2024年度/1GGC007301 (公大)
【月1】基礎無機・物理化学 /医<医>S <前期>
物理化学では、化学平衡論と反応速度論とそれらの種々の反応への適用を学ぶ。主な内容は、酸・塩基と中和滴定、錯体と錯滴定・EDTA滴定、化学平衡とエンタルピー・エントロピー・Gibbsエネルギー、電極電位と酸化還元滴定、反応速度論の基礎である。ただし、授業の進度や受講生の理解度に応じて内容を変更する可能性がある。
- 担当教員氏名
- 吉野 治一
- 科目ナンバリング
- XXXCHE1N007-J1 (公大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(学部)
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 1年 (公大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 基礎無機・物理化学では、以下について理解することを目標とする。 (1)誤差と有効数字を考慮した基本的な計算ができる。 (2)SI単位系の基本単位と組立単位の関係を説明し、基本的な次元解析ができるようになる。 (3)熱力学の諸法則に基づき、化学物質の自発的な変化を予測できるようになる。 (4)中和反応、錯形成反応、酸化還元反応の滴定曲線を計算できるようになる。 (5)一次反応を定量的に取り扱えるようになる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 事前学習 特になし。 事後学習 各回の授業で配布するレポート問題を解いて復習する。 レポートはmoodleで指定した期限までに提出すること。
- 成績評価方法
- 到達目標の達成度について評価を行う。 レポート点の合計(120%)と期末試験の得点(100%)の積が60%以上であることを単位修得の最低基準とする。
- 履修上の注意
- 毎回レポート形式の練習問題を配布する。期末試験には主に練習問題の類似問題を出題するので、解けるようにしておくとよい。 再履修⽣のためにオンデマンド動画を公開するので、再履修⽣以外も復習に利⽤するとよい。
- 教科書
- 教科書は使用しない。講義スライドの資料を毎回配付する。
- 参考文献
- 「基礎物理化学A」(前期・月2) 教科書「基礎物理化学:能動的学修へのアプローチ」新版,勝木明夫・伊藤冬樹・手老省三,三共出版 (2024). ISBN 978-4782708262
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- 授業の進度や受講生の理解度に応じて、内容を変更する可能性がある。
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | SI単位、誤差、有効数字 |
第2回 | 酸と塩基、pH、pKa |
第3回 | 緩衝液、酸塩基滴定 |
第4回 | 滴定曲線、錯体と配位結合、配位数、配位子 |
第5回 | 錯体の安定度定数、錯滴定、EDTA滴定 |
第6回 | 熱力学第一法則、熱と仕事、内部エネルギー |
第7回 | エンタルピー、熱容量 |
第8回 | エントロピー、熱力学第二法則 |
第9回 | 統計力学的エントロピー、Gibbsエネルギー |
第10回 | 化学反応と熱力学的状態量 |
第11回 | 化学ポテンシャル、酸化還元平衡 |
第12回 | 電極電位、酸化還元滴定 |
第13回 | 反応速度、反応次数、速度式 |
第14回 | 反応速度の解析法1 |
第15回 | 反応速度の解析法2、反応速度の温度依存性 |
第16回 | 期末試験と解答解説 |
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Updated on 2025/4/5 6:22:02