2024年度/1AEA039000 (公大) / (市大)
【水1】マーケティング・リサーチ論 <後期>
※本授業は遠隔授業として実施します。 マーケティングの基本的なプロセスにおいて、リサーチ(市場調査)はその初手に位置付けられています。 その背景には、消費者の需要も多様化・個性化する現代の市場において、様々な需要を持つ消費者を満足させ、顧客を獲得し維持することが企業にとってますます困難な時代となっていることが挙げられます。 マーケティング・リサーチは、そのような多動な市場を構成する消費者を調査分析することで理解し、そしてその結果を用いて、効果的かつ効率的なマーケティングを企画・運営するためのアプローチです。 本講義では、マーケティング・リサーチの理論的な内容のみならず、SPSSを中心とした統計分析ソフトを用いて自身で調査分析することで、体感的にも知識を獲得できるよう試みます。
- 担当教員氏名
- 圓丸 哲麻
- 科目ナンバリング
- AEACOM34006-J1 (公大) / CAFAD3330 (市大)
- 授業管轄部署
- 商学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- ・統計分析ツール(SPSS、Excel、Rなど)の使えるようになる。 ・調査分析のやり方や統計分析の結果を使って、客観的妥当性を持った説明ができるようになる。 ・グループディスカッションや成果報告を通じて、スケジュールの管理能力などのマネジメントができるようになること、さらにマーケティングの知識を基盤として発表内容に関して論理的な説明できるようになる。(40%)
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 〇到達目標の達成度について評価 ・統計分析ツール(SPSS、Excel、Rなど)の使えるようになる。(40%) ・調査分析のやり方や統計分析の結果を使って、客観的妥当性を持った説明ができるようになる。(20%) ・グループディスカッションや成果報告を通じて、スケジュールの管理能力などのマネジメントができるようになること、さらにマーケティングの知識を基盤として発表内容に関して論理的な説明できるようになる。(40%) 〇成績評価方法 期末レポート(40点)および講義内で実施する成果報告レポートの総計(60点)を加味し、総合的に評価する。 合格のための最低基準は、統計ツールを用いて基礎的な統計解析ができることである。
- 履修上の注意
- もしわからないことなどがあった際は、気兼ねなく担当教員に質問をしてほしい
- 教科書
- 恩藏 直人・ 冨田 健司 (編著)(2022)『1からのマーケティング分析(第2版)』,碩学舎 古川 一郎・ 上原 渉(編著)(2022)『1からのデータ分析』,碩学舎 小宮 あすか・布井 雅人(2018) 『Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける』 ,講談社
- 参考文献
- 圓丸哲麻(2022)『百貨店リテールブランド戦略』,白桃書房
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 第1回:ガイダンス (マーケティングと調査の関係) | 事前学習:マーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認 事後学習:配布資料の確認(マーケティング関連科目、および統計学に関する知識に関わる復習) |
第2回 | 第2回:統計分析ソフトを使ったデータ入力と記述統計(データ入力と、入力したデータの記述統計を算出する) | 事前学習:第1回目の配布資料の確認(マーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認) 事後学習:第2回目の配布資料の確認(記述統計に関する用語の復習) |
第3回 | カイ二乗検定・t検定(独立したサンプルのt検定・対応のあるサンプルのt検定) | 事前学習:第2回目の配布資料の確認(記述統計に関する用語の確認) 事後学習:第3回目の配布資料の確認(独立したサンプルのt検定・対応のあるサンプルのt検定の復習) |
第4回 | 分散分析(分散分析を用いた平均値の比較) | 事前学習:第3回目の配布資料の確認(独立したサンプルのt検定・対応のあるサンプルのt検定の確認) 事後学習:第4回目の配布資料の確認(分散分析を用いた平均値の比較の復習) |
第5回 | 平均を用いた比較分析の確認(t検定と分散分析の使い分け) | 事前学習:第3,4回目の配布資料の確認(独立したサンプルのt検定・対応のあるサンプルのt検定の確認および分散分析を用いた平均値の比較の確認) 事後学習:第5回目の配布資料の確認(t検定と分散分析の使い分けの復習) |
第6回 | 相関分析・重回帰分析(データ間の関係性の検討) | 事前学習:第5回目の配布資料の確認(t検定と分散分析の使い分けの確認) 事後学習:第6回目の配布資料の確認(相関分析の復習) |
第7回 | 因子分析①:潜在因子と影響(因子分析を用い、データ間の関係性を検討する) | 事前学習:第6回目の配布資料の確認(相関分析の確認) 事後学習:第7回目の配布資料の確認(因子分析に関する復習) |
第8回 | 因子分析②:尺度作成と信頼性 | 事前学習:第7回目の配布資料の確認(因子分析に関する確認) 事後学習:第8回目の配布資料の確認(尺度作成と信頼性の検定に関する復習) |
第9回 | アンケート調査紙の作成①:アンケート調査の作法 アンケート調査の手順及び実施のプロセスを解説 | 事前学習:第1回目の配布資料の確認(マーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認) 事後学習:第9回目の配布資料の確認(アンケート調査の作法 アンケート調査の手順及び実施のプロセスに関する復習) |
第10回 | アンケート調査紙の作成②:アンケート調査の検討 各自でアンケート調査を検討し、グループで討議したのち、設問を検討 | 事前学習:第1,9回目の配布資料の確認(マーケティング関連科目・統計学に関する知識の確認、およびアンケート調査の作法 アンケート調査の手順及び実施のプロセスの確認) 事後学習:第10回目の配布資料の確認(各グループ作成のアンケート〔質問項目〕の再確認) |
第11回 | アンケート調査の実行と分析③:アンケート調査の実行と分析 完成したアンケートをクラス内で実施し、その観測されたデータを分析 | 事前学習:第2-10回目の配布資料の確認(統計手法および統計ツールの使い方の確認) 事後学習:獲得したデータで様々な分析を試みてみる(獲得したデータを用いて統計解析を実施) |
第12回 | 発展的な調査手法の紹介①:共分散構造分析(SPSS Amosを用い、データ間の関係性を検討する) | 事前学習:第6,8回目の配布資料の確認(重回帰分析・因子分析に関する復習) 事後学習:学情などで実際にツールに触れ、データ分析を試みてみる(SPSSを用いた分析の実施) |
第13回 | 発展的な調査手法の紹介②:テキストマイニング(KHCorderを用い、テキスト・データ間の関係性を検討する) | 事前学習:マーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認 事後学習:実際にKHCorder(フリーソフト)をダウンロードした後、ツールに触れ、データ分析を試みてみる |
第14回 | 発展的な調査手法の紹介③:質的比較研究(fsQCAを用い、質的データ間の関係性を検討する) | 事前学習:マーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認 事後学習:実際にfsQC事前学習:第1,2回目の配布資料の確認A(フリーソフト)をダウンロードした後、ツールに触れ、データ分析を試みてみる |
第15回 | 総括:マーケティングにおける調査に必要性とは | 事前学習:すべての配布資料の確認(主にマーケティング関連科目、および統計学に関する知識の確認) 事後学習:すべての配布資料の確認および実際に分析ツールをつかいデータ分析を実施する |
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Updated on 2025/4/5 6:31:47