2023年度/2B20240001 (府大)
【水1】計算流体力学 <後期>
計算流体力学は,流体力学研究の新しい手段として,近年急速に発達した学問分野であり,航空機・ロケット・宇宙航行体の空力設計には必須の基本道具となっている。流れ学,航空流体力学,熱流体力学,気体力学の知識を拡充しつつ,その基本的数値解法を習得し,関連したプログラムを作成することを目標とする.
- 科目ナンバリング
- BMASE3915-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1.微分方程式の離散化と精度,計算スキームの適合性と安定性について理解し,説明できる. 2.対流や拡散など流体運動を支配する現象を理解し,それぞれの微分方程式に応じた計算スキームとその安定性について説明できる. 3.高次精度スキームの性質を理解し,計算スキームが組める. 4.流体の偏微分方程式の性質を理解し,数値解法を概要を理解し,説明できる. 5.圧縮性流体のプログラムを作成し,数値シミュレーションできるようになる.
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 講義内容の該当箇所を教科書を事前に読んで予習しておくこと. 教科書と自分のノートで講義内容を復習しておくこと. なお,プログラミングのレポートのために,C言語およびグラフィックのソフトを使えるようにしておくこと.
- 成績評価方法
- 合格(C以上)のためには、流れ学,航空流体力学,熱流体力学,気体力学の知識に基づいて基礎的数値流体解法を習得し,関連したプログラムを作成できるようになることが必要である. そのため,授業課題毎に課すレポート(100%)により到達目標の達成度を評価し100点満点中60点以上を合格とする.
- 履修上の注意
- (関連科目)流れ学,航空流体力学,気体力学,プログラミング入門,航空宇宙工学情報処理
- 教科書
- 藤井孝蔵著「流体力学の数値計算法」,東京大学出版会
- 参考文献
- 数値流体力学編集委員会編,数値流体力学シリーズ 東京大学出版会 1「非圧縮性流体解析」 2「圧縮性流体解析」 C. Hirsch, “Numerical Computation of Internal and External Flows, Volume I & II”, John Wiley & Sons 藤井 孝藏、立川 智章 著 「Pythonで学ぶ 流体力学の数値計算法」,オーム社
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 計算流体力学の目的,微分方程式の解法と離散化 | 教科書を用意し,予習しておくこと. |
第2回 | 有限差分法と精度,差分方程式の適合性・安定性・収束性 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第3回 | 線形波動方程式に対する差分法(その1):von Neumannの安定性解析 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第4回 | 線形波動方程式に対する差分法(その2):種々の計算法とその安定性 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第5回 | 陽解法・陰解法,保存形と数値流束の考え方 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第6回 | 拡散方程式に対する差分法とその安定性 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第7回 | 楕円型方程式に対する差分法 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第8回 | 前半のまとめ(モデル方程式の数値計算プログラムの作成) | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第9回 | 高次精度スキームの性質 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第10回 | 高次精度スキームの作成 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第11回 | 非線型方程式と保存形式 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第12回 | 流体の偏微分方程式の性質 | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第13回 | 圧縮性流体方程式の数値解法(その1) | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第14回 | 圧縮性流体方程式の数値解法(その2) | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
第15回 | 後半のまとめ(圧縮性流体方程式の数値計算プログラムの作成) | 先週の復習をして内容を理解しておくとともに,講義の該当部分を予習しておくこと. |
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Updated on 2024/2/27 6:31:15