2023年度/1HAB008201
【木4、木5】戦略的システム思考力演習2 <後期>
本演習では、戦略的システム思考力演習1で学んだシステム思考に、新たに学ぶデザイン思考を加え、科学技術シーズからのアイディエーション(新商品のコンセプトを考案する作業)を経て、新規ビジネスプランへと展開する過程を体験します。 まず、これまでの破壊的、革新的イノベーションを起こした商品やサービスの実例を知り、その技術的、社会的背景を考えます。また、新しい科学技術(T)、それを利用して実現される商品やサービス(P)、それに対価を払って課題解決を図る顧客(M)を意識した上で、各自の研究テーマの独自性を認識し、その応用展開の可能性を考えます。 その後、多様な科学技術分野のメンバーからなるグループで、個々のメンバーが有する技術(予想される研究成果や使用する研究手法など)を共有し、そのいずれかの技術(T)を用いて、特定の顧客(M)の課題を解決する独自の商品やサービス(P)の構築を目指します。技術の優位性、商品やシステムの独自性、またどのようにして収益を得るかなどを含めてビジネスプランを練り上げることで、科学技術ベースイノベーションへの道筋を体験するとともに、アントレプレナーシップ(企業内外での新規事業創出へのマインド)を醸成します。また、グループワークの進め方、ならびに組織を率いるリーダーシップのあり方を学びます。 グループ毎に企業幹部経験者であるメンターならびに教員が配置されて適宜コメントをし、必要に応じて議論の進行をサポートします。
- 科目ナンバリング
- YYYCOA51007-J2 (公大) / GECAR0507 (市大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(大学院)
- 授業形態
- 混合
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 1年 (公大) / 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- グループワークを通して、システム思考とデザイン思考の実践方法、ならびにビジネス化を意識したイノベーティブな発想力を身につけることができます。さらに、多様な専門分野の学生からなるグループでのワークを通して、リーダーシップのあり方についても理解と経験を深め、その実践力を身につけられます。 システム思考とデザイン思考、グループワークの進め方、ならびに組織を率いるリーダーシップのあり方を学び、それらを実践することにより、イノベーティブな発想力を兼ね備えた高度研究型人材に求められる素養の獲得を目指します。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 国内外の経済や社会の変化、特に新しい製品やサービス、システムなどに対して常にアンテナを張り、それが世の中に出て来た背景、ならびにビジネスとして成り立っている理由について自身で考えるように心掛けて下さい。
- 成績評価方法
- グループワークでの取り組み状況(80%)、ならびに最終プレゼンテーションの状況(20%)をそれぞれルーブリック評価法により評価する。 グループワークにおけるルーブリック評価では、 1.多様な研究分野を見渡し、多様な人材との協業を意識してイノベーションを目指しているか。 2.ことづくりにより価値を創造することで事業をデザインしようとしているか。 3.グループの議論を牽引し、積極的にまとめようとしているか。 を評価し、その平均を最終評点とします。評価の詳細な基準は講義の中で公開します。 合格の基準は、全体の評価結果が60%以上であること。
- 履修上の注意
- 木曜日の4,5限2コマ連続で、計8回、16コマ分開講します。開講日程は初回の講義で説明します。遅くとも12月中に全ての演習を終了する予定です。 本科目の履修に際しては、先行して戦略的システム思考力演習1を履修することが推奨されます。戦略的システム思考力演習1を未履修で本科目の履修を希望する場合、申し出により戦略的システム思考力演習1の内容の概要を補講します。 開講場所は中百舌鳥キャンパス内です。
- 教科書
- 戦略的システム思考力演習1で配付したものを使用します。
- 参考文献
- 奥出直人 著、「デザイン思考の道具箱」 ハヤカワ文庫 (2013) 前野隆司 編著、「システム × デザイン思考で世界を変える」 日経BP (2014) 枝廣淳子、内藤 耕 著、「入門!システム思考」 講談社現代新書 (2007) 稗方和夫、髙橋 裕 著、「システム思考がモノ・コトづくりを変える」 日経BP (2019)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- 本演習は、博士課程教育リーディングプログラム「システム発想型学際科学リーダー養成学位プログラム」(SiMSプログラム)の選抜対象科目です。SiMSプログラム履修を希望する方は、12月初旬の締切までに意志決定して出願することで、本演習の履修成績によって選抜を受けることができます。プログラムの内容、出願方法などの詳細は、本演習担当教員までお問い合わせください。
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 技術ベース課題解決に向けての講義・演習 1-1 -破壊的、革新的イノベーションの背景- (一部グループワーク) | 各自、自分の研究の内容、目的とその独自性などを、異なる分野を専門とする人材にも理解できるようにA41ページにまとめて、第2回前の指定する期限までに提出してください。 |
第2回 | 技術ベース課題解決に向けての講義・演習 1-2 -破壊的、革新的イノベーションの背景- (一部グループワーク) | 各自、自分の研究の内容、目的とその独自性などを、異なる分野を専門とする人材にも理解できるようにA41ページにまとめて、第2回前の指定する期限までに提出してください。 |
第3回 | 技術ベース課題解決に向けての講義・演習 2-1 -システム思考&デザイン思考- (一部グループワーク) | 10月中に講義アンケートを実施しますので、必ず回答して下さい。 |
第4回 | 技術ベース課題解決に向けての講義・演習 2-2 -システム思考&デザイン思考- (一部グループワーク) | 10月中に講義アンケートを実施しますので、必ず回答して下さい。 |
第5回 | アイスブレイク | 事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第6回 | ビジネスのベースとなる技術・アイデアの設定 (グループワーク) | 事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第7回 | ビジネスのベースとなる技術・アイデアのシステム解析、課題抽出1 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第8回 | ビジネスのベースとなる技術・アイデアのシステム解析、課題抽出2 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第9回 | 技術ベースビジネスアイデアの実用化に向けた課題の検討1 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第10回 | 技術ベースビジネスアイデアの実用化に向けた課題の検討2 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第11回 | 技術ベースビジネスアイデアの具体化1 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める |
第12回 | 技術ベースビジネスアイデアの具体化2 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める |
第13回 | 技術ベースビジネスアイデアの具体化と発表準備1 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第14回 | 技術ベースビジネスアイデアの具体化と発表準備2 (グループワーク) | 事前事後:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第15回 | 最終発表会 | 事前:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
第16回 | 演習のふり返り | 事前:演習時間外にも対面もしくはオンラインでグループワークを進める。 |
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Updated on 2024/2/27 6:36:37