2024年度/1AQB003010 (公大) / (市大)
【火3】住生活論 <前期>
住宅と住生活に関わる問題を、住宅の発達史から現代の課題を繋げて学ぶ。まず、近代以降の家族生活と住まいの発達史を学習し、次に、現代に残る伝統住宅の保全と活用の課題について学び、現代における日本の伝統的住様式の特徴と住生活の位置を明らかにする。さらに、住宅が階層的に構成されていることを押さえつつ、住生活のかかえる問題を様々な視点から考察し、これからの住まいのあり方についての課題を整理する。 2年生前期の講義であり、住宅や住生活に関する学習の導入部分に位置づけられる。3年生以降の住居学、居住地計画論を学ぶための専門知識の裏付けとなる。
- 担当教員氏名
- 小伊藤 亜希子
- 科目ナンバリング
- AQBHUS21003-J1 (公大) / HBPLA1101 (市大)
- 授業管轄部署
- 生活科学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 1年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 現代の住生活の有り様が、歴史的な経緯を経て形成されてきたものであり、社会の様々な環境のなかで成り立っていることを、学生自身が理解し、住宅と住生活を変化させてきた要因について解説できること。また現代の住生活がかかえる問題を知り、問題解決に向けて必要な課題を整理することができるようになることを目標とし、将来問題解決に携わる専門家になるための基礎的な知識と住居観を身につける。
- 授業内容
*第6回の今昔館見学の日程は、変更になる可能性があります。授業回 各回の授業内容 授業概要 / 事前・事後学習の内容 第1回 住まいの発達史I:明治から大正期 近代以降の住まいの変遷を、住宅階層ごとに、洋風化、家族の変化の視点から整理する / 第2回 住まいの発達史Ⅱ:昭和初期から戦後 3回分の学習内容をレポートにまとめる 第3回 住まいの発達史Ⅲ:2DKから始まった住宅モデルチェンジ 提示した参考文献を読むことが望ましい 第4回 伝統的住宅の住み方Ⅰ:京町家の空間特性と住宅改善 伝統的住宅の特徴を理解し、現代に残る伝統的住宅の保全や活用事例に触れる / 第5回 伝統的住宅の住み方Ⅱ:大阪長屋の保全活用 3回分の学習内容をレポートにまとめる 第6回 見学会 :今昔館 (予定) 提示した参考文献を読むことが望ましい 第7回 住宅政策と住宅問題Ⅰ:戦後 時代の社会背景と重ねつつ、住宅問題が起こる要因を考察し、住宅政策の課題を理解する/ 第8回 住宅政策と住宅問題Ⅱ:住宅事情 3回分の学習内容をレポートにまとめる 第9回 住宅政策と住宅問題Ⅱ:現代 提示した参考文献を読むことが望ましい 第10回 多様化する家族と住宅I:nLDK型住宅と住み方のずれ 現代の家族や生活様式の変化に対応した住宅の課題を理解する/ 第11回 多様化する家族と住宅Ⅱ:世帯の変化を考える 3回分の学習内容をレポートにまとめる 第12回 多様化する家族と住宅Ⅲ:子どもの生活空間 提示した参考文献を読むことが望ましい 第13回 課題発表I: 自宅のリフォーム計画と発表 自宅の平面図と住み方を採取し、生活と空間の矛盾を発見し、改善計画を作成する 第14回 課題発表Ⅱ: 自宅のリフォーム計画と発表 第15回 試験: 到達度の確認 総復習 - 成績評価方法
- 定期試験(70%)、課題レポート(30%)とする。 住まいと住生活の歴史的発展過程をその時代の社会・文化の変化の中で把握できていること、現代の住生活が抱える問題を都市や環境との関係で理解できていること、居住空間とそこで展開されている住生活の相互関係を理解し、問題解決のための条件を整理できることを、試験により確認する。また、住空間の抱える問題を発見し、改善の方向を具体的なプランとして示せることを、住宅リフォーム計画課題により評価する。
- 履修上の注意
- Moodleで提供する資料を使って、その日の講義内容を復習することが望ましい。また参考文献をその都度紹介するので、並行して学習すると理解が深まる。
- 教科書
- なし。毎回、講義レジュメと資料を配付する(Moodleにて)。
- 参考文献
- ・西山夘三著:すまい考今学–現代日本住宅史- 彰国社 その他、講義の内容にそった参考文献を、その都度、配付資料に記して紹介する
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
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Updated on 2025/4/5 6:26:12