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2024年度/1GAG026201 (公大) / (府大)

【火2】コミュニケーションの諸相と文化 /[中百舌鳥]全N <前期>

コミュニケーションの技術的な可能性とその20世紀にみられた多彩な実験的、あるいは日常的な応用法に着目して、いまあるメディアのあり方とは異なる可能性をひらこうとした文化的・社会的実践の系譜をみる。映像と戦争の時代をへた戦後、東西冷戦下の旅、カセットテープ、自由ラジオ、海賊テレビ、ミニコミ、サークル詩などの諸実践に着目する。最終的にはインターネット時代の暗号化と匿名性の権利をふまえて、これからの「データ」社会と身体のあり方を考察する。

担当教員氏名
櫻田 和也
科目ナンバリング
XXXCHU17026-J1 (公大) / FLCHU1222-J1 (府大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
配当年次
1年 (公大) / 1年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
戦争の世紀あるいは映像の世紀といわれた百年をメディア技術史の視点からみなおし、識字と教育の大衆化による厖大な歴史的記録の蓄積(と忘却と)を前提として人類史上いま「わたしたち」がおかれた、コミュニケーションの条件を相対化しうる見取り図(羅針盤)を描けるようになることを目指したい。 1)メディア史的な文脈から20世紀の画期を言語化できること。 2)現代的なコミュニケーションの諸相を1)の視角から分析できること。 3)否応なく機械と接続されてゆく未来の社会と文化のあり方を試行錯誤できること。
各授業回の説明
授業授業内容
第1回はじめに
第2回映像の世紀( dial H-I-S-T-O-R-Y )
第3回爆発的コミュニケーション(1968年5月)
第4回旅をするということ(東西冷戦と航路)
第5回文書館にのこされた手紙
第6回メディア論のための積木箱
第7回自由ラジオ(ボローニャ1977年3月)
第8回海賊テレビ(テレストリート)
第9回小グループのアッサンブラージュ
第10回サークル村とコミューン運動
第11回ミニコミとサブカルチャー
第12回カセットテープとポストパンク
第13回詩人たちの大阪(小野十三郎と寺島珠雄)
第14回暗号化と匿名の権利(インディメディア)
第15回ビッグデータとはなにか
授業内容
※講義計画は理解の程度や受講者の様子に応じて取捨選択、改変する可能性がある。
事前・事後学習の内容
メディア技術史年表、参考資料等を手がかりに、インターネット検索では見つからない20世紀の「史実」をたしかめる方法をふだんから考えて、図書館を利用すること。
成績評価方法
期末試験(100%)ただし諸般の事情からレポートとすることがある。 また講義期間中にコミュニケーションカード等の提出を求めることがある(加点評価する) 総合評点60点以上なければ不可となる。
履修上の注意
特になし
教科書
指定しない(必要に応じて資料を配布する)

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参考文献
村澤真保呂他『フェリックス・ガタリと現代世界』ナカニシヤ出版(2022年) HAPAX『HAPAX13 パンデミック』夜光社(2020年) 不可視委員会『われわれの友へ』夜光社(2016年) ベラルディ『プレカリアートの詩』河出書房新社(2009年) ガタリ『三つのエコロジー』平凡社(2008年) マルコス『サパティスタの夢』現代企画室(2005年) ストールマン『フリーソフトウェアと自由な社会』アスキー(2003年) フルッサー『サブジェクトからプロジェクトへ』東京大学出版会(1994年) レビー『ハッカーズ』工学社(1987年) 粉川哲夫『メディアの牢獄』晶文社(1982年) 寺島珠雄『労務者渡世 釜ヶ崎通信』風媒社(1976年) エンツェンスベルガー『メディア論のための積木箱』河出書房新社(1975年)
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/4/5 6:23:44

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