2023年度/2B20010001 (府大)
【月5】エンジニアのための経済学I <前期>
基本的な経済モデルを通じて、家計および企業の最適化行動とそれらの集計的な捉え方、効率と経済構成の観点から市場の機能とその限界について重点的に学ぶ。
- 担当教員氏名
- 西川 弘展
- 科目ナンバリング
- BTOEN3110-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 工学域の学生が将来社会で活躍する上で必要なミクロ経済学の基礎を、イノベーションという問題も射程に入れつつ講義する。経済環境は絶えず変化しているから、この科目の目標は、生涯に亘ってさまざまな問題に対処できる汎用性のある問題解決能力を身につけることである。そしてそのような能力は、ミクロ経済学・マクロ経済学という基礎的な経済学のトレーニングによって培うことができる。この講義が目標とするのは、次の諸点である。 1.コスト最小化・利潤最大化といった目的に基づく企業行動を分析できるようになる。 2.価格情報に基づく消費者の商品需要量の決定を分析できるようになる。 3.競争市場の均衡を分析し,それがなぜ社会的に望ましい状態なのかを理解できるようになる。 4.不完全競争下の企業行動を分析し,その非効率性を理解できるようになる。 5.イノベーションの諸側面をミクロ経済学的に分析できるようになる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 特に復習に重点をおいてください。その際、次の点に留意して行なってください。 1. 参考書等で授業に先立ち、授業内容のイメージや概要を掴むように心がけること。 2.基礎学習として、毎回の授業後すみやかに復習を行い、授業で説明され、授業で参照を指示された用語・概念を用いてロジックを再現できるようにすること。 併せて参考文献章末等の練習問題を解いてくようにすること。 3.応用学習として、日々の新聞やニュースをよくチェックし、学習した内容と関連づけられるかどうかを検討すること。
- 成績評価方法
- 達成目標の到達度によって成績評価を行います。 達成目標の到達度は、授業内で出題される課題、期末試験の得点に反映されます。 成績評価のウェイトは、提出課題(30%)、期末試験(70%)と目安します。 成績評価方法は、提出課題の得点と期末試験の得点の合計点によります。 提出課題の得点(30点満点)と期末試験の得点(70点満点)の合計点(100点満点)が、60点であることを合格(単位修得)の最低基準とします。
- 履修上の注意
- 関連科目として「エンジニアのための経済学 II」があります。 学習面で疑問や不安がある場合は、期末試験直前ではなく、余裕を持って日常において授業担当者にコンタクトを取るようにして下さい。 合理的配慮等が必要な場合は、事前に授業担当者に申し出てください。 当然ですが授業担当者自身の不正行為となるような要望(例えば、成績評価直前になっての「平常の課題を提出して いなかったのでレポートを個別に課してください」「試験に自信がないのでレポートを個別に課してください」などの 要望)には応じられません。
- 教科書
- 教科書は使用しませんが、下記に示すミクロ経済学に関する参考文献等を丁寧に読み、授業内容を確認し関連事項を積極的に学習してください。
- 参考文献
- 神取道宏「ミクロ経済学の力」日本評論社 奥野正寛ほか「ミクロ経済学」東京大学出版会など ミクロ経済学は内容が標準化されているので、自分の好みに合う一冊があれば、何を参考にしても構いません。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)エンジニアのための経済学Ⅱ
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス、ミクロ経済学の基本概念と分析手法 |
第2回 | 消費者行動(1)-効用関数と需要曲線 |
第3回 | 消費者行動(2)-需要の変化と双対性アプローチ |
第4回 | 企業行動(1)-生産技術の数学的表現 |
第5回 | 企業行動(2)-利潤最大化と費用最小化 |
第6回 | 競争経済の均衡(1)-需要と供給の調整 |
第7回 | 競争経済の均衡(2)-交換経済の均衡 |
第8回 | 経済厚生(1)-パレート効率性 |
第9回 | 経済厚生(2)-厚生経済学の基本定理 |
第10回 | 不完全競争(1)-独占企業の利潤最大化 |
第11回 | 不完全競争(2)-クールノーの均衡 |
第12回 | 市場の失敗とゲーム理論 |
第13回 | イノベーション:競争と組織 |
第14回 | イノベーション:制度と政策 |
第15回 | 期末試験 |
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Updated on 2024/2/27 6:18:17