2024年度/1GAB001203

【水5】日本国憲法 /[中百舌鳥]全N <前期>

憲法の条文は抽象的であり、それだけでは具体的な内容が分からないことが多く、現在もなお未解明の問題が多い。このため、この授業では、これまでの裁判所の判例や学説で積み重ねられてきた議論を学びつつ、現在や将来の憲法問題について自分で考え、また他者と議論をしていくための基礎を提供していきたい。

担当教員氏名

沼口 智則、亀喜 信

科目ナンバリング

XXXCHU12001-J1 (公大) / FLCHU1236-J1 (府大)

授業管轄部署

国際基幹教育機構（学部）

開講キャンパス

中百舌鳥

開講区分

週間授業

配当年次

1年 (公大) / 1年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数

2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標

この授業は、日本国憲法が我が国の政治についてどのような手続や役割分担を定めており、また個人にどのような人権を保障しているのかという問題について、基本的な知識や考え方を身につけることを目標とする。

各授業回の説明

授業	授業内容
第1回	憲法とは？ 「法の中の法」としての憲法＝『法への入門』I　近代立憲主義の歴史
第2回	憲法とは？ 「法の中の法」としての憲法＝『法への入門』II　日本の新・旧憲法
第3回	ビデオ学習『日本国憲法を生んだ密室の９日間』I なぜＧＨＱが日本国憲法の草案を手懸けなければならなかったのか？
第4回	ビデオ学習『日本国憲法を生んだ密室の９日間』II 象徴天皇制の起源は？
第5回	ビデオ学習『日本国憲法を生んだ密室の９日間』III 第９条や基本的人権の規定は誰が書いたのか？
第6回	主権とは？（日本国憲法と大日本帝国憲法の主権の比較）
第7回	日本国憲法の三大特色（国民主権・平和主義・基本的人権の尊重）
第8回	基本的人権とは？（人権総論・人権成立の歴史）I　1945年以前
第9回	基本的人権とは？（人権総論・人権成立の歴史）II　1945年以後
第10回	女性の権利（平等権を中心に） 「憲法と民法」I　ベアテ草案と憲法14条・24条
第11回	女性の権利（平等権を中心に） 「憲法と民法」II　憲法・民法の中での女性の権利
第12回	三権分立（とりわけ司法権の独立・違憲立法審査権） 「憲法と刑法・裁判制度」
第13回	国際平和と日本I（憲法第９条には何が書かれているか？）
第14回	国際平和と日本II（自衛隊・安保条約・ＰＫＯ・日本の国際貢献）
第15回	まとめ「改憲のゆくえ」＝「日本よ、どこへ行く？」
第16回	試験（論述式）

事前・事後学習の内容

１回目から、それぞれの回の復習と講義ノートを充実させる。事後学習は、次の回のテーマの内容を調べたり配布した資料のプリントを読んでくること。

成績評価方法

授業目標の１～３の達成度を確認するため、授業内での小レポート及び期末試験を実施する。 評価は、学期末の（論述式）試験〔８０％〕と授業内での小レポート（２～３回）〔２０％〕により、総合的に評価を行います。 合格（Ｃ以上）となるためには、憲法の基礎知識が理解できていること。

履修上の注意

特になし。

教科書

沼口智則『入門憲法講義』晃洋書房2022年

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参考文献

授業時指示する。

オフィスアワー

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