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2023年度/1GGA013204 (公大) / (府大)

【火3】常微分方程式 /選:工<電子・マテ>N <前期>

常微分方程式は1変数の未知関数とその導関数を含む方程式であり、力学や電気回路のみならず、自然科学や工学の多くの分野で登場する。また、常微分方程式は偏微分方程式の解法を学ぶ上でも基礎となるものである。 本講義では、常微分方程式の求積法、特性方程式による解法、記号解法、行列解法、級数解法、変数変換による解法などについて、線形微分方程式を中心に講義する。これらの解法を理解するとともに、それぞれの解法がどのようなタイプの方程式に適用可能か判断し、一般解を求められるように講義する。 但し、解説のスピードや受講生の習熟度に応じて授業計画が変更になることがある。

担当教員氏名
谷川 智幸
科目ナンバリング
XXXMAT2L013-J1 (公大) / FLMAT2913-J1 (府大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
配当年次
2年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
1階常微分方程式の解法から始め、2階の定数係数線形常微分方程式の解法、高階の定数係数線形常微分方程式の解法、定数係数の連立線形常微分方程式の解法、変数係数の線形常微分方程式の解法を習得することを目的とする。 より具体的には、以下の能力を身につけることが達成目標である。 1. 変数分離法や定数変化法を用いて、1階常微分方程式が解けることができる。 2. 特性方程式を用いて、定数係数の同次線形常微分方程式の一般解が求められることができる。 3. 記号解法を理解し、定数係数の非同次線形常微分方程式の一般解が求められることができる。 4. 行列解法を理解し、定数係数の連立線形常微分方程式の一般解が求められることができる。 5. 級数解法を理解し、変数係数の線形常微分方程式の級数解が求められることができる。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回常微分方程式の初期値問題、変数分離形常微分方程式の解法教科書pp.1-4を熟読する。
第2回変数分離形微分方程式の解法(その2)教科書pp.8-12を熟読する。
第3回1階線形微分方程式の解法教科書pp.13-16を熟読する。
第4回n階線形微分方程式の解構造教科書pp.18-25を熟読する。
第5回微分演算子(その1)教科書pp26-31を熟読する。
第6回微分演算子(その2)第5回と同じ
第7回定数係数同次線形微分方程式の解法(その1)教科書pp.32-37を熟読する。
第8回定数係数同次線形微分方程式の解法(その2)第7回と同じ
第9回定数係数非同次線形微分方程式の解法(その1)教科書pp.38-51を熟読する。
第10回定数係数非同次線形微分方程式の解法(その2)第9回と同じ
第11回連立線形微分方程式の解法(その1)教科書pp.56-61を熟読する。
第12回連立線形微分方程式の解法(その2)第11回と同じ
第13回ジョルダン標準形を用いた解法教科書pp.62-67を熟読する。
第14回べき級数を用いた解法教科書pp.80-84を熟読する。
第15回ルジャンドル微分方程式の解法教科書pp.85-91を熟読する。
第16回定期試験
事前・事後学習の内容
授業時間だけの学習では、この授業の内容を理解し、その内容を定着させることはできません。授業中の課題はもちろんのこと、なるべく早めに復習を行って下さい。例題が豊富な教科書を採用していますので、例題を読んで問を解いていけば、自然に定理の内容も理解でき、自学自習できるようにもなっています。ただし、定期試験前に慌てて勉強しようとしても、内容が多すぎて「手遅れ」になることがほとんどですので、普段からの学習を心がけて下さい。
成績評価方法
授業目標の1~5の達成度で成績評価を行う。C(合格)となるためには、1~5の全ての項目で問題が解けることが必要である。 成績評価は、コロナの影響により定期試験を実施するかどうか未定である。原則、定期試験を実施する。 定期試験が実施できないときは定期試験に代わる課題を課す。 尚、理論的に正しい議論が出来ているかを重視するため、採点者にわかるような答案の作成に留意すること。 成績を評価する手段としては、定期試験及びレポートを用いる。割合は、現在のところ定期試験8割、レポート2割を予定している。
履修上の注意
毎授業ごとに出席調査をします。授業回数の3分の1以上欠席の場合不合格(D)になります。
教科書
「常微分方程式入門 第3版」 原惟行・松永秀章 著(共立出版) ISBN 978-4-320-11335-0

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参考文献
「基礎解析学」 矢野健太郎、石原繁著 裳華房 ISBN 978-4-7853-1079-0
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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その他
(関連科目)微積分学I、微積分学II、線形数学I、線形数学II

Updated on 2024/2/27 6:24:34

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