2024年度/1HAD014201 (公大)
【集中講義】大学教育実践演習 <前期>
大学教員に求められる仕事は、研究だけではない。教育も大事な仕事の一つであり、大学教育の質の向上を求める社会背景のなかで、その重要性が高まっている。そこで、本授業では、大学教員としてのキャリアを選択しようと考えている大学院生に、授業を担当するために必要な授業デザイン、教育技法、評価に関する実践的な知識とスキルを身につけてもらう。具体的には、到達目標の立て方、アクティブ・ラーニングなどの教授学習技法、成績評価に関する講義及びワークの後、ミニ授業(15分程度)の経験を通して1回の授業を設計・実施する際の基礎を身につけてもらう。 授業は4月19日(土)の13:15-16:30、5月10日(土)の13:15-16:30に行います。
- 科目ナンバリング
- YYYCOA71028-J2 (公大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(大学院)
- 授業形態
- 演習
- 開講キャンパス
- 遠隔用
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 1年 (公大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 1単位 (公大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- ① 授業1回分の設計を、インストラクショナルデザインの基本プロセスに沿って行えるようになる。 ② 様々な教授学習技法の中で、授業の目的にあったいくつかの技法、評価方法を授業設計に組み込み、実際の授業で実施できるようになる。 ③ 研究科を越えた人的ネットワークを構築する。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- ※1 本講義は集中講義であり、基本的には2日間どちらも出席する必要がある。学会等どうしても参加できない場合は連絡すること。 ※2 事前・事後学習として、授業時間外に授業計画ワークシートの作成、模擬授業の準備に取り組んでもらう。
- 成績評価方法
- ・授業計画ワークシートの作成を通して、インストラクショナルデザインの基本に則って授業計画を作成できているかどうかを評価する(30%)(到達目標①に対応) ・模擬授業を通して、教授学習技法の中で、自分の目的にあったいくつかの技法、評価方法を授業設計に組み込み、実際の授業で実施できているかどうか評価する(50%)(到達目標②に対応) ・ディスカッションへの貢献度により、人的ネットワークの形成を試みているかどうかを評価する(20%)(到達目標③に対応)
- 履修上の注意
- 特になし。
- 教科書
- 毎回、レジュメを配布する。
- 参考文献
- ・佐藤浩章/大学教員のための授業方法とデザイン/玉川大学出版部/978447240418 ・中井俊樹ら/アクティブ・ラーニング(シリーズ大学の教授法)/玉川大学出版部/9784472405334 ・ダネル・スティーブンス&アントニア・レビ/大学教員のためのルーブリック評価入門/玉川大学出版部/9784472404771
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | オリエンテーション: 授業の目的と概要を説明した後に自己紹介とアイスブレイクを目的としたワークを行う。 | (注)事前・事後学習に関しては、履修上の注意の項に記載した。 |
第2回 | 授業デザインの基礎: 講義・ワークを通して、インストラクショナルデザインの考え方に基づき授業をデザインするための基礎を学ぶ。 (講義50分・ワーク40分) | |
第3回 | 到達目標、多様な教授学習技法: 講義・ワークを通して、到達目標を考えるための基礎、講義法、アクティブ・ラーニングなどの教授学習技法について学ぶ。 (講義20分・ワーク70分) | |
第4回 | 学修評価: 講義・ワークを通して、テスト、レポート、ルーブリックやポートフォリオなど到達目標を評価するための多様な評価方法を学ぶ。 (講義20分・ワーク70分) | |
第5回 | 授業計画の書き方とその作成: 第2−4回までの内容を踏まえ、授業計画シートを使って90分の授業計画を立て、模擬授業(15分)のためのスライドを作成する。 | |
第6回 | 模擬授業とピア・ディスカッション(1): 第5回で作成した模擬授業の資料を基に、15分間の模擬授業を行い、参加者とともにディスカッションする。 | |
第7回 | 模擬授業とピア・ディスカッション(2): 第5回で作成した模擬授業の資料を基に、15分間の模擬授業を行い、参加者とともにディスカッションする。 | |
第8回 | ふりかえり: 授業で学んだこと、それを今後のキャリアに活かすための方策についてふり返る。 |
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Updated on 2025/4/5 6:51:16