2023年度/1GGB021204
【木4、木5】基礎物理学実験1B /必:農<生命>, 選:農<応生・緑地>N <前期>
(公大) / 物理学実験 /必:農<生命>, 選:農<応生・緑地>N (府大)
力学、光学、電磁気学の分野から、各回一つのテーマで実験を行う。また、誤差論、実験データ処理方法、レポートの書き方などについて講義する回を設けるとともに、必要に応じて、実験テーマの背景となる理論についても解説を行う。
- 担当教員氏名
- 星野 聡孝
- 科目ナンバリング
- XXXPHY1M021-J3 (公大) / FLPHY1933-J3 (府大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(学部)
- 授業形態
- 実験
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 1年 (公大) / 1年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 物理学実験を通して (1) 基本的な実験装置を使った測定ができる。 (2) 実験データを適切に実験ノートに記録できる。 (3) 測定値の誤差を計算できる。 (4) 実験の物理学的意味を理解した上で、実験結果を適切にレポートにまとめられる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- (1) 予習 実験に際しては、事前に教科書の該当箇所を読み、具体的に何を調べる実験なのかを把握し、実験の背景となる理論・原理をできるだけ理解しておいて下さい。その上で、(学習の目的ではなく)実験の目的と、実験結果を解析するのに必要となる最低限の理論式をノートに記載しておいて下さい。 (2) レポート作成 行った実験それぞれに対して、実験レポートを作成し、次回の授業時に提出してもらいます。実験レポートには、実験テーマに応じて、「フルレポート」と「簡易レポート」の2種類があります。詳細については、授業で説明します。 なお、レポートの作成に当たっては、(部分的にであっても)他人のレポートを書き写すようなことは絶対に行わないでください。このような行為は、試験におけるカンニングと同じです。書き写しを見つけた場合、カンニングと同様の取り扱いを行う場合もありますので、十分に注意してください。
- 成績評価方法
- 原則として、全ての実験を行い、実験レポートを提出することが、合格のための必要条件となります。その上で、以下の4項目ができると判断された者を合格とします。 ・基本的な実験装置(ノギス、マイクロメータ、デジタルマルチメータ、オシロスコーオプなど)を操作できる ・後で見返しても何をやったかが分かるよう、実験結果を実験ノートに記録できる ・パソコンを用いて、測定値の誤差を計算できる ・形式の整った実験レポートが書ける また、下記項目の評価および評価割合を基に、最終的な成績評価を決定します。 実験実施状況評価: 20% 実験レポート評価: 50% 講義回の提出物等評価:30%
- 履修上の注意
- 特になし
- 教科書
- 「物理学実験 第7版」大阪公立大学 国際基幹教育機構 物理学グループ編(学術図書出版社)
- 参考文献
- 「実験精度と誤差 測定の確からしさとは何か」N.C. バーフォード(丸善) 「“測る”を究めろ! 物理学実験攻略法」久我隆弘(丸善) 「六訂物理学実験」吉田卯三郎他(三省堂) など
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
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第1回 | (ガイダンス) 実験の進め方、安全上の注意、レポート作成上の注意などについてお話しします。その後、「次元」の概念、「単位」の重要性、「有効数字」の考え方について講義し、さらに実験データの処理の仕方についても簡単に解説します。 |
第2回 | 2つのグループに分かれ、2週間かけて、実験室での基礎実験とオンライン講義を、交代で行います。 (基礎実験)「1-1 金属棒の密度の測定」 ノギス、マイクロメータの使い方を説明した後、これらを用いて金属棒の密度を測定してもらいます。この実験を通じて、前回のガイダンスで学んだ「有効数字」の取り扱い方や実験データの処理方法を、自ら実践してもらいます。 (講義1) 実験データの処理の仕方、つまり有効数字・誤差・平均2乗誤差・最小二乗法などについて、説明します。 |
第3回 | 同上 |
第4回 | この日は、講義室にて講義を行います。 (講義2) 基礎実験で書いてもらったレポートを基に、実験レポートの書き方のポイントについて解説します。 |
第5回 | (実験) 大きく3つのグループに分かれ、力学・光学・電磁気学の中の一つの分野の実験テーマについて、3週にわたって取り組んでもらいます。 |
第6回 | 同上 |
第7回 | 同上 |
第8回 | この日は、講義室にて講義を行います。 (講義3) 誤差を考える際に基礎となる統計分布の考え方について、数学的な基礎から解説を行います。これまでの実験の中で行ってきた実験データの処理について、より深く理解できることを目指します。 |
第9回 | (実験) 大きく3つのグループに分かれ、力学・光学・電磁気学の中の一つの分野の実験テーマについて、3週にわたって取り組んでもらいます。 |
第10回 | 同上 |
第11回 | 同上 |
第12回 | (実験) 大きく3つのグループに分かれ、力学・光学・電磁気学の中の一つの分野の実験テーマについて、3週にわたって取り組んでもらいます。 |
第13回 | 同上 |
第14回 | 同上 |
第15回 | (講義、実験予備日) オンライン講義にて、これまでのふり返りを行います。 また、この日は実験予備日としますので、これまでに実験を欠席したことがある人は、この日に実験を行ってください。 |
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Updated on 2024/2/27 6:36:33