2023年度/2B20304001 (府大)
【水2】システム制御学I <前期>
機械システムの制御を考えるとき制御工学は重要な役割を果たします.制御工学には伝達関数法に基づくものと状態変数法に基づくものとの2種類があります.この講義では伝達関数法に基づき,制御工学の基礎を学びます.システム制御学Iは機械工学の応用に関連する科目の一つです.
- 担当教員氏名
- 小林 友明
- 科目ナンバリング
- BMMEE3B20-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1. 伝達関数,ブロック線図について理解し応用する能力を身につける. 2. ベクトル軌跡(ナイキスト線図),ボード線図を理解し応用する能力を身につける. 3. システムの安定性,ラウス・フルビッツの安定判別,ナイキストの安定判別について理解し応用する能力を身につける. 4. 定常偏差,制御系の設計手法(根軌跡法,PID制御)について理解し応用する能力を身につける.
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 授業時間だけで授業の内容を理解し,その理解を定着させることはできません.授業の復習はもちろんのこと予習も必要です.各講義毎に予習項目をポータルシステムより事前配布します. 予習をし,理解できない部分を明確にしておいてください. 配布資料には練習問題がありますので,復習にも活用してください.
- 成績評価方法
- 授業目標の1,2,3,4それぞれ約25%とする. 定期試験70%,演習・レポート30%により評価します. 合計100点に対し60点を合格とします.
- 履修上の注意
- 授業計画は進捗に合わせ適宜指示します.
- 教科書
- 吉川 恒夫著:「古典制御論」,コロナ社 ※ 購入は任意です.
- 参考文献
- 伊藤正美 著:「自動制御概論(上)」,昭晃堂 片山徹 著:「フィードバック制御の基礎」,朝倉書店
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 古典制御の歴史 | 配布資料1:ラプラス変換:基本編 教科書:第1章,第2章 |
第2回 | システムモデルと伝達関数(ラプラス変換) | 配布資料2:ラプラス変換:応用編 教科書:pp.45-48 |
第3回 | 伝達関数(インパルス応答) | 配布資料3:伝達関数 教科書:pp.48-51 |
第4回 | ブロック線図 | 配布資料4:ブロック線図 教科書:pp.74-81 |
第5回 | 過渡応答と安定性 | 配布資料5:ステップ応答 教科書:pp.51-74, pp.135-140 |
第6回 | ラウス・フルビッツの安定判別法 | 配布資料6:フルビッツの安定判別法 教科書:pp.140-159 |
第7回 | 周波数応答(ベクトル軌跡) | 配布資料7:ベクトル軌跡 教科書:pp.91-94, pp.118-126 |
第8回 | 周波数応答(ボード線図) | 配布資料8:ボード線図 教科書:pp.51-74, pp.95-110 |
第9回 | ナイキストの安定判別法 | 配布資料9:(狭義)ナイキスト法とボード線図の関係 教科書:pp.172-178 |
第10回 | 閉ループの安定性 | 配布資料10:ナイキストの安定判別法 教科書:pp.159-172 |
第11回 | 定常偏差 | 配布資料11:Scilabの使い方 教科書:pp.210-219 |
第12回 | 根軌跡 | 配布資料12:根軌跡によるフィードバック制御系の設計 教科書:pp.180-197 |
第13回 | フィードバック制御系の設計(根軌跡法) | 配布資料12:根軌跡によるフィードバック制御系の設計 教科書:pp.221-236 |
第14回 | フィードバック制御系の設計(PID設計法) | 配布資料13:PID制御による制御系設計 教科書:pp.237-242 |
第15回 | フィードバック系の特性 |
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Updated on 2024/2/27 6:31:17