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2024年度/1BFA008000 (公大)

【土5】経営倫理 <前期>

現代倫理学の主要研究アプローチのうち、自由市場経済の規範的基盤をなす倫理的利己主義、ベンサムらに始まる功利主義、カントの義務論、ロールズの正義論、アリストテレスの徳倫理等の概要と、それらの営利・非営利組織(経営)への含意を講義形式で概説し、受講者が営利・非営利組織の経営とその社会的責任に関する倫理的識見を高め、経営に関して倫理的に十分配慮された善い意思決定を行うために必要な、営利・非営利組織の経営倫理に関する基礎的知識を提供する。

担当教員氏名
服部 俊子川村 尚也
科目ナンバリング
BFYOSO5E008-J1 (公大)
授業管轄部署
都市経営研究科(創造都市含む)
授業形態
講義
開講キャンパス
梅田サテライト
開講区分
週間授業
科目分類
基礎科目
配当年次
学年指定なし (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
1単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
学生が、現代倫理学の主要研究アプローチとそれらの営利・非営利組織(経営)への含意を説明できるようになるとともに、営利・非営利組織の経営とその社会的責任に関して倫理的に十分配慮された善い意思決定を行うことができるようになることを目標とする。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回(服部俊子・川村尚也):現代倫理学と企業・経営倫理研究へのオリエンテーションを行う。事後学習:事前配布教材、自らの専門知識・実務経験、参考文献やインターネット等で収集した情報を踏まえて、各講義テーマについての自らの関心と担当教員への質問をA4用紙1枚程度のレポートにまとめ、第2回講義開始時に担当教員に提出する。
第2回(川村尚也)倫理的利己主義、功利主義、カント義務論、ステークホルダー理論、アリストテレス徳倫理と組織の誠実さ(organizational integrity)の視点からの企業・経営倫理へのアプローチについて学ぶ。 事前学習:事前配布教材、自らの専門知識・実務経験、参考文献やインターネット等で収集した情報を踏まえて、各講義テーマについての自らの関心をA4用紙1枚程度のレポートに整理し、担当教員に提出する。 事後学習:事前配布教材、講義時配布教材と講義ノートを熟読し、講義中に新たに得た疑問については文献やインターネット等で情報収集を行ったうえで、講義で得た新たな知見をA4用紙1枚程度のレポートにまとめる。
第3回第2回参照事前学習:事前配布教材、自らの専門知識・実務経験、参考文献やインターネット等で収集した情報を踏まえて、各講義テーマについての自らの関心をA4用紙1枚程度のレポートに整理する。 事後学習:事前配布教材、講義時配布教材と講義ノートを熟読し、講義中に新たに得た疑問については文献やインターネット等で情報収集を行ったうえで、講義で得た新たな知見をA4用紙1枚程度のレポートにまとめる。
第4回第2回参照第3回参照
第5回(川村尚也)組織の倫理的機敏さ(astuteness)を高めるための構成員の倫理的認識力(ethical perception)および倫理的想像力(ethical imagination)の涵養手法について学ぶと共に、受講生が今後自組織でどのような倫理的リーダーシップを発揮できる/すべきかについて討議する。第3回参照
第6回第5回参照第3回参照
第7回第5回参照第3回参照
第8回
第5回参照
第3回参照
第9回(服部俊子) 現代における経営倫理に要請されていることはなにか、倫理という営為はなにをすることなのかを学習する。第3回参照
第10回(服部俊子)現代倫理学の主要研究アプローチとして、自由市場経済の規範的基盤をなす倫理的利己主義、功利主義について学ぶ。第3回参照
第11回
第10回参照
第3回参照
第12回
(服部俊子)現代倫理学の主要研究アプローチとして、義務論、徳倫理、ケアの倫理、正義論を学ぶ。
第3回参照
第13回第12回参照第3回参照
第14回(服部俊子)現代倫理学の主要研究アプローチや理論について、ケース討議を用いてインタラクティブに学習する。第3回参照
第15回第14回参照第3回参照
事前・事後学習の内容
事前学習:事前配布教材、自らの専門知識・実務経験、参考文献やインターネット等で収集した情報を踏まえて、各講義テーマについての自らの関心をA4用紙1枚程度のレポートに整理する。 なお、整理したものを事前課題として提出を求めることがある。適宜、授業内容に即した事前課題を提示する。 事後学習:事前配布教材、講義時配布教材と講義ノートを熟読し、講義中に新たに得た疑問については文献やインターネット等で情報収集を行ったうえで、講義で得た新たな知見をA4用紙1枚程度のレポートにまとめる。適宜、授業内容に即した事後課題を提示することがある。
成績評価方法
(1)到達目標の達成度について評価を行う。 (2)企業・経営倫理(第2〜8回)単元の事前・事後学習レポートの内容50%、倫理学(第9〜15回)単元の事前・事後学習レポートの内容50%の比重で、総合的に評価し、担当教員の合議により最終評点を決定する。 (3)合格(単位修得)のための最低基準は、学生が、現代倫理学の主要研究アプローチとそれらの営利・非営利組織(経営)への含意を説明できること、および、営利・非営利組織の経営とその社会的責任に関して倫理的に十分配慮された善い意思決定を行うことにおいて、一定の水準に達していること。
履修上の注意
受講に際し特別の専門知識・実務経験は必要としない。民間企業、行政機関、医療・福祉・文化・芸術・教育・まちづくり等の活動を行う民間公益非営利団体等での実務経験をもつ、多様な受講生を歓迎する。講義中には、各自の専門知識と実務経験にもとづく積極的な質問・発言を期待する。
教科書
教材は、各講義の事前および講義時に配布・指示する。(下記参考文献の一部を含む)

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参考文献
トム・L.ビーチャム、ノーマン・E.ボウイ『企業倫理学1 倫理的原理と企業の社会的責任』加藤尚武(監訳)、晃洋書房、2005年 トム・L.ビーチャム、ノーマン・E.ボウイ『企業倫理学2 リスクと職場における権利・義務』梅津光弘(監訳)、晃洋書房、2001年 トム・L.ビーチャム、ノーマン・E.ボウイ『企業倫理学3 雇用と差別/競争と情報』中村瑞穂(監訳)、晃洋書房、2003年 日本経営倫理学会(監修)、水谷雅一(編著)『経営倫理』同文舘出版、2003年 梅津光弘『ビジネスの倫理学』丸善株式会社、2002年 高巖『ビジネスエシックス』日本経済新聞出版社、2013年 リン・シャープ・ペイン『ハーバードのケースで学ぶ企業倫理 組織の誠実さを求めて』梅津光弘・柴柳英二(訳)、慶應義塾大学出版会、1999年 鈴木辰治・角野信夫(編著)『企業倫理の経営学』ミネルヴァ書房、2000年 川村尚也「科学技術組織における経営倫理の研究アプローチ―米国企業・経営倫理研究とクリティカルマネジメント研究の視点から―」『科学史研究』第55巻No.278、172-177頁、2016年 橋本努『経済倫理=あなたは、なに主義?』講談社選書メチエ、2008年
オフィスアワー
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Updated on 2025/4/5 6:50:12

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