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2023年度/2B30037001 (府大)

【火1】獣医内分泌代謝病学 <後期>

内分泌疾患の臨床検査と治療,視床下部・下垂体,甲状腺,上皮小体の疾患,副腎の疾患,膵内分泌疾患(糖尿病,インスリノーマ),代謝性疾患(糖類,脂質,アミノ酸,ビタミン,微量元素,水・電解質)などについて講義する。なお、講義および期末試験は対面で実施する予定です。但し、状況をみて他の方法(オンライン等)で行う場合もあります。

担当教員氏名
鳩谷 晋吾杉浦 喜久弥
科目ナンバリング
CVANS3503-J1 (府大)
授業管轄部署
獣医学部
授業形態
講義
開講キャンパス
りんくう
開講区分
週間授業
配当年次
4年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
生体内細胞が細胞外に分泌する化学伝達物質であるホルモンの作用を理解し,そのホルモンによる生体内の代謝変化を理解し,ホルモン異常による病態(亢進症・低下症)の診断・治療法を習得することを授業目標とする。具体的には、以下の能力を身につけることを達成目標とする。 (1)内分泌腺の構造と機能および内分泌疾患の臨床検査法と治療法 一般目標: 内分泌腺の構造と機能を理解し、内分泌疾患の検査方法と治療法の基礎知識を修得する。 到達目標: 1.内分泌腺の解剖と生理を説明できる。 2.ペプチドホルモンとステロイドホルモンの違いを説明できる。 3.内分泌疾患の基本的原因を説明できる。 4.内分泌疾患の基本的検査方法を理解し、その診断的意義を説明できる。 5.内分泌疾患の基本的治療法を説明できる。 (2)視床下部・下垂体、甲状腺、上皮小体の疾患 一般目標: 視床下部・下垂体、甲状腺、上皮小体が分泌するホルモンの分泌機構を理解し、病態の診断法、抑制機構について理解するとともに、検査理論、治療法を理解する。 到達目標: 1.視床下部・下垂体、甲状腺の解剖、ホルモン分泌機構を説明できる。 2.下垂体前葉から分泌されるホルモンおよびその分泌調節機構を説明できる。 3.視床下部・下垂体、甲状腺、上皮小体の検査方法を説明できる。 4.下垂体関連疾患の病態、診断法および治療法を説明できる。 5.甲状腺機能を理解し、甲状腺疾患の病態、診断法および治療法を説明できる。 6.カルシウム代謝を理解し、上皮小体ホルモン異常の病態、診断法および治療法を説明できる。 (3)副腎の疾患 一般目標: ストレス- 視床下部- 下垂体- 副腎皮質系の制御を理解し、その機能低下および機能亢進時の病態、検査法および治療法を説明できる。 到達目標: 1.副腎の構造と機能を説明できる。 2.視床下部- 下垂体- 副腎皮質系の制御システムを説明できる。 3.副腎皮質機能低下症を説明できる。 4.副腎皮質機能亢進症を説明できる。 (4)膵内分泌疾患 一般目標: 膵臓の内分泌疾患の原因、病態、診断法および治療法を説明できる。 到達目標: 1.膵内分泌器官の構造と機能を説明できる。 2.インスリノーマの病態、診断法および治療法を説明できる。 3.糖尿病の病態、診断法および治療法を説明できる。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回ホルモン概説教科書第7章内分泌・代謝疾患の概要を事前に読んでおく
第2回水・電解質の代謝異常前回の目標について復習し,教科書1.水・電解質の代謝異常の内容を事前に読んでおく
第3回視床下部・下垂体の疾患前回の目標について復習し,教科書2.視床下部・下垂体の疾患の内容を事前に読んでおく
第4回甲状腺機能低下症前回の目標について復習し,教科書3.(1)甲状腺機能低下症の内容を事前に読んでおく
第5回甲状腺機能亢進症前回の目標について復習し, 3.(2)甲状腺機能亢進症の内容を事前に読んでおく
第6回上皮小体機能亢進症前回の目標について復習し,教科書4.(1)上皮小体機能亢進症の内容を事前に読んでおく
第7回上皮小体機能低下症前回の目標について復習し,教科書4.(2)上皮小体機能低下症の内容を事前に読んでおく
