2024年度/1AQC008010 (公大) / (市大)
【金2】臨床心理学概論 <前期>
本授業は対面授業と遠隔授業とのハイブリッド形式で実施します。原則的に対面授業となりますが,時折オンライン授業となる可能性があるということです。オンライン授業となる場合の連絡は,必ずMoodleを通したメールで通知されますので,各回の授業形態をよく確認して受講してください。 †公認心理師の根幹となる基礎知識を身につけるために,臨床心理学の学問的背景ならびに相対的な位置付けに関する知識を修得する。 †臨床心理学が社会に貢献できる技術を認識するために,心理的アセスメント,心理学的支援法などの基本的な概念について理解する。 †心理・社会的援助についての学習を深化させるうえで基礎となる臨床心理学の知識および心理臨床に挑む態度を身につける。
- 担当教員氏名
- 緒方 康介
- 科目ナンバリング
- AQCHUS21008-J1 (公大) / HCCPL1106 (市大)
- 授業管轄部署
- 生活科学部
- 授業形態
- 混合
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 科目分類
- 必修
- 配当年次
- 1年 (公大) / 1年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- †公認心理師の存在を多面的にとらえ,臨床的課題の解決に際して心理学が貢献できることとできないことを分類できるようになる。 †自己理解と他者理解を深めようとする姿勢を持って,心理的アセスメントの視点で自己や他者を分析し,その行動を説明できるようになる。 †心理・社会的課題を解決するために必要な知識の基礎を身につけ,さらなる専門知識や技術を習得しようとする持続可能な態度を形成できるようになる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- †予習:まず参考書を通読し,自分の興味・関心に照らして気になった専門用語に関する文献を調べ,もう一度同じ参考書を今度は精読することを勧める。 †復習:授業中に気になった専門用語,意味がわからなかった言葉,知らなかった疾患・障害名などについては,インターネットでの検索から始めて,必ず参考書や事典などで確認する。
- 成績評価方法
- 出席は単位取得に係る資格の有無を判断する前提条件としてのみ使用する。 つまり,理由の如何にかかわらず,第15回までに5回以上の欠席があった時点で「不可」となる。 †講義への積極的参加(50%):授業中,指名された際の回答や頻繁に設ける小集団での討論への参加具合を質的評価の対象とする。 †期末試験(50%):選択問題が20問であり,その総合点を量的評価の対象とする。 †質的評価と量的評価の総合評価が60%以上の場合に単位修得と判断する。 †ただし正規の試験以外ではレポート評価とすることもある。
- 履修上の注意
- †本講義は,公認心理師受験資格に必要な科目の1つというだけでなく,心理的アセスメント,心理学的支援法,健康・医療心理学,福祉心理学,教育・学校心理学,司法・犯罪心理学,産業・組織心理学の基礎知識となる。したがって,さらに専門性の高い科目を理解するうえでの前提となる知識も多く取り扱うため,積極的・意欲的な学習が強く望まれる。 †本講義では,自分自身の考えを述べること,数人の学生同士で議論し,意見をまとめて発表することなどが求められる。他者と協働して課題解決することが重視されるため,単独で参考書を読み,授業をただ聴いているだけの態度であれば受講すべきではない。
- 教科書
- 参考文献に記載されているテキストを中心に講義が展開される。とりわけ,1つ目のテキストから多くの内容が取り上げられる。そのため,必読の書といえる。ただし,必読ではあるが, 購入は絶対条件ではない ため,教科書指定はしない。
- 参考文献
- †下山晴彦・石丸径一郎(編)(2020).臨床心理学概論 (公認心理師スタンダードテキストシリーズ3) ミネルヴァ書房 †野島一彦・岡村達也(編)(2018).第3巻 臨床心理学概論(公認心理師の基礎と実践) 遠見書房 †大野博之・奇恵英・斎藤富由起・守谷賢二(編)(2019).公認心理師のための臨床心理学 基礎から実践までの臨床心理学概論 福村出版 †倉光修(編)(2020).臨床心理学概論(放送大学教材) NHK出版
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- †本科目は「公認心理師」受験資格の取得に必要な科目「臨床心理学概論」に対応している。 †本科目は,対面授業を中心としつつ,遠隔授業を併用する可能性がある。 †本科目では,出席判定,提出物,質疑応答,試験などに関して,LMS(Moodle,てぃら・みす)を利用することがある。 †この授業における提出物などは,研究目的に使用する可能性がある。 †大阪市立大学「臨床心理学概論」
| 授業 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | オリエンテーション |
| 第2回 | 臨床心理学と公認心理師:ガイダンス |
| 第3回 | 誤解だらけの臨床心理学:アセスメント,異常心理学,介入 |
| 第4回 | 正しくヒトを測るために:計量心理学 |
| 第5回 | 見て聞いてわかること:面接・観察法 |
| 第6回 | 頭の良さを数字にする:知能テスト |
| 第7回 | 性格に良し悪しはあるか?:パーソナリティテスト |
| 第8回 | 知らない自分が苦しめる:力動論 |
| 第9回 | 誤った経験が癖になる:行動論 |
| 第10回 | ありのままを受け容れない:人間論 |
| 第11回 | モノは考えよう:認知論 |
| 第12回 | 心の外にも心がある:他理論 |
| 第13回 | 結局問題は何なのか?:ケースフォーミュレーション |
| 第14回 | どう関わるかをどう決める?:技法選択と効果測定 |
| 第15回 | 臨床を科学する者≒公認心理師:実践と研究 |
| 第16回 | 期末試験 |
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Updated on 2025/4/5 6:43:41
