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2024年度/1AKB043001 (公大)

【集中講義】バイオビジネス論 <前期>

学科基礎・専門科目で修得したバイオテクノロジー関連の知識・技術がどのようにバイオビジネスに活用されているかを実例をあげながら講述する。バイオテクノロジーとは、生物あるいは生物の機能を利用する技術であるが、広義には動植物の育種・改良も含まれる。このような従来のバイオテクノロジーは一般生活に直結していたものの、現在では大きく変貌しつつある。バイオ生産物に加え、バイオ関連の装置やデータベース、システム等が新たなマーケットを形成している。本講義では、バイオテクノロジーの歴史を振り返りつつ、新規事業開拓や特許戦略などを含むバイオビジネスの現状と今後の展開について考察する。 本学部の卒業生の多くが携わる研究開発には知的財産権が大きく係わってくる。本講義では、将来にわたって実社会に於いて役立つ、知的財産活動とその戦略について概説する。

担当教員氏名
秋元 健吾片岡 道彦
科目ナンバリング
AKBOAG32033-J1 (公大)
授業管轄部署
農学部
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
集中講義
配当年次
3年 (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
1単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
バイオテクノロジー産業の現状を理解するとともに、これまでに修得した知識・技術を実社会のバイオビジネスで活用するための思考法を培う。 研究成果を社会実装するために欠かせない知的財産権とその戦略について、事例を交えながら講義中心に解説し、演習・論議により知識の深堀を測る 具体的には以下の知識を修得し,説明できることを達成目標とする。 1.知的財産権の取得の目的、ビジネスにおける権利活用について理解・説明できること 2.発明の種類と食品用途発明について理解・説明できること 3.内閣府知的財産推進計画から見る、21世紀型「価値デザイン社会」を理解・説明できること
各授業回の説明
授業授業内容
第1回知的財産と知的財産権、特許制度 ・知的財産権取得の目的とは何かを実例を交えながら紹介し、制度を理解する
第2回特許権の効力 ・微生物発酵油脂の開発における海外企業との係争を通じて、知的財産権の効力について学ぶ
第3回特許要件1、出願手続きと審査 ・発明が特許として認められるには(産業上利用性、新規性、進歩性、記載要件、実施可能要件、サポート要件) ・先願主義、書面主義、早期審査請求、権利満了後対策
第4回特許要件2、外国での権利取得 ・誰が特許を受けることができるのか、職務発明 ・パリ条約ルート、PCTルート ・発明を言葉で表現する
第5回特許調査、特許分類、裁判判例検索 ・特許調査の目的と活用 ・特許情報プラットホーム J-PlatPat ・最高裁判所HP 判例検索 ・検索演習(PC持参のこと)
第6回権利行使 ・間接侵害、特許権の消尽、請求項解釈、切り餅事件 侵害訴訟 侵害論・無効論・損害論 ・セサミン基本・サブ特許の概要 ・セサミン特許による警告・裁判の事例を交えて、権利行使の実際の実務を理解する 技術契約 ・技術契約の必要性を理解する
第7回発明の種類と用途発明 ・医薬と食品の法律上の位置づけの海外との違い ・食品用途発明とその表現方を学ぶ
第8回内閣府 知的財産戦略本部 知的財産推進計画について、事例を交えて紹介し、我が国が生き残る戦略について理解する
事前・事後学習の内容
本講義は集中形式で行うので、事前にシラバスを読んで授業内容を理解しておくこと.1日に4回分の講義を行う予定であるので、各授業日毎に疑問点等を整理して、復習すること.
成績評価方法
授業目標(達成目標)の1〜3の達成度で成績評価を行う. C(合格)となるためには、1〜3のすべての項目で基本的な理解・説明ができることが必要である. 成績の評価は,授業への参加態度・小テスト(30点)とレポート課題(70点)の合計100点満点で行う.
履修上の注意
同時期に開講する「バイオインダストリー論」とセットで受講することが望ましい(必須条件ではない).
教科書
なし(スライドおよびプリントを併用する)

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参考文献
なし
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
その他
開講日程:2024年9月12日〜13日

Updated on 2025/4/5 6:52:13

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