2024年度/1AAC011001 (公大)
【木1】グローバル・コラボレーション論 <後期>
共生社会の実現のためには、周縁化されている人びとや、社会的に排除されるリスクや脆弱性が高い人びとを「誰一人取り残さ」ず、その人たちとともに持続可能な社会を形成していくことが不可欠である。とくに急激なグローバル化が進む状況にあっては、地域や国を超えたグローバルな協働・連携が必要であり、ESD(持続可能な開発のための教育)やグローバル・シティズンシップ教育(GCED)と人権教育、あるいは国際ソーシャルワークなどへの関心も高まっている。本講義では、これら国内外の動向を踏まえつつ、人種・民族の多様性やジェンダー平等の他、複層化するアイデンティティをめぐる今日的課題を理解し、人権基盤型アプローチによる問題解消の方策を習得する。(オムニバス方式/全15回)。
- 科目ナンバリング
- AACOHS21011-J1 (公大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学域
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
本授業の到達目標は、以下の3点である。
(1)急激なグローバル化による現代社会の諸問題を的確に理解し、論述することができる。
(2)グローバル・シティズンシップの多義性について理解し、論述することができる。
(3)SDGsの意義と背景を的確に理解し、論述することができる。- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標の達成度について成績評価が行われる。リアクションペーパーを60%、学期末レポートを40%として評価し、60点以上を合格点とする。
- 履修上の注意
- 講義科目だが、グループ・ディスカッションなど、積極的な参加が求められる。
- 教科書
- 授業中に資料を配布する。
- 参考文献
- 授業中に資料を配布する。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | イントロダクション:(伊井) | 授業内で指示する |
第2回 | グローバル化と社会変容(1)日本国内 (吉田敦彦) | 事前の配布資料を読んでおくこと |
第3回 | グローバル化と社会変容(2)国際社会 (吉田敦彦) | 事前の配布資料を読んでおくこと |
第4回 | アイデンティティの複層化とインターセクショナリティ(1)人種・民族・エスニシティ ( 全泓奎 ) | 事前の配布資料を読んでおくこと |
第5回 | アイデンティティの複層化とインターセクショナリティ(2)社会階級と多文化共生の課題 (東優子) | 事前の配布資料を読んでおくこと |
第6回 | アイデンティティの複層化とインターセクショナリティ(3)ジェンダー/セクシュアリティ (東優子) | 事前の配布資料を読んでおくこと |
第7回 | グローバルな協働・連携(1): 日本国内での外国籍児童生徒の教育と社会参加 (伊井直比呂) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第8回 | グローバルな協働・連携(2): フィリピンの貧困課題と国内課題の異同と連携 (伊井直比呂) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第9回 | グローバルな協働・連携(3): ニュージーランドの多文化性と民族間連帯 (吉田敦彦) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第10回 | グローバルな協働・連携(4): スウェーデンの移民政策と日本の縮小社会の課題-社会保障の観点から- ( 全泓奎 ) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第11回 | グローバルな協働・連携(5): ベトナムとの社会課題解決型連帯の試み (東優子) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第12回 | グローバルな協働・連携(6): 国内における諸問題との関連性を抽出する。 (山野則子) | 各回について、リアクション・ペーパーを提出すること |
第13回 | グローバル・シティズンシップ教育(GCED)と人権教育 (伊井直比呂) | 授業内で指示する |
第14回 | 持続可能な開発と人間開発から協働・連携の価値を考える。(山野則子) | 授業内で指示する |
第15回 | 国際ソーシャルワーク ( 全泓奎 ) | 授業内で指示する |
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Updated on 2025/4/5 6:34:43