2023年度/2B30234001 (府大)
【月2】ランドスケープデザイン <前期>
都市圏や自然地域における各種の緑地を対象としたランドスケープデザインを理解するための基本となる知識や理論、デザイン手法と技術について講義する。 具体的には、緑地の種類やスケールに対応したデザインサーベイや敷地分析手法、これらの分析に基づく敷地計画手法や計画立案方法を論じる。さらに、各種緑地の景観デザインや実際のプロジェクト事例を提示することにより、一連のデザインプロセスについて解説する。
- 担当教員氏名
- 武田 重昭
- 科目ナンバリング
- CESUD3227-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 農学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- ランドスケープに対する認識と分析の方法を習得したうえで、そのデザインに対する一連のプロセスを理解し、空間構成と人間行動からなる総合的な景観を論理的に捉え、表現できることを目的とする。 より具体的には、以下の能力を身につけることが達成目標である。 ランドスケープデザインを理解するための景観の捉え方に対する基礎的な知識を習得すること。 一連のデザインプロセスについて理解し、各段階での重要なポイントが説明できること。 景観の設計に対する基礎的な理論や技術を習得すること。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 都市圏や自然地域には、その場所にしかない個性ある魅力的な景観や美しい景観が存在します。それらの景観に感動することがまず大切です。そして、なぜ魅力的なのか、なぜ美しいのか、その仕組みを探してみてください。また、地方の名所や風光明媚な場所へ積極的に出かけ、良好な景観を体験してください。 私たちの身のまわりには、様々なランドスケープデザインのヒントが埋もれています。それらに意識を向けながら生活の中で景観の持つ意味を考えてみてください。
- 成績評価方法
- 授業目標の達成度で成績評価を行う。合格となるためには、授業目標の各項目に対する基本的な理解があることが必要である。評価は小レポートと試験で行う。小レポート10%、試験90%とする。小レポート及び期末試験での点数が6割以上のものを合格とする。
- 履修上の注意
- 本授業の内容は、授業担当者の実務経験を活用したものである。
- 教科書
- プリントを配付,デジタルプロジェクタ等の使用によるビジュアルな資料・事例の提示
- 参考文献
- ランドスケープアーキテクトになる本,ランドスケープアーキテクト連盟,マルモ出版,2022,1980円 緑空間の計画技法,大山陽生他,彰国社,1984,3486円 景観の構造,樋口忠彦,技報堂,1975,3800円 集住体を設計する-住環境の計画3-,住環境の計画編集委員会,彰国社,1995,3100円 パブリックライフ学入門,武田重昭ほか,鹿島出版社,2016,2500円
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)都市環境デザイン、都市緑地計画学、都市計画、緑地学原論
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
---|---|---|
第1回 | ランドスケープデザインの基本的枠組み(イントロダクション) 緑地計画の概念的枠組みおよび基礎的事項について概説する。 | 身のまわりの景観に興味を持ち、魅力的な景観や美しい景観に対する意識をもっておく |
第2回 | ランドスケープデザインの起源 近代ランドスケープデザインの起源について、その背景とともに論じる。 | 前回の内容について復習しておく |
第3回 | ランドスケープデザインの構成 ランドスケープを構成する要素およびその関係性から捉えるランドスケープデザインの方法について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第4回 | 日本のランドスケープデザインの歴史① 日本庭園の発展の歴史的経緯とそのデザイン手法について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第5回 | 日本のランドスケープデザインの歴史② 現代の日本のランドスケープデザインの特徴について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第6回 | 西洋のランドスケープデザインの歴史 西洋庭園の発展の歴史的経緯とそのデザイン手法について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第7回 | トータルランドスケープデザインへのアプローチ1 空間形態とそこでの人々の生活行動との関係性からランドスケープデザインのあり方を論じる。 | 前回の内容について復習しておく |
第8回 | トータルランドスケープデザインへのアプローチ2 都市や地域に対する誇りや愛着を育むためのランドスケープデザインのあり方を論じる。 | 前回の内容について復習しておく |
第9回 | 緑地空間のランドスケープデザイン手法1(計画・設計プロセス) 緑地空間の種類・スケールとデザインサーベイ手法、都市緑地・オープンスペースの計画・設計プロセスについて説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第10回 | 緑地空間のランドスケープデザイン手法2(敷地分析の考え方) ランドスケープ・デザインにおける敷地分析(site analysis)の手法の考え方について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第11回 | 緑地空間のランドスケープデザイン手法3(敷地分析の具体的手法) ランドスケープ・デザインにおける敷地分析(site analysis)の具体的手法について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第12回 | 緑地空間のランドスケープデザイン手法4(敷地計画の考え方) ランドスケープ・デザインにおける敷地計画(site planning)の手法の考え方について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第13回 | 緑地空間のランドスケープデザイン手法5(敷地計画の具体的手法) ランドスケープ・デザインにおける敷地計画(site planning)の具体的手法について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第14回 | 植栽計画(プランティングデザインの基礎) ランドスケープ・デザインに関係する植栽樹木の特性や樹種選定の方法と、植栽計画(planting design)の基本的考え方について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
第15回 | ランドスケープデザインの総括 講義の総まとめとして、ランドスケープデザインの必要性を述べるとともに、今日的な課題について説明する。 | 前回の内容について復習しておく |
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Updated on 2024/2/27 6:18:35