第8回副腎皮質機能亢進症前回の目標について復習し,教科書5.(1)副腎皮質機能亢進症の内容を事前に読んでおく
第9回副腎皮質機能低下症(アジソン病)前回の目標について復習し,教科書5.(2)副腎皮質機能低下症(アジソン病)の内容を事前に読んでおく
第10回アルドステロン症、褐色細胞腫、脱毛症X前回の目標について復習し,教科書5.(3)アルドステロン症、(4)褐色細胞腫、(5)脱毛症Xの内容を事前に読んでおく
第11回糖尿病前回の目標について復習し,教科書6.糖尿病の内容を事前に読んでおく
第12回糖尿病性ケトアシドーシス前回の目標について復習し,教科書6.(1)糖尿病性ケトアシドーシスの内容を事前に読んでおく
第13回インスリノーマ、グルカゴノーマ前回の目標について復習し,教科書6.(2)インスリノーマ、(3)グルカゴノーマの内容を事前に読んでおく
第14回ビタミン、その他の代謝異常前回の目標について復習し,教科書8.ビタミン、その他の代謝異常の内容を事前に読んでおく
第15回肥満と高脂血症前回の目標について復習し,教科書11.肥満と高脂血症の内容を事前に読んでおく
第16回期末試験 期末試験は対面で実施する予定です。但し、状況をみて他の方法で 行う場合もあります。前回までの目標について復習する
事前・事後学習の内容
授業の理解には予習・復習が不可欠です。シラバスに毎回の授業内容に対応する教科書の該当部分を記載しているので, 予習として教科書の該当部分を読み, 授業で扱うトピックについて大まかなイメージをつかむよう心がけること。さらに, 独力で読んでわからないところを明確にしてくることが望ましい。また, 復習として, 授業でやったところの教科書・プリントを読み返して内容をしっかり理解するよう努める。
成績評価方法
授業目標(達成目標)の(1)~(4)の達成度で成績評価を行う。C(合格)となるためには (1)~(4)の全ての項目で基本的な問題が解けることが必要である。 成績を評価する手段として、授業への参加態度および期末試験を用い、一部小テストを行うこともある。他,詳細は生命環境科学域履修要項の規程参照のこと。
履修上の注意
授業開始前日までに受講申請を終えておくこと
教科書
スライドを使用し,必要に応じてプリントを配付する。 ※自習には、コアカリ 獣医内科学II (泌尿生殖器病学、内分泌代謝病学), 文永堂出版を使用。 または、参考書の獣医内科学第3版、日本獣医内科学アカデミー編,文永堂出版等でも代用可能。

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参考文献
獣医内科学第3版,日本獣医内科学アカデミー編,文永堂出版,2022年, コアカリ 獣医内科学II (泌尿生殖器病学、内分泌代謝病学), 文永堂出版, 2022年 イラストレイテッド 獣医代謝・内分泌学,Engelking著,米澤智洋監訳,インターズー,2015年, 小動物のホルモン・代謝テキスト,Engelking著,竹村監訳,ファームプレス,2003年, 犬と猫の内分泌疾患診療マニュアル,Torrance・Mooney著,竹村監訳,ファームプレス,2001年, 犬と猫の内分泌学一診断と治療の指針,Panciera & Carr著,松木直章訳,インターズー,2007, 伴侶動物の臨床病理学,第3版, 石田卓夫著,チクサン出版社,2019年, Canine and Feline Endocrinology,4e,Edward C. Feldman著,Saunders社,2015年, 犬と猫の内分泌疾患ハンドブック 第二版, 松木直章 著, 学窓社, 2019年
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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その他
(関連科目)獣医臨床病理学,獣医内科学実習,獣医皮膚病学,獣医臨床栄養学

Updated on 2024/2/27 6:49:54

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