2023年度/3S05158100 (市大)
【水1】分子発生生物学 <前期>
動物の発生の仕組みについて学ぶ科目である。配偶子形成、発生初期の胚葉形成、器官形成、細胞分化、遺伝子発現とその制御機構について分子レベルで理解することを目的とする。また発生生物学の知識を土台として関連分野である進化発生学や、再生医療についても説明する。
- 担当教員氏名
- 鈴木 孝幸
- 科目ナンバリング
- SEBLO3325 (市大)
- 授業管轄部署
- 理学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1. 発生特異的な多細胞間の相互作用の仕組みについて説明出来る。 2. パターン形成や、細胞分化など圴一の細胞群から異なる器官が生み出される仕組みを説明出来る。 3. 私たちの体の体軸が決まる仕組みについて分子レベルで説明出来る。 4. 組織特異的に遺伝子が発現する仕組みついて説明出来る。 5. 発生期におけるゲノム構造とエピジェネティクスの変化を説明出来る。
- 各授業回の説明
- 授業内容
- 第1回から第7回の講義では、まず動物発生の基本原理を学んだ後に、配偶子形成から初期の発生現象である体のパターン形成までを学ぶ。具体的には減数分裂、ショウジョウバエを用いた背腹軸•前後軸形成、アフリカツメガエルにおける胚葉形成と中胚葉誘導、脊椎骨の原器である体節の形成と、Hox遺伝子群の働きについて学ぶ。第8回の授業で中間試験を行う。第9回から第15回の講義では、パターン形成後の細胞の分化や、遺伝子発現調節機構について学ぶ、具体的には、筋肉、骨、神経細胞への分化の仕組みについて学ぶ。またこれらの分化を誘導するための組織特異的な遺伝子発現誘導機構について学ぶ。発生学に関連する進化発生学や再生医療についても学ぶ。第16回の授業で期末試験を行う。
- 事前・事後学習の内容
- 事前に各回の授業内容に関する参考文献や配布プリントの内容を読んで予習をすること。事後には授業の要点をまとめること。特に、授業で取り扱う様々な発生現象について、時系列を追って説明出来るか復習をすること。
- 成績評価方法
- (1)到達目標の達成度を評価する。 (2)授業への取り組み20%、中間試験40%、期末試験40%。 (3)100点満点中60点以上をもって、到達目標を達成したと評価する。
- 履修上の注意
- 特になし。
- 教科書
- 毎回講義に関連したプリントを配布する。
- 参考文献
- ウォルパート発生生物学(メディカルサイエンスインターナショナル)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 動物発生の基本原理 |
第2回 | 配偶子形成 |
第3回 | 発生における遺伝子発現とパターン形成 |
第4回 | ショウジョウバエの初期発生 |
第5回 | カエルにおける胚葉形成と原腸陥入 |
第6回 | 中胚葉が誘導される仕組み |
第7回 | 初期神経系の形成と体節、Hox遺伝子 |
第8回 | 中間試験 |
第9回 | 転写の仕組みとエピジェネティクス |
第10回 | 器官形成:手足の発生 |
第11回 | 骨細胞の分化 |
第12回 | 幹細胞と再生医療 |
第13回 | 筋肉の発生と神経分化 |
第14回 | 進化発生学 |
第15回 | 最新の発生生物学トピックス |
第16回 | 期末試験 |
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Updated on 2024/2/27 6:34:51