2024年度/1AAD013001
【木2】心理療法論(心理学的支援法) <前期>
(公大) / 心理療法論 (府大) / 心理療法論(心理学的支援法) (府大)
この授業は、心理的課題や問題を持つ人に対して、心理学的に援助する心理療法の考え方を身につけることを目標とする。具体的には、心理療法の治療論や技法論、心理療法のプロセスを理解し、「無意識」の概念や心理療法とイメージの関連など、それらの背景になっている諸理論の学びを通じて、人間の心を臨床心理学的に理解する観点を修得する。 ※本科目は、公認心理師の受験資格を得るために必要な科目である。
- 科目ナンバリング
- AADPSY31013-J1 (公大) / (府大) / AESPE2513-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学域
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1.心理療法についての基礎的知識を修得する。 2.心理療法が人間の心にどのような影響を与え、どのような過程を経るのかという原理について理解する。 3.人間の心についての臨床心理学的理解の観点を身につける。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 授業時間外学習として、河合隼雄『コンプレックス』『カウンセリングの実際』ほか、講義中に指示した参考文献を読むこととする。詳しくは講義中に指示する。
- 成績評価方法
- 小レポート等30%、定期試験(筆記試験)70%の配点により評価する。評価基準としては、授業内容に関する知識の修得、拡大・深化のレベルを授業目標の1~3の達成度によって評価する。単位取得にあたっては、目に見えない「こころ」を臨床心理学的に捉える観点が持てること、および心理療法の過程を臨床心理学的なことばで説明できることが求められる。
- 履修上の注意
- (関連科目)臨床心理学概論、心理検査法(心理的アセスメント)、心の病理学(精神疾患とその治療) 本科目は、担当教員の実務経験を活かした授業である。
- 教科書
- 各回にプリントを配付する。
- 参考文献
- エレンベルガー『無意識の発見』弘文堂、河合隼雄『コンプレックス』岩波新書、河合隼雄『カウンセリングの実際』岩波現代文庫ほか、講義時に適宜指示を行う。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション心理療法とは何か |
第2回 | 心理療法における「無意識」概念(1)原始精神療法 |
第3回 | 心理療法における「無意識」概念(2)無意識の働き |
第4回 | 心理療法における「無意識」概念(3)こころの層構造 |
第5回 | 無意識の探究(1)フロイトの精神分析理論 |
第6回 | 無意識の探究(3)ユングの分析心理学理論 |
第7回 | 無意識の探究(3)ユングの分析心理学理論 |
第8回 | 無意識の探究(4)ユングの元型論 |
第9回 | 無意識の探究(5)心理療法における転移と逆転移 |
第10回 | 無意識の探究(6)深層心理学としての心理療法 |
第11回 | 現象に対する臨床心理学的観点(1)デジャヴュ体験の臨床心理学 |
第12回 | 現象に対する臨床心理学的観点(2)村上春樹の作品から |
第13回 | 現象に対する臨床心理学的観点(3)発達障害を再考する |
第14回 | 現象に対する臨床心理学的観点(4)心理療法と環境 |
第15回 | まとめ |
第16回 | 定期試験 |
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Updated on 2025/4/5 6:34:47