2023年度/2B30058001 (府大)
【集中講義】動物行動治療学 <前期、後期>
獣医学が対象とする様々な動物種について、それぞれの種に特有な、あるいは種を越えて共通する行動様式と行動の発現機序を学ぶ。こうした知識を基盤に、アニマルウェルフェアに配慮した飼養管理技術や臨床行動学の基礎となる考え方を身につけるとともに、行動科学的な分析方法や行動形成法の原理について修得する。加えて、臨床行動学について、その基本的な概念、すなわち、問題行動の定義、種類、特徴、原因、病態生理、危険因子、症状、診断法および治療法などを体系的に理解し、応用する能力を修得する。
- 科目ナンバリング
- CVANS3524-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 獣医学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- りんくう
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 獣医学が対象とする様々な動物種について、それぞれの種に特有な、あるいは種を越えて共通する行動様式と行動の発現機序を学ぶ。こうした知識を基盤に、動物福祉に配慮した飼養管理技術や臨床行動学の基礎となる考え方を身につける。さらに、臨床行動学について、その基本的な概念、すなわち、問題行動の定義、種類、特徴、原因、病態生理、危険因子、症状、診断法及び治療法などを体系的に理解し、応用する能力を修得する。 以下のコアカリの目標に加え、国家試験出題基準に準拠した内容を修得させる。 (1)動物行動学の基本概念 一般目標:動物行動学の基本概念について理解する。 (2)行動の進化 一般目標:家畜化を例に行動様式の変容について理解する。 (3)行動の発達 一般目標:哺乳類における行動の発達過程について理解する。 (4)行動の周期性 一般目標:行動にみられる様々な周期性について理解する。 (5)行動の動機づけと情動 一般目標:行動の動機づけと情動の発現に関わる脳機能について理解する。 (6)行動に影響する生理物質 一般目標:行動発現に関わる様々な生理物質の働きについて理解する。 (7)コミュニケーション行動 一般目標:動物のコミュニケーション行動について理解する。 (8)生殖行動 一般目標:動物の生殖行動について理解する。 (9)社会行動 一般目標:動物の社会行動について理解する。 (10)維持行動 一般目標:動物の維持行動について理解する。 (11)行動変容と学習理論 一般目標:動物の学習行動について理解する。 (12)問題行動とコンサルテーション 一般目標:臨床行動学全般に共通する基礎知識と行動診療の進め方を理解する。 (13)行動治療の方法 一般目標:行動治療全般に共通する治療方法の基礎知識や技能を学び、治療方針の立て方を修得する。 (14)犬における問題行動 一般目標:犬における問題行動の発現機序、診断法及び治療法を学ぶ。 (15)猫における問題行動 一般目標:猫における問題行動の発現機序、診断法及び治療法を学ぶ。 (16)犬、猫以外の動物における問題行動 一般目標:犬、猫以外の伴侶動物、産業動物、展示動物の問題行動に関する基礎知識を修得する。 (17)問題行動の予防 一般目標:問題行動を予防するための基礎知識を修得する。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 教科書および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行い、授業後は配布されたプリント資料とともに、再度授業の内容を復習して、その内容を理解・把握することを推奨します。
- 成績評価方法
- 成績評価は,その科目の授業回数の70%以上に出席した学生,もしくはその出席が見込まれる学生が対象となります。講義毎のレポートあるいは小テストなどによる到達目標の達成度を基準として評価し、各講義の評点の合算を評点とする。 各講義の評点の合計が60点以上の者を合格と判定する。
- 履修上の注意
- 本講義は集中講義で実施します。 日程等は決定次第、授業支援システムの当該ページで広報とメール連絡します。 大学に登録しているメールアドレスのメールのチャックを随時実施してください。
- 教科書
- 配布資料
- 参考文献
- 臨床行動学―獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠(インターズー)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)獣医臨床科学分野が提供する臨床系科目
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 動物行動学の基本概念 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第2回 | 行動の進化 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第3回 | 行動の発達 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第4回 | 行動の周期性 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第5回 | 行動の動機づけと情動系 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第6回 | 行動に影響する生理物質 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第7回 | コミュニケーション行動 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第8回 | 生殖行動 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第9回 | 社会行動 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第10回 | 維持行動 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第11回 | 行動変容と学習理論 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第12回 | 臨床行動学の基礎 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第13回 | アニマルウェルフェアの行動学的評価 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第14回 | 動物行動学研究の基礎的手法 | 配布資料および参考書の該当部分を熟読して十分に予習を行う |
第15回 | 総括 |
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Updated on 2024/2/27 6:49:59