2023年度/3T14225001 (市大)
【集中講義】分子生物学 <前期>
20世紀後半より急速に発展したバイオテクノロジーは今や医療分野だけでなく環境,エネルギーなど工学分野においても重要になっている。生物科学はこれらを理解する上で欠くことのできない基礎学問である。「分子生物学」では遺伝子の本体であるデオキシリボ核酸(DNA)やリボ核酸(RNA),さらに生命現象の担い手であるタンパク質について,その構造と機能について講義する。
- 担当教員氏名
- 北村 昌也
- 科目ナンバリング
- TPMOB3201 (市大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 2年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 遺伝情報の伝達・発現の仕組みといった生命現象を分子レベルで理解する。さらに,分子生物学が,医学や薬学,生物工学などの分野でどのように応用されているか理解し,説明することができる。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標(達成目標)の達成度で評価する。授業目標を大きく上回って達成できている場合(総合的に90%以上)はAA,授業目標を上回って達成できている場合(総合的に90%未満80%以上)はA,授業目標を達成できている場合(総合的に80%未満70%以上)はB,最低限の授業目標を達成できている場合(総合的に70%未満60%以上)はCと評価する。成績評価は,筆記試験(原則対面)を基に行う。デオキシリボ核酸やリボ核酸,タンパク質について,その構造と機能について60%以上説明できることとする。
- 履修上の注意
- 講義に関連する資料を授業支援システムにUPしておくが,必ずしも印刷を強要するものではない。 この科目は再履修する市大生のために開講される科目であり、8月に集中講義の形で行う予定である。
- 教科書
- 基礎分子生物学第4版(東京化学同人)
- 参考文献
- ヴォート基礎生化学第5版(東京化学同人) Essential細胞生物学 原書第5版(南江堂)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 生物学の流れと分子生物学:講義の進め方,近代生物学に至る道のり、分子生物学の誕生、分子生物学の発展と将来 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第2回 | 生物学を理解するための基礎知識:基礎知識の確認 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第3回 | 生物と細胞:細胞説と生化学 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第4回 | 遺伝物質DNAの発見:古典的遺伝学と遺伝子 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第5回 | 核酸 DNAとRNA:セントラルドグマと核酸の化学構造 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第6回 | アミノ酸とタンパク質:ペプチド結合,タンパク質の構造と機能 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第7回 | 遺伝情報の保存(1):DNA複製とDNAポリメラーゼ | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第8回 | 遺伝情報の保存(2):DNA複製機構 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第9回 | DNAの変異,損傷,修復(1):変異の種類,変異原 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第10回 | DNAの変異,損傷,修復(2):修復の仕組み | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第11回 | DNAの組換え:相同組換え機構,減数分裂における組換え | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第12回 | RNAの合成:遺伝子発現と転写,転写制御因子 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第13回 | RNAの加工:RNAの転写後修飾,スプライシング | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第14回 | タンパク質の合成:遺伝子の翻訳,転移RNA | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第15回 | 細菌の分子遺伝学:細菌の増殖,プラスミド,トランスポゾン,遺伝子工学 | 教科書を通読することにより予習する。各授業後に講義資料を見直すことにより復習する。 |
第16回 | 試験 | 試験を行うので,覚えるべきところは覚えるなど準備しておく。 試験でわからなかったところは,すぐに調べておく。 |
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Updated on 2024/2/27 6:59:02