2024年度/1GAA004301 (公大) / (市大)
【木2】東洋史の見方 /[杉本]全S <前期>
東洋史の見方に関する講義。日本のみならず、東洋世界全域に多きな影響を与えてきた中国の歴史展開を時系列で整理し、特にその前近代の文化・社会に対する理解を深めることに主眼を置く。講義では (1) 中国の神話・伝説、(2) 初期中華王朝、(3) 統一帝国の形成、(4) 胡漢融合と貴族制、(5) 皇帝専制と庶民文化、等を取り上げ、各時代の文化・社会を、政治・経済的特質とも関連づけながら理解してゆくこととする。 具体的には、本授業は中国の都市史料(『東京夢華録』『夢粱録』など)、小説(宋代の洪邁『夷堅志』、『西遊記』『水滸伝』『金瓶梅』『児女英雄伝』『三侠五義 』『儒林外史』『聊斎志異』など)、地図(「平江図」「臨安図」など)、絵画(「清明上河図」「南都繁會図」「姑蘇繁華図」「西園雅集図」など)を手掛かりに、前近代中国社会の「衣食住行」(衣・食・住・交通)生活がどのようなものだったかを学んでいく。
- 担当教員氏名
- 平田 茂樹
- 科目ナンバリング
- XXXCHU11004-J1 (公大) / GELIB0105 (市大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(学部)
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 1年 (公大) / 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 中国の古代から近世の歴史的展開と各時代の文化・社会を正しく知り、政治・経済と文化・社会がどう関連していたのかを理解した上で、最終的に中国文化が歴史的に周辺地域に及ぼした影響について整理し説明できるようになることを達成目標とする。具体的には、マクロ・ヒストリーやグローバル・ヒストリーと言った大きな見方、その一方で自分たちの生活に則した(衣食住行などの)テーマについて学習し、必要な情報を入手する仕組みについて知見を得つつ、学習したことを適切な説明をレポートや試験の考察において自分自身でできるようにする。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 授業において課される小レポート(50パーセント)および試験(50パーセント)によって評価する。それぞれの講義で説明された概念や開示された論点について理解し、それがレポートや試験において主体的な考察に生かされている点をもって合格とする。
- 履修上の注意
- 扱うのは中国史の事例ですが、都市社会や歴史一般に興味のある方の受講を歓迎します。
- 教科書
- 特になし。
- 参考文献
- 平田茂樹『科挙と官僚制』山川出版社、1997年。 伊原弘・静永健編『南宋の隠れたベストセラー『夷堅志』の世界』勉誠出版、2015年。 伊原弘・小島毅編『知識人の諸相―中国宋代を基点として』勉誠出版、2001年。 伊原弘『『清明上河図』をよむ』勉誠出版、2004年。 J・ジェルネ著、栗本一男訳『中国近世の百万都市 : モンゴル襲来前夜の杭州』 平凡社、1990年。 羅信耀 著、藤井省三・宮尾正樹・坂井洋史・佐藤豊訳『北京風俗大全』平凡社、1988年。
- オフィスアワー
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Updated on 2025/4/5 6:39:06