2023年度/3L21107001 (市大)
【月4】哲学史演習・講読Ⅰ <前期>
フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』を読む。
- 担当教員氏名
- 高梨 友宏
- 科目ナンバリング
- LAPHL3205 (市大)
- 授業管轄部署
- 文学部
- 授業形態
- 演習
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- フッサール後期現象学の代表的著作の一つである『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』における、フッサールの近代哲学史観の吟味を通して、(「哲学史通論Ⅱ」で取り上げた)デカルトからカントに至る近大哲学の諸思想の理解を深める。加えて、フッサールの「生活世界」の理念や「他者問題」についても理解することを目指す。
- 授業内容
- 最初の数回で、第1部「ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現としての学問の危機」、および第2部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」のうち、第15節までの内容を講師が講述し、第16節から「演習」を行う。演習の進め方については第1回目に説明する。 第1回 導入:フッサール『危機』書について 第2回 『危機』書第1部の内容についての講述(1) 第3回 『危機』書第2部の内容についての講述(2) 第4回 『危機』書第2部の内容についての講述(3) 第5回 『危機』書第2部の内容についての講述(4) 第6回 演習(1) 第7回 演習(2) 第8回 演習(3) 第9回 演習(4) 第10回 演習(5) 第11回 演習(6) 第12回 演習(7) 第13回 演習(8) 第14回 演習(9) 第15回 演習(10)
- 事前・事後学習の内容
- 事前学習 講述部分については、事前に配布する関連資料を読んで授業に臨まれたい。演習部分については、担当者を事前に決める(履修者の人数によっては、同一箇所を複数名のグループで担当してもらう)が、その日演習を担当しない人も、必ずテキストに目を通して授業に臨むこと。演習を担当する人は、内容に関する授業用レジュメを用意し、内容に関して十分説明できるようにテキストをよく読み込んでくること。 事後学習 本演習における既読のテキスト箇所については、講師の講述に拘わらず、第一次文献を用いて、遡って独習されたい。
- 成績評価方法
- 平常点による評価。ただし、当日の受講者による議論を行うので、授業への出席を重視する。全授業回数の6割以上の出席率が必須。
- 履修上の注意
- ・基本的に翻訳書に基づいて演習を進めるが、原文を参照する場合があるので、少なくとも初級ドイツ語の既修者が受講されることが望ましい。 ・『危機』書はフッサールの西洋近世哲学史への批判的考察を含むため、履修に当たっては「哲学史通論」などの哲学史系科目を並行履修するか、既修であることが望ましい。そうでなければ、哲学史の書物(とくに指定はしない)を自分で読み、少なくともデカルトからカントまでの西洋哲学史上の一般的知見をあらかじめ得ておいてほしい。
- 教科書
- 教材:E.フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』細谷恒夫・木田元訳、中公文庫、1995年。他にも翻訳が出ているが、授業ではテキストのページ数などを確認しながら進めるので、履修に当たってはこの訳書を必ず入手しておいてほしい。 なお、独語原文は必要に応じてコピーして配布する。
- 参考文献
- 授業中に適宜指示する。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
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Updated on 2024/2/27 6:22:44