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Project TryAngleは学生スタッフによる大学公認のシステム開発チームです。 利用者の観点からより便利になるよう、学生自身の手で新システムの開発などを行っています。

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2024年度/1AAX006001 (公大)

【金2】環境社会システム学概論 <後期>

本講義は現代システムのサブセットである自然―社会-人間-情報システムのうち、とりわけ自然―社会システム部分に焦点をあてる。講義ではまず公害問題、持続可能な開発目標といった自然-社会システム全体に係る重要概念を概説する。その際、企業関係者等のゲストスピーカーを招き企業活動・技術・環境保全の最新情報を伝える機会を設ける。次に自然環境が農林水産業といった第一次産業、工業等の第二次産業、広く都市を基盤とする第三次産業にどのように関わりあうかを解説する。そして最後に環境問題を自然と社会が織りなす相互作用環と捉えつつ、人間社会における様々な生業とサステイナビリティ(持続可能性)の関係について考察する。

科目ナンバリング
AAXSUD21006-J1 (公大)
授業管轄部署
現代システム科学域
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
配当年次
1年 (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
本授業では、以下の能力を身につけることを目標とする。 1.公害問題、持続可能な開発目標といった環境問題に関する重要概念について説明できること 2.持続可能な開発目標の達成における政府と企業の役割について説明できること 3.自然環境が水産業に与える影響と、水産業が自然環境に与える影響について説明できること 4.自然環境が工場の立地、都市への集積に与える影響と、地域経済が地域の環境に与える影響について説明できること 5.自然環境が都市における人間生活に与える影響と都市機能が自然環境に与える影響、さらに人間の活動が労働を通して自然環境に与えてきた影響と近代における労働のありかたの問題点を説明できること 6.人間社会における様々な生業と持続可能性の関係について説明できること。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回オリエンテーション:現代システム科学域の教育理念と、その中の環境社会システム学類の位置付けと役割、環境社会システム学類の3 ポリシーについて解説する。さらに、1年次前期必修科目「情報システムとサステイナビリティ」「自然システムとサステイナビリティ」「社会システムとサステイナビリティ」「人間システムとサステイナビリティ」との関連性について解説する。(遠藤)授業支援システムで事前配付するシラバス、資料等を確認しておく。
第2回公害問題から持続可能な開発目標までの歴史(遠藤)4大公害、持続可能な発展、SDGs
第3回持続可能な開発目標と政府の役割(遠藤)政府規制、環境保全と税
第4回持続可能な開発目標と企業活動(遠藤)環境保全のための技術開発
第5回水産業と海洋環境(黒田)沿岸域の生態系サービス
第6回水産業と環境負荷(黒田)水産プロセスの環境負荷(例:二酸化炭素排出量)、水産物のグローバル化
第7回水産業と魚食(黒田)食文化と環境保全
第8回水産業とコミュニティ(黒田)水産資源の持続的な利用
第9回近代大阪と工業化(水野)近代都市の形成と環境
第10回雇用と居住の地理(水野)都市構造の変容とその影響
第11回働くことと遊ぶことの人類学(酒井)人類史における自然と人間活動の関係
第12回働くことと遊ぶことの近代史(酒井)近代における労働観念の形成
第13回働くことと遊ぶことの思想(酒井)気候変動のなかで働くことの意味
第14回自然-社会システムの観点から見た持続可能性(遠藤)授業で話された内容を復習する。
第15回対談を通じた総括(環境社会システム学概論、心理学概論、知識情報システム学概論、教育福祉学概論の代表教員)(遠藤)授業で話された内容を復習する。
第16回期末試験(遠藤)授業内で指示する。
成績評価方法
到達目標の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、 1. 公害問題、持続可能は開発目標といった環境問題に関する重要概念について説明できること 2. 持続可能な開発目標の達成における政府と企業の役割について説明できること 3. 自然環境が水産業に与える影響と、水産業が自然環境に与える影響について説明できること 4. 自然環境が工場の立地、都市への集積に与える影響と、地域経済が地域の環境に与える影響について説明できること 5. 自然環境が都市における人間生活に与える影響と都市機能が自然環境に与える影響、さらに人間の活動が労働を通して自然環境に与えてきた影響と近代における労働のありかたの問題点を説明できること 6. 人間社会における様々な生業と持続可能性の関係について説明できること。 以上の6点を達成することが求められる。 成績は毎回提出させるコメントペーパーと期末レポートを用いる。成績評価に占める割合は、コメントペーパーが20%、期末レポートが80%である。
履修上の注意
関連科目: 情報システムとサステイナビリティ、社会システムとサステイナビリティ、人間システムとサステイナビリティ、知識情報システム学概論、教育福祉学概論、心理学概論
教科書
授業中に資料を配布する。

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参考文献
授業中に適宜紹介する。
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/4/5 6:40:57

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