2023年度/2B20176001 (府大)
【月1】拡散分離工学II <前期>
本講義では,移動速度論I・II,および拡散分離工学Iに精通した学生を対象に,混合物の成分分離,または精製の重要な工業的操作である吸着,膜分離について,分離の原理,操作の一般的な解析手法,ならびにこれらの分離を行う装置の設計手法の基礎的事項を講義する。さらに,調湿,乾燥についても,水分の状態変化および物資移動,また熱収支という観点から理解できることを目的とする。
(追記)
本講義では,ほぼ毎回の講義で宿題レポート(30分~1時間)を出し,次回の講義前にWEBから提出してもらいます。(遅延なし)
簡単なフィードバックを各自に返し,さらに優秀なレポートは動画を作って解説をします。
厳しそうですが,過去の受講者から授業評価では好評です。
到達目標:80%以上が94%、60%程度以上が100%
満足度: かなり満足している以上 84%、満足している以上 100%
・履修生からのメッセージに対するコメント (自由記述)
半数に近い方から「理解できた」、「計算できるようになった」
- 担当教員氏名
- 武藤 明徳
- 科目ナンバリング
- BCPRE3711-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 講義日程、授業構成、講義概要を下部の添付書類およびURLリンクに示しています。 よかったらご覧ください。 以下の化学工学の基礎的な内容について (1) 吸着,の原理とそれらの分離操作 (2) 湿度の定義,湿度図表を理解し,調湿操作乾燥速度と乾燥時間の推定 (3) 膜分離に見られる特徴的な現象と数式化 を理解および応用できることを目指す。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 授業計画に記載している準備学習を行うこと。また、講義は板書がほとんどである。 授業中に取ったノートを,図書館などで関連する本を読み,毎回整理しておくこと。 演習を課すことがある。積極的に取り組むこと。
- 成績評価方法
- 授業目標 (達成目標) の1~5の達成度で成績評価を行う。 C (合格) となるためには,授業目標の(1)-(3)の項目で基礎的な原理・特徴に答えられる(達成度3以上)ことが必要である。 成績を評価する手段として、試験およびレポートを用いる。 成績に占める割合は中間試験(1)が25%、中間試験(2)が25%、期末試験が25%、毎回の講義後の演習(レポート)を25%とする。
- 履修上の注意
- 目標の達成度の評価基準 1(目標レベルを大きく下回る) 基礎事項の理解ができない 基礎事項を応用できない 計算能力がない 2 (目標レベルをわずかに下回る) かろうじて基礎事項の理解ができている 基礎事項を応用する能力があまりない 計算能力が低い 3 (目標レベルにほぼ到達) 基礎事項をほぼ理解している 基礎事項を応用する能力があるかどうかわからない 計算能力があるかどうか分からない 4 (目標レベルに到達) 基礎事項を理解している 基礎事項を応用する能力がある 計算能力がある 5 (目標レベルを上回る) 基礎事項を十分に理解している 基礎事項を応用する優れた能力がある 優れた計算能力がある
- 教科書
- 基礎化学工学 増補版、化学工学会編、培風館 ISBN 4-563-04637-X (2021)
- 参考文献
- ベーシック分離工学、伊東 章 著、化学同人(2013) 物質移動解析、伊東 章 著、朝倉書店(2013) ベーシック化学工学、橋本 健治 著、化学同人(2006) 改訂新版 化学工学通論I、疋田 晴夫、朝倉書店(1982)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 速度差分離と平衡分離,吸着の基礎 |
第2回 | 吸着速度と境膜説 |
第3回 | 多回吸着と固定層吸着 |
第4回 | 破過曲線と過渡特性 |
第5回 | クロマトグラフィー分離と理論段 |
第6回 | 中間試験(1) |
第7回 | 湿度の定義,湿度図表 |
第8回 | 空気境膜と湿度計 |
第9回 | 調湿の基礎、冷水操作 |
第10回 | 調湿操作と装置 |
第11回 | 材料の含水率と乾燥機構 |
第12回 | 乾燥装置と材料乾燥特性 |
第13回 | 中間試験(2) |
第14回 | 膜分離 |
第15回 | 膜透過速度式 |
第16回 | 期末試験 |
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Updated on 2024/2/27 6:18:21