2023年度/2B30036001 (府大)
【火1】獣医臨床病理学 <前期>
検体の採取と処理,血球系および造血機能の検査,血小板と止血機能の検査,細胞診,血漿および血清蛋白の検査,電解質・酸塩基平衡の検査,尿検査,内分泌・代謝病の検査などについて講義する。
- 科目ナンバリング
- CVANS3502-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 獣医学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- りんくう
- 開講区分
- 週間授業(後半)
- 配当年次
- 4年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 1単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 動物の生体材料を用いて様々な検査を実施し、それらの検査で得られた情報を解釈して疾病について適切な診断、治療、予後判定を身に着ける。そのために、臨床診断に用いる様々な臨床検査さの原理方法ならびに意義を理解する。さらに検査結果を総合的に解釈し、診断法、治療法に結び付ける方法を修得する。具体的には、以下のことを達成目標とする。 1.生体材料・検体の採取法および処理法について説明できること 2.赤血球、白血球および造血系疾患を診断するための検査法の目的と適応を理解し、検査結果の解釈法を修得していること 3.血小板と血液凝固因子の異常を診断するための検査法の目的と適応を理解し、検査結果の解釈法を修得していること 4.細胞診の目的と意義を理解し、検査結果の解釈法を修得していること 5.免疫学的検査とその検査法を理解し、検査結果の解釈法を修得する。また、動物の血液型および輸血反応が起こる組み合わせについて修得し、その検査方法および検査結果の解釈法を修得していること 6.電解質・酸塩基平衡および水代謝の異常とこれらを評価する検査の目的と意義を理解し、検査結果の解釈法を修得していること 7.血漿および血清蛋白の検査(血液生化学的検査)の目的と意義を理解し、検査結果の解釈法を修得していること 8.動物の血液型に関する知識を修得し、輸血反応に関する障害および予防法、治療法を修得していること
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 また、meaQsシステムを使って講義内容に関する問題作成を行い、講義内容の理解を深めることを奨励しています。
- 成績評価方法
- 授業目標(到達目標)1~8の達成で評価を行う。C(合格)となるためには、1~8のすべての項目で基本的な問題が解けることが必要である。 期末試験50点,小テスト50点として100点満点で成績評価を行う。他,詳細は生命環境科学域履修要項の規程参照のこと。
- 履修上の注意
- 70%の出席率が必要です。
- 教科書
- スライドを使用し,必要に応じてプリントを配付する。 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠・臨床病理学(獣医臨床病理学会のホームページか無料ダウンロードできます) コアカリ 獣医内科学Ⅲ,文栄堂出版,2019年,3,500円
- 参考文献
- 獣医内科学第2版,日本獣医内科学アカデミー編,文永堂出版,2014年,29,000円; 伴侶動物の臨床病理学,石田卓夫著,チクサン出版社,2008年,6,800円; Atlas of Veterinary Hematology: Blood and Bone Marrow of Domestic Animals,Harvey JW著,WB.Saunders Co,2000年,7,756円; 犬と猫の臨床血液学,Rebar,MacWilliams,Feldman,Metzger,Pollock,Roche著,鷲巣月美監訳,InterZoo,2003年,17,640円; 犬と猫の輸血一輸血をはじめる前に,Feldman & Sihk著,長谷川篤彦監訳,インターズー,2007年,10,500円; 犬と猫の臨床免疫学,Michael J Day著,辻本元,大野耕一監訳,学窓社,2002年,15,000円; 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠・獣医免疫学,池田輝夫,小川健司,松本安喜監修,緑書房,2015年,3,800円
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)獣医血液病学,獣医内分泌代謝病学,獣医臨床栄養学、獣医内科学実習
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 検体の採取と処理法:(目標)臨床検査に用いる機器、器具の名称、用途、検体の採取法を説明することができる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第2回 | 血球系および造血機能の検査:(目標)赤血球系検査の目的、適応ならびに異常所見とその成因を説明できる。白血球数や白血球分類の異常から、感染症、炎症、白血病などを診断し、その成因を説明できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第3回 | 血小板と血液凝固因子の検査:(目標)血小板や血液凝固系・線溶系の異常から出血性疾患や血栓性疾患などを診断し、とその成因を説明できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第4回 | 細胞診:(目標)細胞診の目的と意義、その適応を理解し、炎症、腫瘍など細胞・組織の異常とその成因を説明できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第5回 | 免疫学的検査、血液型および輸血反応:(目標)免疫学的検査の目的、適応と異常所見を説明し、検査結果を解釈できる。血液型および輸血反応の起こる組み合わせについて説明し、検査結果を解釈できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第6回 | 電解質・酸塩基平衡および水代謝の検査:(目標)電解質・酸塩基平衡および水代謝の異常所見を説明し、検査結果と成因を解釈できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第7回 | 血漿および血清蛋白の検査(血液生化学的検査):(目標)血漿および血清蛋白の異常所見を説明し、検査結果と成因を解釈できる。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
第8回 | 血液型および輸血反応:(目標)動物の血液型に関する知識を修得し、輸血反応に関する障害および予防法、治療法を修得している。 | ポータルの授業支援システムに講義で行う小テスト問題および症例を掲示しますので、それらを参考に予習および復習をしてください。 |
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Updated on 2024/2/27 6:49:54