2023年度/2P42071001 (府大)
【金2】産業経済論特論1A <前期>
この講義では、演習形式でビジネス・エコノミクスの基本的なトピックスと、いくつかの発展的なトピックスを学び、自らの力で最先端の経済学・経営学の研究論文を読み解くことができる力を養います。 特に、ゲーム理論やミクロ経済学というツールを用いて、経営学の様々な分野に関する理論的分析を理解します。 扱うテーマとしては、取り上げる主要な項目は、(1)価格理論、(2)ゲーム理論、(3)情報の経済学、などです。授業の進め方は、上記のテキストを輪読します。
- 担当教員氏名
- 吉川 丈
- 科目ナンバリング
- EEECO5244-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 経済学研究科
- 授業形態
- 演習
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 1年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- この講義では、演習形式でビジネス・エコノミクスの基本的なトピックスと、いくつかの発展的なトピックスを学び、自らの力で最先端の経済学・経営学の研究論文を読み解くことができる力を養います。特に、ゲーム理論やミクロ経済学というツールを用いて、経営学の様々な分野に関する理論的分析を理解します。 具体的には、以下の能力を身につけることを達成目標とします。 1.受講者各人が産業組織論の基礎理論を概説することができること。 2.受講者各人が産業組織論で必要な分析手法を理解できること。 3.受講者各人が産業組織論で必要な分析手法を自ら駆使して利用できること。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 1. テキストの内容を事前に予習すること。 2. 学部レベルの産業組織論の関連知識を復習すること。 3. 講義内で扱った理論と現実の対応を考えること。
- 成績評価方法
- 達成目標の達成度に基づいて成績評価を行う。 成績は、報告のクオリティー(30%)と期末試験(70%)で評価する。 期末試験で各経済主体の最適化問題、市場均衡について基本的な理解を示すことが合格のための基準となる。
- 履修上の注意
- 1. 基本的に上記の計画のもとで授業を展開する予定ですが、受講生の状況に応じて予定変更をする可能性があります。 2. 事前に授業内容を予習すること。また、この授業はミクロ経済学の応用科目としてミクロ経済学と経済数学の内容をよく利用するので、この2科目の内容も十分に復習すること。 3. 疑問があれば、残さずにすぐ聞くこと。 4. 無断に欠席しないこと。 ただし新型コロナウィルス感染拡大などにより大学本部からの対面自粛要請があった場合には、遠隔授業に移行する可能性があります
- 教科書
- (1) 丸山雅祥・成生達彦、『現代のミクロ経済学:情報とゲームの応用ミクロ』、創文社、1997年 (2) 神戸伸輔、『入門 ゲーム理論と情報の経済学』、日本評論社、2004年 (3) 武隈慎一、『演習ミクロ経済学 第2版』、新世社、2017年などを使用する予定です。詳細は初回の授業時にアナウンスします。 現代のミクロ経済学:情報とゲームの応用ミクロ / 丸山雅祥・成生達彦 : 創文社, 1997年 ,ISBN:97844238508481 入門 ゲーム理論と情報の経済学 / 神戸伸輔 : 日本評論社, 2004年 ,ISBN: 978453555446 演習ミクロ経済学 第2版 / 武隈慎一: 新世社, 2017年, ISBN: 4883842495
- 参考文献
- 適時指示します。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- 理論モデルを一つ習得することは、何十もの実例を知ることに匹敵するほど、有用性があります。しかし習得には、数学を用いた「抽象化」のスキルがどうしても必要となります。また、現代社会では、英語で書かれた記事や論文をDeepLを使わずに読みこなす力を持っていることが重要になってくるでしょう。数学と英語の勉強も同時に頑張りましょう。 (関連科目)産業経済論特論1B
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
---|---|---|
第1回 | ガイダンスと担当打ち合わせ | |
第2回 | 数学的準備(1) 微分と最大化問題 | 講義内で示した微分に関する練習問題を解く。 |
第3回 | 数学的準備(2) 偏微分と最大化問題 | 講義内で示した偏微分に関する練習問題を解く。 |
第4回 | 完全競争と市場均衡 | 厚生経済学の基本定理の証明についてまとめ直す。 |
第5回 | 消費者行動 (効用最大化) | 武隈 (2017)の消費者行動に関する練習問題を解く。 |
第6回 | 消費者行動 (需要の特性) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第7回 | 企業行動 (生産関数と様々な費用) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第8回 | 企業行動 (費用最小化と利潤最大化) | 武隈(2017)の企業行動の練習問題を解くこと |
第9回 | ゲーム理論の基礎 (戦略型ゲームとその例) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第10回 | ゲーム理論の基礎 (展開型ゲームと繰り返しゲーム) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第11回 | 独占市場 | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第12回 | 寡占市場 (数量競争) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第13回 | 寡占市場 (価格競争) | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第14回 | 不確実性と情報 | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第15回 | インセンティブと組織 | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
第16回 | 講義内で提示した練習問題を解くこと |
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Updated on 2024/2/27 6:43:02