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2024年度/1AJA021001 (公大) / (府大)

【月1】熱流体力学 <前期>

地球温暖化、環境汚染が進行する中、エネルギーの有効利用が急務となっている。本講義では、伝熱工学(熱伝導、対流熱伝達、輻射)の基礎理論について述べた後、演習問題を通じて基礎理論の理解の定着を図りながら、基礎理論の応用方法について講義する。

担当教員氏名
比江島 俊彦
科目ナンバリング
AJAASE3C006-M1 (公大) / BMASE3921-J1 (府大)
授業管轄部署
工学部
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (公大) / 3年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
伝熱現象のメカニズムを理解し、基本的な問題について伝熱量の計算を行えることが目標である。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回熱流体力学の目的:熱の移動の3つの機構について解説する。さらに、フーリエの法則を解説する。第1章
第2回熱伝導方程式:フーリエの法則を基に、熱伝導方程式を導出する。直交座標系で得られた熱伝導方程式から、円筒座標系、球座標系での方程式を導出する。第1章
第3回方程式の解法(1):偏微分方程式(熱伝導方程式)の解法を解説する。第1章
第4回方程式の解法(2):積層平板、集中熱容量法、ビオー数、熱伝達について解説する。第1章
第5回中間テスト(熱伝導)ノートの復習。例題や章末の演習問題を解く。
第6回流体の基礎方程式:流体の基礎方程式を示し、無次元化を行うことで流体現象を決定する無次元パラメータを整理する。第2章, 第3章
第7回境界層理論:境界層の考え方を紹介する。境界層における基礎方程式を導出する。速度境界層、温度境界層について解説する。第3章
第8回強制対流熱伝達(平板:層流):基礎方程式を用いて、ヌッセルト数、プラントル数について解説する。解析、実験で得られた、ヌッセルト数の評価式を紹介する。第3章, 第4章
第9回強制対流熱伝達(管内流:層流):管内流の平均温度,熱伝達率,ヌッセルト数の評価式を紹介する。第4章
第10回自然対流熱伝達:強制対流と自然対流の違いを解説する。さらに、ブシネ近似を採用した基礎方程式を用いて、グラスホフ数について解説する。第5章, 第6章
第11回乱流熱伝達:乱流境界層、運動量と熱輸送のアナロジー、乱流熱伝達の経験式について解説する。第6章, 第7章
第12回中間テスト(対流)ノートの復習。例題や章末の演習問題を解く。
第13回輻射(1):黒体、灰色体、プランクの法則、ウィーンの変位則、キルヒホッフの法則について解説する。第10章
第14回輻射(2):形態係数、黒体でない物体間の輻射伝熱について解説する。第10章
第15回輻射(3):問題演習第10章
第16回定期試験(熱伝導、対流、輻射)ノートの復習。例題や章末の演習問題を解く。
事前・事後学習の内容
各回の講義内容をしっかり復習をすること。例題や章末の演習問題をしっかりと解くこと。
成績評価方法
授業目標で記載している到達目標の達成度について評価する(定期試験 40~50%、2回の中間テスト 20%×2、レポート課題 10~20%)。合格となるためには、伝熱現象のメカニズムを理解し、基本的な問題について伝熱量の計算を行えることが必要である。本科目に合格するための最低基準は60%である。
履修上の注意
★ 質問はいつでも何でもOKです:B6棟309室(対面) or E-mail(返信には時間がかかります)
教科書
日新出版「伝熱工学の基礎」、望月貞成・村田章

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参考文献
理工学海外名著シリーズ37 「伝熱工学<上>、<下>」 (J. P. ホールマン 著、平田 賢 監訳、ブレイン図書)
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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その他
(関連科目)熱力学、流体力学、航空宇宙工学演習Ⅲ

Updated on 2025/4/5 6:15:55

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