択,t検定 |
第7回 | 非集計行動モデル(5):適合度指標,Logitモデルの特性・限界 |
第8回 | 非集計行動モデル(6):モデル推定・分析結果の解釈(研究事例) |
第9回 | Logitモデルの発展形(1):分散・共分散行列,Probitモデル |
第10回 | Logitモデルの発展形(2):Nestedモデル,Orderedモデル |
第11回 | 交通計画への応用(1):Activity-basedアプローチ |
第12回 | 交通計画への応用(2):SP(Stated Preference)アプローチ |
第13回 | 交通計画への応用(3):意識データの活用,潜在構造のモデル化 |
第14回 | 交通計画への応用(4):モデル推定・分析結果の解釈(研究事例) |
第15回 | 研究討議:研究論文を題材とした議論 |
第16回 | 期末試験 |
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Updated on 2024/2/27 6:32:23