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2024年度/1ABBE01010

【火2】地理学概論A <後期>

(公大) / 地理学概論Ⅰ (市大)

心理学・社会学・教育学と比べて地理学の成立は古く、人類を取り巻く環境と密接に関わる地理的知識の体系化はギリシャ・ローマ時代にさかのぼる。本授業は人間―環境関係と地理的知識の体系化がどのようになされてきたのかについて概説したうえで、それらを考察するためのいくつかのトピックを具体的に例示する。それによって、グローバル化の時代において多様な地理的スケールで発生する飢饉、貧困、抑圧、差別、紛争、環境破壊を考える上で、地理学的知識がどのような意味を持ちうるのかを考察する。特に本年度は地理学から「政治」をとらえる方法論的視角に焦点を据えていきたい。

担当教員氏名
山﨑 孝史
科目ナンバリング
ABBGEO32037-J1 (公大) / LBGEO3201 (市大)
授業管轄部署
文学部
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
2年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
単に過去から現在に至る局地的な事象を考察することを超えて、人類史的な視点から世界や地球環境をとらえることを目標とする。そうした視点をベースに、グローバル化の時代において多様な地理的スケールで発生する飢饉、貧困、抑圧、差別、紛争、環境破壊を考える力を養う。そして、地理学史の展開を踏まえて、地球大での環境と平和に資する地理学的視点を身につける。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回イントロダクション―地理学におけるパラダイム事後学習として次回の課題を準備する。
第2回古代から中世における地理的知識の形態1事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第3回古代から中世における地理的知識の形態2事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第4回大航海時代と地理的知識の発展事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第5回植民地・帝国主義と地理学1ー戦前事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第6回植民地・帝国主義と地理学2-戦後事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第7回伝統的地誌学と計量革命事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第8回「人間中心」の地理学への指向事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第9回ポストモダン地理学と批判地理学の潮流事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第10回新しい地誌学とマルチ・スケール政治地理学事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第11回言語論的転回と批判地政学事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第12回文化論的転回と他者化の地理学事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第13回気候変動と再帰的近代の地理学事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第14回平和と環境の地理学へ事前学習として今回の課題文献や質問に関するショート・レポートを作成し、授業後に提出する。事後学習として各回の授業スライドを参照し、期末レポートの執筆に反映させる。
第15回総合討論とレポート執筆指導事前学習として討論の準備をする。事後学習としてレポートを執筆する。
成績評価方法
到達目標に沿って評価する。出席数が2/3(10回)以上の受講生を評価対象とする。評価は以下の二つの観点から行い、総点の60点以上を獲得し、環境や平和に関する問題を地理学的視点から説明できることをもって合格とする。 (1) ショートレポート(評価配分50%):予習として毎週授業前に各週の課題を考察し、その回答を当該授業終了時に提出する。 (2) 期末レポート(評価配分50%):執筆要領に従って、指定された地理学のパラダイムを、具体的な分析例を示して解説・説明する。
履修上の注意
課題等の不正提出や不正作成(盗作)、そのほか不正行為が認められた場合は、その時点で厳正な処置を行い、所属学部に報告する。遅刻・早退・授業中の私語など、授業妨害についても同様の処置を行う。
教科書
教科書として山﨑孝史編著『「政治」を地理学する―政治地理学の方法論』(ナカニシヤ出版、2022年)を用いる。その他の参考文献、授業スライドを含む参考資料は学習管理システム(Moodle)で知らせるか、授業開始時に指示する。

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参考文献
参考資料を通して適宜紹介する。
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
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Updated on 2025/4/5 6:25:09

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