大阪公立大学 授業カタログのロゴ

Project TryAngleは学生スタッフによる大学公認のシステム開発チームです。 利用者の観点からより便利になるよう、学生自身の手で新システムの開発などを行っています。

ios_share

2023年度/1GAB002004

【集中講義】心理学入門 /[中百舌鳥]全N <前期>

(公大) / 心理学への招待 /[中百舌鳥]全N (府大)

授業では、心理学の視点を知り、その理論および応用分野について広く知ることを通して、心理学の視点から人の行動が理解出来るようになることを目標としている。具体的には、1.授業で扱う基本的な心理学の概念を説明できる。2.心理学概念を用いて、人の行動のメカニズムを説明できる。3.心理学の限界について説明できる。ことを目標にしている。 この授業は非同期オンラインで実施する。 ・授業期間は通常の科目と同様、4月ー7月末までである。 ・授業の動画は毎週水曜日10時までに公開され、1週間以内に課題を提出(次週の火曜日23:59分締め切り)する。 ・授業の動画は全部で15回配信される ・第1回の授業は4月12日(水曜日)の10時までに配信される。第1回の動画では授業の進め方、成績評価について説明するため、必ず観ること。

担当教員氏名
畑野 快
科目ナンバリング
XXXCHU12002-J1 (公大) / FLCHU1207-J1 (府大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
授業形態
講義
開講キャンパス
遠隔用
開講区分
集中講義
配当年次
1年 (公大) / 1年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
1.授業で扱う基本的な心理学の概念を説明できる。2.心理学概念を用いて、人の行動のメカニズムを説明できる。3.心理学の限界について説明できる。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回イントロダクション―心理学とはどのような学問か―:心理学について概観する。具体的には心理学の特徴であるこころの共通性の理解とその実証のためのエビデンスの重要性について概観する。その際,心理学的研究法(実験法・調査法・面接法)についても概説する。動画を視聴する。
第2回行動主義的学習:行動主義に基づく学習について概観する。まず,行動主義に基づく学習の定義を確認し,次に古典的条件付け,オペラント条件付けについて概観する。次に,学習性無力感,観察学習について概観し,行動主義における学習の考え方について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第3回認知主義的学習・記憶:認知主義の学習と記憶の構造について概観する。行動主義に対する認知主義の学習の定義・考え方を概観し,洞察学習・新行動主義について概観する。次に,記憶の種類・システムについて二重貯蔵モデルに基づき概観し,さらに忘却の仕組みについて概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第4回忘却・感覚・知覚:5感の特徴について概観する。まず,人の感覚についての順応性を確認し,その上で人の色覚・刺激・見え方の特徴を概観する。特に,刺激については視覚・聴覚に焦点を当てて,その刺激閾の確認を行う。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第5回思考と言語コミュニケーション:前半では、思考の特徴としての推測・推論や認知的かまえについて概観する。人の思考様式について確認した後,推論の形態について確認する。それらを踏まえてピアジェの認知発達について概観する。公判では、言語・コミュニケーションの特徴・あり方について概観する。まず,乳幼児期の言語発達の特徴を概観し,言語とコミュニケーションの関係について理解を深めるために,ジョイントアテンション,心の理論,内言などを概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第6回情動・感情・動機づけ:人間の欲求・感情に対する心理学的な考え方について概観する。まず,欲求の定義について確認した後,マズローの欲求階層説,生理的欲求のメカニズムについて概観する。次に,感情についてのその特徴とメカニズムについて理解を深めるために,感情モデルや二要因説などを概観する。動機づけに関しては、内発・外発的動機づけに関する基礎的な研究と自己決定理論について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第7回遺伝・環境と知能:人の発達における遺伝・環境要因の影響に関する理論を概観する。次に、知能の定義とその心理学的な捉え方について概観する。まず,知能の定義とその測定およびIQについての起こりを確認し,ビネ―式,ウェクスラー式等の知能テストの概要を確認する。次に,様々なスピアマン,ガードナーらによって提唱された様々な知能モデルを概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第8回個人差(パーソナリティ)、心理学的自己:パーソナリティの定義について確認した後,心理学的パーソナリティ理論を概観する。まず,類型論としてクレッチマー,ユングによるタイプ論を確認する。次に,特性論としてビッグ5の特徴を概観し,さらにそれらの近年の研究,特にビッグ5の変化に言及した研究を概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第9回臨床心理学1:精神障害について概観する。まず.心理学における正常と異常の違いについて確認する。次に,心理障害の種類についてDSMに基づき概観した後,発達障害,統合失調症の特徴を概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第10回臨床心理学2:気分、不安障害と心理療法について概観する。心理療法については,精神分析療法,クライエント中心療法,認知行動療法についてそれぞれの特徴,考え方,技法を紹介し,またそれぞれの違いについて概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第11回社会心理学:社会心理学の考え方と様々な実験結果及び得られた示唆について概観する。具体的に,まず,集団心理の考え方について確認した後,人の印象と魅力について,印象形成,対人魅力についての研究を概観する。次に,同調行動に関する研究として,応諾,服従のメカニズム及び他者の存在が個人に及ぼす心理的影響について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第12回青年心理学:青年期の心理的特徴について概観する。まず,青年期の定義について確認し,青年期における身体・思考・社会的変化について概観する。次に,青年期における自己意識・自己概念の変化に伴うアイデンティティの発達について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第13回自己心理学:心理学的自己の定義について概観した後に、自己の発達、自己呈示、自己開示、自己抑制について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第14回アイデンティティ:発達心理学におけるアイデンティティについて概観する。青年期におけるアイデンティティとその発達、これまでの研究成果および文化的自己について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。授業に関する選択・記述問題を作成する。
第15回アイデンティティと職業決定・パートナーとの関係:アイデンティティの発達と職業選択、パートナーとの関係の発達の関連性について概観する。動画を視聴し、課題プリントを提出する。
授業内容
授業計画:主に心理学の概要として,知覚・発達・人格・教育・社会・臨床について概観する。
事前・事後学習の内容
動画を視聴し、課題プリントを提出する。 受講生間で復習問題を共有し、それらの問題を自分で解いて,授業内容を深めるための授業支援システムを運用する。それを活用して、授業時間外学習に励んでもらう。
成績評価方法
授業目標(達成目標)の1〜3の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、 1.授業で扱う基本的な心理学の概念を説明できる。 2.心理学概念を用いて、人の行動のメカニズムを説明できる。 3.心理学の限界について説明できる。 上記の3点を達成することが求められる。 成績評価は、オンライン授業の際に提出を求める課題プリントで28%、26%をミニレポート(選択・記述問題を作成し,システムにアップする)、期末レポートで46%を評価する。単位を取得するためには60%以上の成績が必要である。
履修上の注意
課題の提出が授業の前提となっており、提出期限も決まっている。特別な理由がない限り、期限を過ぎた提出は一切認めない。真面目に授業に取り組む学生しか単位を取得することは難しい。
教科書
授業で扱うテーマごとに、適宜参考文献を紹介する。

Loading...

参考文献
「心理学」 鹿取・杉本・鳥居 編 東京大学出版会
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2024/2/27 6:51:23

ページ上部へ戻る