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2024年度/1GAC004301

【月3】化学への招待 /[杉本]全 {全文・H(人)・N}S <前期>

(公大) / 化学の世界 /[杉本]全 {全文・H(人)・N}S (市大)

理科系の分野を専門としない学生を対象とした、化学の基礎を学ぶ講義である。昔の人々は、物質が何からできているのかに興味をもち、その成り立ちを考えた。化学は、そうした探求心によって発展した学問である。現代社会において、化学は必要不可欠な科学技術となっており、さまざまな化学物質によって私たちの生活は支えられている。自然現象や身近な化学物質を題材として、原子・分子の成り立ちから現象を化学的な視点からわかりやすく解説する。

担当教員氏名
藤井 律子天尾 豊
科目ナンバリング
XXXCNI13004-J1 (公大) / GELIB0122 (市大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
1年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
原子や分子の本質(原子はどのようにしてできているのか、原子と分子の違いは何か、水分子はなぜV字構造をしているのか)や、身の回りで起こっている現象(化石燃料とは何か、台風はどうやってできるのか、薬とは何かなど)について簡単に説明できるようになること、そして現在社会の問題となっている地球温暖化やエネルギー問題について最新の情報に基づいて論理的に考えられるようになることを目標とする。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回化学の世界事前学習:教科書の第1章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:科学を進める方法論や、科学的な数値の取り扱い方について復習する。
第2回原子と元素事前学習:教科書の第2章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:周期表を見ながら、身近な元素の性質について復習する。
第3回化学結合事前学習:教科書の第3章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:イオン結合と共有結合について復習する。
第4回エネルギーと暮らし事前学習:教科書の第4章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:化石燃料と温室効果ガスについて復習する。
第5回食品のエネルギー事前学習:教科書の第5章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:三大栄養素である糖、脂質、タンパク質の分子構造とエネルギー値について復習する。
第6回物理変化と化学変化事前学習:教科書の第6章を読み、わからない部分を認識する。 事後学習:物理変化と化学変化の違い、気体の性質について復習する。
第7回水と溶液事前学習:教科書の第7章「水と溶液」を読み、わからない部分を認識しておく。 事後学習:水に溶けた気体、固体、液体の濃度を表す方法について復習する。
第8回中間試験第1回〜7回の講義内容の理解度を確認する
第9回酸と塩基事前学習:教科書の第8章「酸と塩基」を事前に読み、酸・塩基・中和とpHの概念を理解しておく。 事後学習:分子レベルの酸・塩基やpHの求め方、身近な環境での酸塩基反応について復習する。
第10回放射能の化学事前学習:教科書の第9章「放射能の化学」を事前に読み、放射能の概念を理解しておく。 事後学習:放射線の性質や利用法、原子力エネルギーについて復習する。
第11回電子移動とエネルギー事前学習:教科書の第10章「電子移動とエネルギー」を事前に読み、酸化還元の概念について理解しておく。 事後学習:酸化還元反応を利用した様々な電池について復習する。
第12回キレイの化学事前学習:教科書の第11章「キレイの化学」を事前に読み、洗剤等の作用の仕組みを理解しておく。 事後学習:洗剤や化粧品の作用機序を化学的な見地から復習する。
第13回くすりと遺伝子事前学習:教科書の第12章「くすりと遺伝子」を事前に読み、医薬品の種類や遺伝子の概念を理解しておく。 事後学習:市販薬、処方薬等の違い、遺伝子工学の仕組みを復習する。
第14回石油化学と環境汚染事前学習:教科書の第13章「石油化学と環境汚染」を事前に読み、石油化学製品と化石資源利用による環境汚染について理解しておく。 事後学習:石油化学製品の代表である高分子材料の性質、環境汚染の化学的機構を復習する。
第15回食品の微量成分事前学習:教科書の第14章「食品の微量成分」を事前に読み、微量栄養素や食品添加物の種類について理解しておく。 事後学習:ビタミンやミネラルの働きや食品の安全性について化学的見地から復習する。
第16回期末試験第8回〜第14回の講義内容の理解度を確認する
成績評価方法
前半(担当藤井):原子や分子の本質を理解し、地球温暖化とエネルギー問題の現状を的確に説明できるようになるという到達目標への達成度について評価する。 前半(50点):中間試験(80%)及び毎回講義中に出す課題(20%)により評価する。 後半(担当天尾):エネルギー・環境・医薬・食品に関する身近な現象を化学的に説明できるようになることで講義の到達目標に対する達成度として評価する。 後半(50点):期末試験(80%)及び毎回講義中に出す課題(20%)により評価する。 前半と後半の評点を合計して最終成績とする。 講義を通して、身近な現象を原子や分子の挙動と関連づけて化学的に考えられるようになる事を合格(単位取得)のための最低基準とする。
履修上の注意
特になし。
教科書
東京化学同人 D.P. Heller, C.H. Snyder 著, 渡辺 正 訳, 「教養の化学ー暮らしのサイエンス」 ISBN: 9784807909537 必要に応じて講義中に教材を提供する。

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参考文献
化学同人, キンバリー・ウォルドロン 著, 竹内 敬人 訳, 「教養としての化学入門 第2版 未来の環境・食・エネルギーを考えるために」ISBN:9784759820782
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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Updated on 2025/4/5 6:20:15

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