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2024年度/1GAG001201 (公大) / (府大)

【集中講義】歴史を学ぶとは /[中百舌鳥]全N <後期>

この授業はオンライン(非同期型)で行ないます(2023年11月時点ではオンライン非同期で行なう予定にしているが、確定はしていない。対面型で実施することもある)。2人の教員がこの授業用に作成したオリジナルなテキストを毎回「Moodle(授業支援システム)」にアップロードします。 ただし、状況によれば対面になる場合もあります。 歴史を学ぶことの意味や、歴史のおもしろさを知ってもらうことを目的とします。歴史学の入門的な授業だと考えてください。ですが、歴史学を本格的に研究しようという人以外にも、いやむしろそういう人にこそ知ってもらいたいことを講義します。 (オムニバス方式/全15回) (246 住友 陽文/6回) 歴史とは何かを考える。歴史を考え、そして学ぶ意味とは何か。これが授業全体をとらえる大きな問いである。そのために過去と歴史との違い、人が過去を振り返り、それを歴史として捉えることの意味とメカニズム。これらを歴史のエピソードを上げながら考えていくこととする。 (1636 林 尚之/9回) 歴史とは何か、なぜ歴史を学ぶのかということを考えるために、さらに具体的な歴史叙述を提示し、それぞれの歴史のなかから重要な論点についてさらに詳しく考察する。ここでは近代日本の基本的な枠組と構造を歴史に沿って紹介しながら、考察する。具体的には憲法・天皇・司法などであり、それらのトピックを見ていくだけではなく、それらの事象の基底に流れる哲学や思想についても、考察するようにする。

担当教員氏名
住友 陽文林 尚之
科目ナンバリング
XXXCHU17001-J1 (公大) / FLCHU1231-J1 (府大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
授業形態
講義
開講キャンパス
遠隔用
開講区分
集中講義
配当年次
1年 (公大) / 1年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
歴史とは何か、なぜ人は歴史的にモノを考えようとするのかを考える授業で、「歴史を学ぶとは」いかなる意味があるのかを考え、現代社会のなかで直面する諸問題に対処するために歴史的にモノを考える習慣を身につけること、さらにそのために最低限必要な歴史的な知識の習得ができるようにする。
各授業回の説明
授業授業内容
第1回はじめに―歴史は繰り返されるか(担当:住友陽文)
第2回歴史的事実とは何か―史料と解釈(担当:住友陽文)
第3回歴史に法則はあるか―必然と正しさ(担当:住友陽文)
第4回過去の間違いを批判する?―現在の自分を疑う(担当:住友陽文)
第5回未来志向としての歴史学―歴史は教訓か(担当:住友陽文)
第6回まとめ(担当:住友陽文)
第7回はじめに―後半授業のテーマの説明(担当:林尚之)
第8回憲法からみた歴史Ⅰ―明治維新と王政復古(担当:林 尚之)
第9回憲法からみた歴史Ⅱ―「不磨の大典」としての帝国憲法の誕生(担当:林 尚之)
第10回憲法からみた歴史Ⅲ―大正デモクラシーと政党政治(担当:林 尚之)
第11回憲法からみた歴史Ⅳ―政党内閣の時代と国体論(担当:林 尚之)
第12回憲法からみた歴史Ⅴー立憲制の危機と再編1(担当:林 尚之)
第13回憲法からみた歴史Ⅵ―立憲制の危機と再編2(担当:林 尚之)
第14回憲法からみた歴史Ⅶ―敗戦と日本国憲法1(担当:林 尚之)
第15回憲法からみた歴史Ⅷ―敗戦と日本国憲法2/まとめ(担当:林 尚之)
事前・事後学習の内容
講義を聴いたうえで疑問を持つようにしてもらいたい。そして質問を考えるようにしてほしい。そのために講義内容を自分なりに反復し、必要があれば本を何冊か読んで自習すること。
成績評価方法
授業目標(達成目標)に掲げた、1)基本的な歴史的知識の習得と、2)歴史を学ぶとはどういうことかを論理的に説明できることの達成度で成績評価を行う。C(合格)以上の成績を取るためには、上記のことを達成することが求められます。具体的な評価の方法については、授業中に実施される3回の小ペーパーの提出とその内容によって総合的に評価します。ですので、毎回アップロードされる授業のテキストは必ずよく読んで、適宜出される上記小ペーパーの課題にこたえてください。3回ありますので、1回提出しなければ、すなわち点数も最大で67%にしかなりませんので、注意してください。
履修上の注意
特になし。
教科書
特になし。

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参考文献
E.H. カー『歴史とは何か』(岩波新書 1962年) *最近、上記の本の新訳が出ました。 小谷汪之『新装版 歴史の方法について』(東京大学出版会 2014年) 林 尚之『主権不在の帝国』(有志舎 2012年) 林 尚之『近代日本立憲主義と制憲思想』(晃洋書房、2018年) 有馬 学『日本の歴史第23巻 帝国の昭和』(講談社 2002年) その他は適宜授業中に紹介する。
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/4/5 6:51:06

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