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2023年度/2B40029001 (府大)

【木3】生活支援論:老年II <前期>

本科目では、生活支援看護学概論:老年や生活支援論:老年Ⅰで学んだ知識をもとに、生活支援看護学実習:老年や生活援助実習:老年の先行科目として、実践に役立つ知識と技術を学ぶ。高齢者疑似体験を通して高齢者の加齢変化を学び、高齢者のライフヒストリーの語りを教材に、その人の人生や生きてきた時代などから高齢者を多面的に理解する。また、移乗・移動動作、転倒予防、認知症高齢者の看護、高齢者施設における看護、倫理的課題、エンド・オブ・ライフケア、アドバンスケアプランニング、アクティビティケアについて学び、生活者である高齢者を支援するための看護について学ぶ。

科目ナンバリング
DNNUR3505-J2 (府大)
授業管轄部署
看護学部
授業形態
演習
開講キャンパス
羽曳野
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
1単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
授業目的 概論や老年Ⅰで学んだ知識をもとに生活者としての高齢者を支える看護を学習し、演習を通して実践に向けた応用力を身につけることを目的とする。 到達目標
  1. 高齢者のライフヒストリーと時代背景が高齢者におよぼす影響を説明することができる。
  1. 加齢に伴う心身の変化や疾病が生活におよぼす影響を理解し、それらを踏まえた看護について説明することができる。
  1. 人生の最期まで尊厳を保ちその人らしさを支える看護について説明することができる。

  2. 高齢者の様々な生活の場を理解し、多職種連携の必要性と看護師の役割を説明できる。

  3. 高齢者の全体像を捉え、もてる力を引き出す看護計画を立案することができる。

  4. 生活の活性化を図るアクティビティケアを企画することができる。

  5. 認知症高齢者の実際を知り、看護について説明することができる。

各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回生活支援論:老年Ⅱのガイダンス 高齢者のライフヒストリー事前課題:高齢者へのライフヒストリーのインタビューをする。 講義後は、GWを踏まえてレポートを提出すること。
第2回高齢者の生活障がいの特徴と看護:移動・移乗動作・転倒予防 ・基本動作(座位保持、起居・移乗動作) ・日常生活動作の評価 ・転倒リスクのセスメントと予防教科書P122-141に目を通して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返ること。
第3回高齢者疑似体験 ・高齢者の身体的心理的変化を理解し高齢者の立場からみた高齢者への支援を学ぶために、身体に高齢者擬似装具をつけて生活動作を体験する 疑似体験する高齢者の特徴が説明できるようにしておくこと。演習後には疑似体験を通して高齢者の視座からと援助者からの視座について学んだことをレポートにまとめる。
第4回第3回に同じ第3回に同じ
第5回高齢者ケアにおける倫理的課題 ・高齢者の権利と看護倫理 ・臨床の場で生じる倫理的に問題となる場面 ・高齢者虐待をめぐる倫理的課題教科書P54-66に目を通して講義に臨むこと。講義後は、学びをレポートとして提出すること。
第6回老年看護における看護過程の展開―記録の書き方と脳梗塞の事例を用いたアセスメント―教科書P78-81、408-410に目を通して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返り、アセスメントシートを記載する。
第7回老年看護における看護過程の展開―脳梗塞の事例を用いたアセスメント―教科書P408-420に目を通して講義に臨むこと。事例について看護過程展開用紙の情報収集シートに情報を整理しアセスメントする
第8回高齢者の生活機能を整える看護としてのアクティビティケア ・対象となる高齢者の身体的、心理的、社会的、スピリチュアル的側面や高齢者を取り巻く生活環境などの背景を考えながら、アクティビティケアの企画立案する アクティビティケアの企画立案に必要な資料を図書館などで収集し授業に臨む。講義後は、講義時に配布したレジュメを振り返ること。
第9回老年看護における看護過程の展開―脳梗塞の事例を用いた関連図― 事例のアセスメントを記載したうえで演習に臨むこと。演習後は関連図を記載すること。
第10回高齢者施設における看護/多職種連携 ・高齢者の生活の場 ・多職種連携実践と多職種連携教育 教科書P360-385に目を通して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返ること。
第11回老年看護における看護過程の展開―脳梗塞の事例を用いた看護計画―事例の関連図を記載したうえで演習に臨むこと。演習後は看護計画を記載しすべての看護過程記録を提出すること。
第12回高齢者の生活機能を整える看護としてのアクティビティケア ・第11回で企画立案したアクティビティケア計画を発表する完成したアクティビティケア企画書を準備して授業に臨む。講義後は、意見交換を踏まえて修正した企画書を提出すること。
第13回エンド・オブ・ライフケア ・「生ききる」ことを支えるケア ・意思決定への支援 ・アドバンスケアプランニング教科書P348-355に目を通して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返りレポートを記載すること。
第14回認知症高齢者の看護① ・認知機能および生活機能の評価 ・認知症高齢者のアセスメントと生活障がいへの看護教科書P296-316に目を通して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返ること。
第15回認知症高齢者の看護② ・高齢者看護に携わる臨床家から認知症看護の実際を学ぶ【ゲストスピーカー】第14回講義資料を復習して講義に臨むこと。講義後は、講義時に配布したレジュメと教科書を振り返り、レポートを記載すること。
事前・事後学習の内容
老年看護学概論、生活支援論:老年Ⅰの復習、および下記の「授業計画」に示す「準備学習」の内容をふまえた事前準備を十分にして授業に臨んでください。
成績評価方法
授業目標(達成目標)の達成度で評価する。成績評価の方法は、講義・演習への取り組み、提出課題、小テストを評価対象とする。成績評価の比率は、講義・演習への取り組みおよび提出課題が50%、小テスト10%、看護過程40%とする。C(合格)以上となるためには、下記到達目標を達成することが必要である。
  1. 高齢者のライフヒストリーと時代背景が高齢者におよぼす影響を説明することができる。
  2. 加齢に伴う心身の変化や疾病が生活におよぼす影響を理解し、それらを踏まえた看護について説明することができる。
  3. 人生の最期まで尊厳を保ちその人らしさを支える看護について説明することができる。
  4. 高齢者の様々な生活の場を理解し、多職種連携の必要性と看護師の役割を説明できる。
  5. 高齢者の全体像を捉え、もてる力を引き出す看護計画を立案することができる。
  6. 生活の活性化を図るアクティビティケアを企画することができる。
  7. 認知症高齢者の実際を知り、看護について説明することができる。
履修上の注意
  • この科目は2年前期で学んだ生活支援看護学概論:老年、2年後期で学んだ生活支援論:老年Ⅰをもとに授業を進めます。
  • 提出物について、期限を過ぎてからの提出は原則受け取りません。
  • 授業資料の公開は各単元の授業終了時までです。手元に準備して授業に臨んでください。
  • 成績評価のためには授業全体の3分の2以上の出席が必要です。
  • 遅刻30分以上は欠席とみなします。
  • 30分以内の遅刻4回で欠席1回とみなします。
教科書
北川公子,系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護学,医学書院 東京,2022

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参考文献
正木治恵,真田弘美,老年看護学概論 「老いを生きる」を支えることとは 改訂第3版,南江堂 東京,2020 山田律子,内ケ島伸也,生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図 第4版,医学書院 東京,2021
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(関連科目)生活支援看護学概論 生活支援論:老年Ⅰ

Updated on 2024/2/27 6:48:51

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