2024年度/1AAD011001 (公大) / (府大) / (府大)
【水5】臨床心理学概論 <前期>
臨床心理学全般についての概説を行う。とりわけ、臨床心理学の考え方を紹介するために、臨床心理学の歴史と方法を中心に講義を行う。 受講生には、事前学習としてmoodleにアップされるテキストを熟読することが求められる。 第1週ー第3週:臨床心理学の歩みとパラダイム 第4週ー第5週:臨床心理学の主観 第6週ー第8週:臨床心理学の方法論と諸学派 第9週ー第11週:治療論的な見立てと主体 第12週ー第14週:心理臨床の実際 第15週:臨床心理学の研究法
- 担当教員氏名
- 川部 哲也
- 科目ナンバリング
- AADPSY21011-J1 (公大) / AESPE2510-J1 (府大) / DWPSY2334-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学域
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 2年 (府大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 臨床心理学は苦悩する心を心理学的に援助する実践の学である。心を対象としつつ、それにアプローチするのも心であるという二重性を特徴とするので、心理学的な見方を知ることを目標とする・具体的には以下の3点を達成目標とする。 1.主観現象を扱う際に伴う二重性という視座を身につけること 2.「科学の知」とは異なる「臨床の知」という見方を身につけること 3.心理学的な主体におけるイメージの視点を身につけること
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業目標1・2・3の達成度で成績を評価する。評価方法は小レポート(30%)および定期試験(70%)による。小レポートは授業中に指示をする。
- 履修上の注意
- テキスト及びその参考文献、資料の学修を進めること。
- 教科書
- 講義中にテキストに相当する資料をmoodleの本講義サイトに挙げて配布する。
- 参考文献
- 河合俊雄『心理臨床の理論』 岩波書店 エレンベルガー『無意識の発見』上下 弘文堂 河合隼雄監修『臨床心理学』1~5 創元社
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
| 授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
|---|---|---|
| 第1回 | 臨床心理学の定義、レポート課題とレポート用文献の提示 (目標)心理学全体の中での臨床心理学の位置づけと臨床心理学の特質を理解する。 | テキスト第1章「臨床心理学の定義」を熟読する |
| 第2回 | 臨床心理学の遠祖 (目標)古代から近代まで、心の問題が扱われてきた関連領域を概観できる。 | テキスト第2章「臨床心理学の遠祖」を熟読する。 |
| 第3回 | 臨床心理学の歴史的なパラダイム (目標)現代における臨床心理学の基本的な視座を身につける。 | テキスト第3章「臨床心理学の歴史的なパラダイム」を熟読する。 |
| 第4回 | 臨床の知と科学の知 (目標)多義性・固有性・身体性を特質とする臨床の知の見方ができる。 | テキスト第4章「臨床の知と科学の知」を熟読する。 |
| 第5回 | 心理臨床の主観 (目標)心理臨床事例から心理的問題を主観の二重性から見ることができる。 | テキスト第5章「心理臨床の主観」を熟読する。 |
| 第6回 | 心の構造と機能 (目標)心理学的機能とその構造から心理症状と人格とイメージの関係を概観できる。 | テキスト第6章「心の構造と機能」を熟読する。 |
| 第7回 | 臨床心理学の学派と目的論的な方法 (目標)現代的な学派を概観し、その特徴である目的論的な見方ができる。 | テキスト第7章「深層心理学」を熟読する。 |
| 第8回 | 来談者中心療法 (目標)ロジャーズ派の目的論的な見方ができる。 | テキスト第8章「人間性心理学」を熟読する。 |
| 第9回 | 心理学的な問題と見立て (目標)心理学的な問題の分類を概観し、問題の見立ての多様性を知る。 | テキスト第9章「見立ての枠組み」を熟読する。 |
| 第10回 | 主体の水準 (目標)心理臨床事例から心理学的問題を主体のあり方から見立てられる。 | テキスト第10章「主体の水準」を熟読する。 |
| 第11回 | 症状と主体 (目標)症状の水準と主体の水準との関係を見立てられる。 | テキスト第11章「症状と主体」を熟読する。 |
| 第12回 | 心理臨床の構造と動き (目標)心理臨床の実践活動における構造と動きを概観できる。 | テキスト第12章「心理臨床の構造と動き」を熟読する。 |
| 第13回 | 臨床心理査定 (目標)心理査定の方法と心理検査の考え方を身につける。 | テキスト第13章「臨床心理査定」を熟読する。 |
| 第14回 | 心理療法 (目標)心理療法事例からイメージを用いた主体形成を見ることができる。 | テキスト第14章「心理療法」を熟読する。 |
| 第15回 | 研究法 (目標)臨床心理学における事例研究法の意義を他の研究法と比較できる。 | テキスト第15章「臨床心理学の研究法」を熟読する。 |
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Updated on 2025/4/5 6:28:58
