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2024年度/1BFA006000 (公大)

【火11】マーケティング論 <後期>

大阪・関西万博が、2025年には開催されます。 この講義では、国際規模で展開するマーケティング戦略を中心に議論し、『企業がその置かれた環境の中で、自らの位置を決めていくための舵取りに関する問題』を取り扱います。つまり「利害関係者を巻き込んで、どのような市場を創造するか」、「誰に役立ちたいのか」、「どのようにして、顧客のためになりたいのか」、「消費者に対して、どのようなメッセージを、いかに伝えるか」、「顧客と企業との間において、どのような取引と情報交換を行うか」などといった問題を取り上げます。そしてこのような問題を、より深いレベルから理解するための枠組みや概念、及び理論を提供することによって、「躍動感に満ちた顧客と企業との間のコミュニケーションを理解することの知的な面白さ」を共感したいと考えております。

担当教員氏名
小沢 貴史
科目ナンバリング
BFYOSO5E006-J1 (公大)
授業管轄部署
都市経営研究科(創造都市含む)
授業形態
講義
開講キャンパス
梅田サテライト
開講区分
週間授業
科目分類
分野専門科目
配当年次
学年指定なし (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
1単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
この講義は、グローバル・マーケティングと経営に関する個々の理論の詳細を正確に教えることに重点を置いているわけではありません。個々の理論にみえる考え方の全体像を把握した上で、現実に生じる物事を考える姿勢を身に付けることを目指します。実際にマーケティング戦略を構築する際の基本となる「概念的な」道具立てを提供したいというのが、基本的な立場にあります。 重要なのは、理論からみえる考え方を、実際の局面でうまく使いこなせるか、という点にあります。複数の考え方を使って、自分たちの置かれた状況を多面的に読み解くということは、意外と難しいです。この講義では、専門用語に目を奪われることなく、「ものの見方」の提示に努めていきます。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回グローバル・マーケティングへの招待教科書の第1章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第2回グローバル・マーケティングの発展教科書の第2章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第3回グローバルな文化環境教科書の第3章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第4回グローバル市場調査教科書の第4章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第5回グローバルな市場規模推定事前教科書の第5章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第6回グローバル市場セグメンテーション教科書の第6章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第7回グローバル・マーケティング戦略教科書の第7章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第8回グローバル市場参入戦略教科書の第8章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第9回グローバル製品戦略教科書の第9章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第10回グローバル・ブランド戦略教科書の第10章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第11回グローバル価格戦略教科書の第11章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第12回グローバル・コミュニケーション戦略教科書の第12章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第13回グローバル営業戦略教科書の第13章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第14回グローバル小売の店舗戦略教科書の第14章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
第15回グローバル企業の日本市場参入教科書の第15章を、事前に読んだ上で、講義に臨んでください。
事前・事後学習の内容
この講義では基本的に、私の用意するスライド教材を基に講義を進めていきます。 事前課題がある場合は、前もってお知らせいたします。 受講される皆さんは、マーケティング論や戦略論、国際経営論などを問わず、様々な分野の本を余力のあるうちに読んでおいてください。たとえば社会学や心理学、経済学、歴史学、哲学などです。自分の関心のある分野で結構です。無理なく読んでいただき、その本の考え方を吸収してください。
成績評価方法
(1)到達目標の達成度について評価を行う。 (2)評価は、次の3点から、総合的に評価する。 •事前・事後学習の内容(20%) •本講義に対する貢献;発言の質と量(40%) •レポート(2回程度)(40%) レポートについては、「重要な要因や問題の識別」、「論理一貫性」、「分析内容の完結性」、「客観性」、「適切な概念やモデルの適用」を、評価項目とします。 レポートは、指定する期日(講義の中でお知らせします)までに提出して下さい。期日を遅れて提出した場合は、減点の対象となります。 (3)合格(単位修得)のための最低基準は、学生が、ケース・ディスカッションでの発言や、グループワークでのグループへの貢献、およびレポートでの日本語による論述能力の面で、一定の水準に達していること。
履修上の注意
マーケティング論にまつわる他の講義を履修し、学んだ内容を本講義に活かすことを推奨する。 基本的なことではあるが、考える習慣を持つこと。マーケティング戦略は、実務的な知識だけで行えるものではなく、人と社会についての深い洞察が必要である。この洞察力は、長い経験の他に、深い学識からも生み出される。大学で得た知識を基に、それを深く洞察していけば、新たな知見の得られる可能性がある。その可能性を追究することができることこそ、学ぶ価値があると考えられる。
教科書
  • 小田部 正明、栗木 契、太田一樹(編著)「「1からのグローバル・マーケティング」」碩学舎(2017)

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参考文献
  • 小沢 貴史『市場再活性化のメカニズム』千倉書房(2021)
  • 寺本義也、大森信(編著)『新 経営戦略論(第3版)』学文社(2022)
  • 寺本義也、岩崎尚人(編著)『新 経営戦略論』学文社(2012)
  • 小田部 正明、K・ヘルセン「国際マーケティング」碩学舎(2010)
  • 松井 剛「アメリカに日本のマンガを輸出する -- ポップカルチャーのグローバル・マーケティング」有斐閣(2019)
  • フィリップ・コトラー(ほか)「コトラー 競争力を高めるマーケティング ―ー「デジタル消費者」の時代、アジアから世界へ ! 」丸善出版(2018)
  • イアン・アーロン、ユージン D. ジャッフ「グローバル戦略市場経営: グローバル展開とマーケティング・マネジメントの統合」白桃書房(2017)
  • 大石 芳裕(編著)「グローバル・マーケティング 零」白桃書房(2017)
  • 諸上 茂登「国際マーケティング講義」同文舘出版(2013)
オフィスアワー
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Updated on 2025/4/5 6:50:12

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