2023年度/2B10085001 (府大)
【火3】再生可能エネルギー学 <前期>
地球温暖化の問題解決に大きな役割を持つ再生可能エネルギーについて基礎から応用まで幅広く解説する。気候変動のしくみやエネルギーの基礎環、太陽光や風力、海洋エネルギーなどさまざまな再生可能エネルギーのしくみや特徴、さらにスマートグリッドなど再生可能エネルギーに関連する技術等について講義する。
- 科目ナンバリング
- AENES3322-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学域
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 地球温暖化を軽減させるためには、化石燃料の消費を抑制し、温室効果ガスの排出を削減する必要がある。その手段として省エネルギーや再生可能エネルギー利用など、さまざまなエネルギー対策が行われている。本授業では、このような観点から、以下の能力を身につけることを目標とする。 1.地球温暖化や気候変動のしくみについて説明できること。 2.エネルギーの基礎について説明できること。 3.さまざまな再生可能エネルギーのしくみや特徴について説明できること。 4.再生可能エネルギーに関連する技術について説明できること。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標の1~4の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、 1.地球温暖化や気候変動のしくみについて説明できること。 2.エネルギーの基礎について説明できること。 3.さまざまな再生可能エネルギーのしくみや特徴について説明できること。 4.再生可能エネルギーに関連する技術について説明できること。 の4点を達成することが求められる。成績は、授業中に課す3回のレポート(各20%)、および全体レポート(40%)で評価する。
- 履修上の注意
- 関連科目:地球環境学、海洋環境生態学
- 教科書
- 授業の中で適宜資料を配布する。
- 参考文献
- 「再生可能エネルギーのキホン」本間琢也,牛山泉,梶川武信,ソフトバンククリエイティブ
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 地球温暖化と気候変動のしくみ 地球温暖化のメカニズムを解説するとともに、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次報告書の概要を説明し、気候変動の現状と予測、それに伴う生態系への影響等について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第2回 | エネルギーと発電の基礎 エネルギーに関する基礎的な概念について解説するとともに、温度と熱との関係、気体の性質、熱力学第一法則等について、歴史的な背景も含めて紹介する。また、蒸気機関と発電機に関するメカニズムを解説するとともに、熱力学第二法則、電流・電圧・抵抗・熱の関係、変圧器のしくみ、大規模発電所の建設等について、歴史的な背景も含めて紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第3回 | 最近のエネルギー事情1(関西電力送配電) 国内外のエネルギー動向、エネルギーミックスの考え方について解説するとともに、VRゴーグルを用いた原子力発電のバーチャル見学ツアーを行う。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第4回 | 水素エネルギー利用技術の最前線(川崎重工業) 液体水素運搬船「すいそふろんてぃあ」の紹介を中心として、水素の製造、運搬、貯蔵、利用に関わる最新技術について解説する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第5回 | 太陽光・太陽熱・地熱発電 省エネルギーと再生可能エネルギーの概要について解説するとともに、太陽光発電、太陽熱発電、地熱発電のしくみならびに国内外の動向と課題について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第6回 | 風力・水力発電 風力発電および水力発電の国内外の動向について紹介するとともに、風力発電および水力発電のしくみ、風車および水車の種類と特性、システムの構成、課題等について解説する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第7回 | バイオマス発電(黒田) バイオマス発電のしくみについて解説するとともに、バイオマス発電の物質循環上の意義、国内外のバイオマス発電の動向、海産バイオマス利用、バイオマス発電の課題等について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第8回 | 海洋温度差発電 海洋温度差発電のしくみについて解説するとともに、海洋温度差発電の開発の歴史、国内外の海洋温度差発電の動向と課題等について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第9回 | その他の海洋再生可能エネルギー 海洋エネルギーの種類と特徴、ならびに潮汐発電、海流・潮流発電、波浪発電のしくみについて解説するとともに、これらの国内外の動向と課題について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第10回 | 再生可能エネルギーの周辺技術 再生可能エネルギー大量導入の課題と対策について解説するとともに、スマートグリッド、エネルギー・マネジメント・システムなどの周辺技術について紹介する。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第11回 | 全体のまとめ これまでの講義の内容の重点項目について解説する。 | |
第12回 | LNG利用とその周辺技術(大阪ガス) ガス科学館ならびに大阪ガス泉北製造所・泉北天然ガス発電所の見学を通して、液化天然ガス(LNG)利用とその周辺技術について学ぶ。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第13回 | エネルギー・マネジメント・システムの最前線/レポート2(大阪ガス) ガス科学館ホールでの講義を通して、大阪ガスが進めるエネルギー・マネジメント・システムの最新技術(地域におけるスマートエネルギーシステム、メタネーション等)について学ぶ。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第14回 | 最新のエネルギー事情2(関西電力送配電) 堺港発電所(コンバインドサイクル)の見学を通して、最新のエネルギー事情について学ぶ。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
第15回 | 最近のエネルギー事情3(関西電力送配電) ハイドロエッジ(LNG冷熱利用型液化水素製造プラント)の見学を通して、最新のエネルギー事情について学ぶ。 | テーマに関する情報を収集しておく。 |
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Updated on 2024/2/27 6:24:50